日曜雑感 vol.62~本日のテーマは「コロナなき還暦を迎えていたら」
先週20日は、新型コロナの3回目ワクチン接種の副反応で発熱し、一日中ぐったりしていたため、日曜雑感をお休みさせていただきました。2週間ぶりにこのコラムを執筆いたします。
私は2022年1月10日に60歳の還暦を迎えました。常々思うのは「もしも、新型コロナがこの世になかったら」ということです。本日は、2年前にさかのぼって、新型コロナのない私の人生を妄想してみます(笑)
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2020年3月、九州へのひとり旅に出発。県庁所在地で宿泊経験のなかった3都市のうち、佐賀市、大分市を巡り、全都道府県3巡目達成に向け、残り3県のうちの一つ、大分県を観光できました。
同6月には、最後に残った県庁所在地の未宿泊都市の青森市に泊まり、青森県と秋田県を観光。可能であれば、東北地方に住む大学時代の後輩との久々の再会も果たしたいと考えていました。
2020年は明智光秀が主役の大河ドラマ「麒麟がくる」が放送されましたので、光秀関係の史跡がある京都府、滋賀県を巡る旅も企画。秋には3巡目達成目標の一つ、長崎県へのひとり旅を実行したでしょう。
実際には20年末で会社の仕事から「引退」をしたわけですが、新型コロナなき世では、「ひとり旅の大目標」を達成するため、還暦の定年退職まで居座るつもりでいました。したがって、あと1年働きます(苦笑)
翌21年は、新年恒例の初詣に始まり、3月に3回目となる沖縄県旅行を行い、全都道府県3巡目来訪を達成いたしました。また、大河ドラマ「青天を衝け」に関連し、都内や埼玉県も巡る企画も立てたでしょう。
そして、必ず実現させなければいけない旅があります。それは、東日本大震災から10年目の節目となる東北地方の訪問です。予定では、旅行ブランクが長かった岩手県の三陸海岸を巡ろうと考えていました。
定年退職を前にした有給休暇消化のため、仕事からの「引退」は11月中旬となります。平穏無事に引退の日を迎えられれば、言うことなしですが、果たしてどうだったでしょうか?
有給休暇中には、4~5日間のひとり旅をやってみようと思います。行先は庄内路(山形県)を中心としたエリア。ちょうど10年前、旅行直前に交通事故に遭って断念を余儀なくされた旅先だったのです。
そして2022年1月10日、還暦の誕生日に定年退職を迎えます。翌日から、次のステップへ向けて本格的な始動を開始するわけですが、しばらくはハローワークでの求職活動はしないと思います
その理由は、定年退職での離職の場合、失業給付の給付制限期間がなく、申請すればすぐに受給できるからです。御柱祭を見越しながら、じっくり腰を据えて次のステップを考えるつもりでいたでしょう。
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妄想を並べ立ててみると、ほぼ「旅行の話」ばかりになっていることが分かります。定年退職まで仕事を続ける唯一のモチベーションが「旅行」であり「飲み歩き」だったからです(笑)
新型コロナウイルスまん延によって、モチベーションを失った私には、仕事を続けていく選択肢はなくなり、20年末での「引退」という道を進むことになりました。でも、それは運命に導かれた結果なのかもしれません。