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オヤジの思ひ出話~第69話「10年前の忘年会」

忘年会シーズンもたけなわとなってきました。新型コロナウイルスの影響と会社を退職したこともあって、宴会とはすっかり縁が切れてしまったここ数年・・・なんだか寂しい気持ちになりますね(苦笑)

忘年会というと、新型コロナの前までは毎年、同級生ら5人で宴席を設けていました。直近の開催が2019年でしたので、かれこれ5年もブランクが空いてしまったわけです。

さて、今回のタイトル「10年前の忘年会」は、2014年11月22日に松本市で行った飲み会のことなのですが、いろいろな意味で思い出に残っている忘年会になったのです。

その一つは予想外のハプニング。10年前なのに、しっかりと日にちを覚えている理由は、この日の夜、神城断層地震が発生したからです。白馬村で大きな被害を出した地震でした。

折しも、2次会で飲み屋さんに居た時、いきなりグラグラと大きく揺れて、それまでの楽しい宴会ムードが一変したことを覚えています。店のテレビで白馬村を震源とする地震だったと分かりました。

それからがたいへんでした。宴席を切り上げ、松本駅まで戻ってみると、地震の影響でJRが運転を取り止めてしまったのです。深夜帯にかかっているので、運転再開のめどは全く立ちません。

途方に暮れた我ら5人。私一人であれば、速攻でホテルに予約を取り、松本に居座ることもできたのですが、個々にさまざまな事情があって、どうしても帰らなければならなかったわけです。

松本在住の一人は「なんとか歩いて帰る」と言って別れたのですが、私を含む4人は諏訪地区在住なので、とても歩ける距離ではありません。運転再開するまで時間をつぶそうか・・・でも再開するかもわからない・・・

結局、一人の家族がわざわざ迎えに来てくれることになり、やっとの思いで全員が自宅に戻れました。帰宅予定時間から大幅に遅れ、未明の帰還だったので翌日かなり疲れただろうな(笑)

それから、もう一つ。実はこの時、父親が病院に入院中で容体も思わしくないという状況だったのです。忘年会への参加もためらいがあったのですが、気分転換にもなるだろうと思い、参加することにしました。

宴席ではもちろん、父親の話は一切せずに、いつものように他愛もないバカ話に終始。地震のハプニングは余計でしたが、総じて楽しいひと時を過ごすことができました。

あれから10年。そして同級生たちと最後に忘年会をしてから5年。今年はムリかもしれませんが、来年2025年こそは、みんなと再会し、飲めたらいいなあと思っています。


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マイケルオズ@日々挑戦する還暦兄さん(フリーランスライター)
noteでは連載コラム、エッセイをほぼ毎日書いています。フリーランスのライターとして活動中ですが、お仕事が・・・ご支援よろしくお願いいたします!