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オヤジの思ひ出話~第2話「間一髪セーフ」
オヤジの思ひ出話、第2話は「間一髪セーフ」というタイトルで、若かりし頃の「あわや大失態」となりかねなかった出来事について思い出してみました(苦笑)
私が20代の頃、毎年東京への出張がありました。都立高校の入試問題を新聞(私の勤めている地域紙)に掲載するため、問題と回答例を都庁内の教育委員会で受領するためです。もちろん日帰り出張でした。
ある年の出来事です。予定の特急列車へ乗るまでに時間の余裕があったので、「せっかく東京まで来たのだから、クラシック音楽のCDを買っていこう」と思い、秋葉原駅前の電気店に足を運びました。
クラシック音楽は、当時の地元の店では取扱数が少なかったため、クラシック専門のコーナーがあったのは魅力的でした。ついつい時の経つのを忘れ、目移りしながらCDを眺めてしまったのです。
ハッと気が付いたら、乗車予定時刻が直前に迫っていました。万が一乗り遅れたら、上司に怒られるというだけでは済まされません。慌ててレジで会計を済ませ、店から全力疾走で駅に向かい、階段も駆け上がりました。
ホームに出た瞬間、特急列車はドアを開けたところで、急いで飛び乗って事なきを得ました。走って汗びっしょりになったのですが、少したってからは冷や汗が出てきて、鼓動はドキドキしっ放しでした。
長年の勤務の中で、あんなに「汗をかいた」ことはありません(苦笑)
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