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歴史・人物伝~新選組同志編⑨短気な槍の使い手の原田左之助
槍の使い手として知られる原田左之助は、幾つかの武勇伝を残している人物でもあります。かなりの短気だったと伝わっており、それを示す次のエピソードが有名です。
左之助は若い頃、「腹を切る作法も知らない」と馬鹿にされたことに腹を立て、本当に切腹をしてしまいます。幸い、命に別状はなかったのですが、その時の傷が腹に一直線に残されていたといいます。
しかも、そのことを反省するのではなく、何かといえば腹を見せ、「俺の腹は金物の味を知っている」と自慢していたそうです。豪放磊落な性格だったことがうかがえます。
坂本龍馬と中岡慎太郎が京都で暗殺されたとき、新選組の犯行が疑われ、左之助が容疑者として浮かび上がりました。瀕死の中岡が「こなくそ」という方言を聞いたと証言したことがきっかけになりました。
左之助は愛媛県出身で、「こなくそ」は四国地方の方言だったのです。ただ、もし左之助が犯人なら、刀ではなく得意の槍を使っただろうと私は思いますので、新選組の犯行ではないと考えます。
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