006 改良会社が調査する意味とは
改良工事会社が地盤調査をするメリットって何だと思いますか?
地盤セカンドドットコムのおしょうです
今日は、改良会社が調査する意味とは、について
地盤に関する怖い話です
2000年に施行された品確法によって
地盤調査が事実上、義務づけられました
それまでは、極端な話
大工さんが「ここ、前も家建ってたから大丈夫じゃね?」ってそのまま建ててました
しかし、品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)で
基礎に起因して住宅が傾いた場合、
住宅会社は修補の責任を負わなければならないよ、ってなったんです
言い換えれば
地盤に起因する問題は施主側の責任でもあるって考え方が払拭されたんです
だから、地盤調査をして必要ならば地盤改良する、という流れが普通になりました
しかも、設計責任というものがあります
簡単にいえば、トラブルがあった時、
誰の責任かというと、会社ではなく設計士の責任だという考えです
だから僕は設計士にはなりたくありませんでしたw
あなたが設計士だとします
他のポストで伝えている通り、地盤をよく分かっていない設計士です
そんなあなたに、地盤調査会社が
「ここ、軟弱だから改良必要だよ」
って言ってきたらどうですか?
改良しないと沈下するよ
改良しないと保証しないよ
って意味ですね
こわいから、改良しますよね?
だって、責任とりたくないから
もし、地盤に詳しい設計士なら
「何言ってんの、改良しなくて大丈夫じゃん」って言える
でも、現実は……詳しくない
では、地盤調査って誰がするか知っていますか?
大手ハウスメーカーでは、自社で調査する会社もありますが、多くは外注です
外注先は2つです
一つは、地盤調査会社です
有名なのは、ジャパンホームシールドさん、ハウス・ワランティさん、地盤ネットさん
もう一つが、改良工事会社です
有名なのは、サムシングさん、アートフォースジャパンさん、JFDエンジニアリングさん
どっちが安いか、
条件にもよるので一概には言えませんが、改良工事会社です
なぜ?
改良工事会社さんの本業はなんですか?
そう、改良工事ですね
たとえば、100万円の改良工事が受注できるなら、地盤調査料金なんて1万円でも2万円でも良いですよね?
改良工事の場合、受注確約してくれるなら、無料でもいいです
安い料金で地盤調査する
↓
グレーゾーンも改良判定出す
↓
改良工事受注する
ナイスなフローですね
このフローが、過剰な改良工事が生まれるメカニズムです
あなたのマイホーム、地盤調査してるのは誰ですか?
地盤調査でもやもやしてる方は
おしょうにセカンドオピニオンしてみたらどうでしょうか?
料金などお気軽にDMでお問い合わせください
調査報告書の読み方も教えますよ
次回の説法は、『改良工事が必要な5つのパターン』です
お楽しみに!