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貧富格差による共同体破壊の危機と言語の限界

世界の貧富格差は広がっているフランスの経済学者ルカ・シャンセル氏やトマ・ピケティ氏の運営する世界不平等研究所が発表した「世界不平等レポート2022」によると、1割の富裕層が8割の富を所有していることが明らかになりました。 世界の50%は貧困層で、全体の富を占める割合は2%。中間層40%が全体の富を占める割合は22.4%。そして富裕層10%が全体の富を占める割合は75.5%という数字が報告されました。 また、世界富裕層10%の所得は成人一人当たり年間約1,233万円に対し、世界

    • AI活用による尊厳破壊の危機と言語の限界

      シンギュラリティのカウントダウンAIを語る上で必要な通過点がシンギュラリティ(技術的特異点)です。 シンギュラリティとは、人工知能であるAIの能力が人間を超えてしまうという概念になります。 人工知能研究の世界的権威であるレイ・カーツワイル博士らが示しました。 2045年にシンギュラリティに到達するという説が最も有力とされています。 その時まで、そんなに遠い時間ではありません。 人間を超えるAIの何が問題なのか国内外の研究所から、労働者の仕事の5割以上がAIに奪われるだろうと

      • SDGsの進展がみえない持続可能性の危機と言語の限界

        あらためてSDGsとはSDGsは「Sustainable Development Goals」の略称です。日本語では「持続可能な開発目標」と表されます。 2015年9月の国連サミットで採択されたました。 2016年から2030年までの15年で達成すべき17のゴールと169のターゲットが分類され、多くの企業や国がこの対策にあたっています。 SDGs達成できないと未来はどうなるシンプルに言えば、地球は人が住めない星になってしまいます。 人が安心・安全に生活するには、経済成長、社

        • 宗教の限界と言語の限界

          日本では宗教法人も信者数も減っている安倍さんの衝撃的な事件をきっかけに、宗教と政治家の関係がにニュースでもちきりになっている。 論点はいろいろとある中で、気になって調べたら、宗教法人も信者数も日本では減少傾向にあることが分かった。(文部科学省 宗教統計調査) 人類の判断基準の歴史人類史の中で、多くの判断基準が生まれ、それ特有の時代をつくった。 宗教もその一つだ。 日本でも神話を祭る習慣が残っているように、人類史で生まれた判断基準は今も生活に根付いているものが多い。 これか

          環境破壊と言語の限界

          自然災害は増えている感覚的には日本でも世界的にも、自然災害が増えているように感じる。 本当はどうなんだろうかとちょっと調べてみた。 実際は増えているらしい。 「非常に激しい雨」の発生回数の年変化 画像 https://www.soumu.go.jp/main_content/000526164.pdf でもこれは一時的なもので、今後は落ち着くこともあるんじゃないかと、、、 と思ってしまうが、どうやら違うようだ。 将来の1時間降水量50mm 以上の非常に強い雨の年間発生回

          環境破壊と言語の限界