“言霊”
---古代日本で、言葉に宿っていると信じられていた不思議な力。発した言葉どおりの結果を現す力があるとされた。(goo国語辞書より)
今日は、モチベーション作家である永松茂久さんの著書「言葉は現実化する」(きずな出版.2017)を読んだ。
本の内容を簡単にまとめると...
・言葉は思考を凌駕し、人間に影響を与える。
・言葉にはプラス言葉とマイナス言葉があり、プラス言葉を使うようにしよう。
・気持ちは伴ってなくてもその言葉を使うことで、感情はあとからついてくる。
などなど。たくさんいいことが書いてあった。
コーチングにも応用できるし学びも多かったので、noteに書こうと思う。
僕もコーチとして、また一人の人間として、言葉の大切さを意識しながら過ごしている。
例えば、僕はよく「今日の練習はどうだった?」と夕食で家族に聞かれる。その時は必ず、
「今日も最高の練習だったよ!」と言う。
自分が子供たちに考える練習はいつも最高であることを自分に言い聞かせるためでもあるし、子供たちが一生懸命練習に取り組んでいたと信じるためだ。
コーチとして大切にしていることの一つが、その日にできる最高の練習を毎回積み重ねること。最短で最高の結果を出すために、唯一にして最も大切なことだと考えている。
中学生のうちでスポーツに全力で取り組める期間は本当に短い。だけど、この中学生の期間はその後の人生に影響を与える可能性はすごく大きい。
練習中も子供たちには、なるべくプラス言葉をかけるようにしている。
「すごいいい球打てるようになったね!」
「前よりも走れるようになったね!」
「そうそう、それで合ってるよ!」
まあ時には(しょっちゅうかもしれないが)、厳しい言葉をかけることもある(笑)。怒ると叱るは違う、みたいな話が書いてある本も読んだことあるけど、まあその話も長くなりそうなのでまたいつか。
人にものを教えるということは、言葉を介してコミュニケーションをとるということに他ならない。
思考は頭の中にあるだけじゃ人に伝わることはない。思考が伝わるのは、言葉を介したときだけ。
頭の中でどれだけ教え子のことを思ってたとしても、それを言葉にしなければ絶対に伝わらない。
人のモチベーションを上げるのも下げるのも、その人が使う言葉次第。
コーチがプラス言葉を多く使うことは、教え子のモチベーションを上げることに必要不可欠な気がしている。
マイナス言葉を使って生徒を叱ることは控えるようにしているが、もし緊張感を持たせるときに使う場合、必ずプラス言葉をそのあとに付け加えることが大事かと。
これは言うほど簡単なことではないと思うが、習慣にしていきたい。プラス言葉を多く使ってコーチングをすることは大切。自分がポジティブにいるためにも大切なこと。
“言霊”を信じるか信じないかは人それぞれ。でも使う言葉次第で様々な大きな影響があるのは間違いない。良いことにも悪いことにも。
明日はいい天気になるといいなぁ。