元ホストだけど、意外とサクッとエンジニアになれた話
技術の話では無い
皆さんがこの記事を開いた動機は一体何でしょうか?
◆ホスト業ってどんな感じの仕事なの?
◆ホストってアホなイメージがあるんだけど、ホストがエンジニアになれるなら俺も簡単にいけそうじゃない?
◆そんなアホが、どういうアプローチでエンジニアになったの?
そんなところでしょうか?
安心してください、それらには全て答えます。
これからIT業界に飛び込もうとしている方々の参考になったらいいなぁと思っていますし、プログラミング学習の入り口とかも多少タメになるかと考えています。
あとは水商売の話・大学進学・携帯販売についても出てくるので、簡単な読み物として有りかもしれません。
そして今ツイッターで話題の SES・Sier・自社開発についての違い・詳細なども記述していますので、ご興味があればご覧ください。
もし、あなたがエンジニア関係以外に興味がないのであれば「SESへ転職」という単語をページ内検索すれば目当ての部分に飛べます。
いえ、簡単に書いてしまおうと思ったのですが、気づけば五時間経っていて、文字数が9500文字なんです。
飛んでしまっても構いませんから!
それでは、どうぞお菓子でも食べながらごゆるりとご覧ください。
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主のスペック
◆ 当時23歳でSESに入社
◆ 現在25歳、自社サービス開発を行なっているベンチャー企業に勤務。
開発環境は Git・GKE・Django・react + redux
◆ 前前職がホスト、前職は携帯電話の代理店勤務(要は xxxショップのスタッフ)
◆ 高卒
本編
------------ 高校 -------------
高校在学時はアルバイトとして新宿歌舞伎町のホストクラブで働いていた
(もちろん年齢的にはNG、「アンダー」と呼ばれ、お酒飲むの禁止されていた)
高校の進路相談の時には、担任の教師に
担任「大学行かないなら正社員になれ、今なら造園業界が手薄でオススメだ」
僕「花粉症だから嫌です」
というやり取りをしたことを鮮明に覚えている
けれどこの記事を読んでいるのがもしも高校生なら、大学は出て欲しい。
「大学は卒業しなさい!」こう言ってくる大人は多いと思う。
しかし頭ごなしに言ってくる大人ばかりで、明確な理由を聞くと曖昧な返事や言葉を濁してくることばかり。
だが僕はエンジニア、このモヤモヤに一つの論理的な答えを伝えることができる。
これから先、日本の経済の成長は見込めない。
そうなると 海外移住/勤務 という選択肢も必要になる。
海外では、日本と違い「専門家 = 大卒」という文化がある、要は大卒じゃないと就労ビザがおりづらいのだ。
絶対に進学した方がいい。
嘘だと思うなら、ググってみてくれても構わない、「就労ビザ 条件」みたいにね。
------------- 高校卒業後 〜 ホスト引退 --------------
そのままホストクラブで働くのは変わらなかった
変わったことといえば、就業形態がバイト → レギュラーになったことくらい
レギュラーになると「寮」に入る選択肢が選べる。
寮といえば聞こえはいいが、月に3万支払い6〜8人が寿司詰め状態で環境は最悪だった、最初の方は台所で寝ていた
そしてバイトの頃は 出勤 => 終電までというシフトだったが、フルタイムに変わった。
何かと謎の出費が多かったのは悩みだった
◆風邪を引いて当日欠勤すると罰金が5000円だった、たけえ
◆店のラベルのついた安っぽいライターを支給されるのだけど、これを無くすと罰金が3000円、たけえ
◆店舗に出勤するとヘアメイクさんがいて、1000円でヘアメしてくれる、いや自分でやりたいのだけど...
閉店してもまだ帰れない、そこから酔っ払った店長と支配人と代表から、プレイヤー皆んなでお説教を食らう、長い
1日の流れとしては
起床 => キャッチ => 前準備 => 開店 => 閉店 => 説教・夜食・風呂
土曜日はプレイヤーのスカウトやシャンパンコールの練習
もう拘束時間でいえば16時間くらいは軽くいく、正直しんどかった。
ちなみにこのキツさは、このグループ独自のものらしく、あとで他の系列のプレイヤーに話を聞くと
「えっ?あのグループにいたの?軍隊式でしょ?俺なら絶対に嫌だね」
と言われた。
昔と違い、大きなお金が動かない今、厳しい店舗は少ない様だ。
一番印象に残っている出来事は、店の端っこにあらかじめ置いてあるシャンパンタワー用のグラスセッテングが、とある先輩プレイヤーが掃除の時に触った際、音を立てて崩れ落ちた事。
あの瞬間を見ることは今後一生無いだろうと思う。
ちなみに良く晩御飯に通ってたラーメン屋は「竹虎」。
味も美味しいし、個室なので女の子とも行きやすい、おすすめ。
この仕事をしたことで、痛客・オラ客・パワハラへの尋常じゃない耐性がついた。
性格は多少歪んだ気がするが、貴重な経験になったことは言うまでもない。
-------------- 昼職(携帯販売代理店)へ転職 --------------
歌舞伎町のバーで出会った女の子と付き合った事をきっかけに、ホストを辞めて昼職に戻ると決意した。
付き合った女の子に「子供」がいたからだ。
彼氏の暴力が原因で「母子シェルター」なる所に居たらしい。
結婚はしていなかったのでバツはついていない。
ここで元夜職が手軽にそこそこ稼げる仕事を探した。
そこで行き着いたのが、携帯販売代理店の店頭スタッフだった。
興味無い方々にはあまり知られていないが、大手3大キャリアは「ほとんど直営店が無い」
D社なんて全国に2000店舗以上あるのに、だ
そこで使われるのが「代理店」
キャリアから「うちの携帯販売や付属品の販売、サービスの訴求を代わりにやってくれないか?」と依頼された会社だ。
この会社に、派遣社員として送り込まれる形式でショップスタッフは誕生する。つまり
派遣会社 => 代理店 => ショップ
という流れになる。
あれ?この業態、皆さんならピーンときてはいないだろうか?
そう、他ならぬ「客先常駐」である
僕の客先常駐はこの時から始まっていたのかもしれない。
もちろんスタッフ全員が派遣では無く、店長・副店長・チーフなど役職についている人間は代理店の正社員であることが多い。
代理店とはいうが、上場企業だ。
-------------- 携帯販売代理店退職 => SESへ転職 --------------
ある日、携帯を販売していてふと思った。
「あれ?俺、何やってるんだろう、もう子持ちの彼女は居ないし、この仕事つまらないし・・・そうだ、なんか作ろう」
その当日、副店長を呼び話をした。
僕「あのー、お話があるんですが」
副店長「なになに」
僕「今月いっぱいで辞めます」
副店長「え?どうして?詳しく聞かせて」
僕「勉強してプログラマーになります」
副店長「え?今働きながら勉強すればいいじゃん」
僕「この仕事だと、残業多くて勉強する時間が無いので」
副店長「あのね〜(失笑)空いている時間をうまく使って、勉強できる様な強い意志が無いと、プログラマーにはなれないよ?」
僕「え?ちょっと何言ってるかわかりません。」
副店長「だから...」
僕「勉強する時間、多いのと少ないのとどっちがいいと思いますか?」
副店長「............」
こうして、引き止めるのが不器用な副店長に別れを告げ、1ヶ月ニートをした。ここで若干勉強をすることになる。
しかし、何をすれば良いのかわからない、以前ゲーム開発エンジンの「Unity」を触って、C# をイジイジして簡単な横スクロールアクションを作ってみた事はあったが、Unityが素晴らしすぎて、あまりプログラミングを理解していなくても動いてしまっていた。
そのため、この段階でプログラミングについて理解していたのは「変数の宣言 〜 for 文 あたりまで」くらいだった。
「やばい、なんか違う、コレジャナイ感がものすごい......」
「そうだ、うぇぶあぷりけーしょんとやらを作ってみよう」
そう思い、10年ほど連絡をほとんどしていなかった父がエンジニアだという事を思い出し、相談することに。
LINEすら知らないので、Facebook のメッセンジャーを使用。
僕「もしもし久しぶり、突然だけど、うぇぶサービス作りたいんだけど、なにすればいいの??」
父「エクリプス」
僕「ん?何それ?言語?」
父「Java、仕事が多いから」
僕「(;´д`)」
なんか難しい答えが返ってきた、と感じた。
現役で20年エンジニアをしている父は、まさかの初心者狩りをしてきたのだ
身内にこんな敵がいたとは思わなかった。
心までコンピュータに染まってしまったのだろうか。
だが、Java が良いという話を聞けたため、早速ネットでJavaでwebアプリを作る為の文献をあさってみることに。
しかし
「やばい、ちょっと何言っているのかわからない」
この瞬間、僕は金色のガッシュベルを思い出しました
魔本を手にして主人公が発した
主人公「なんて書いてあるんだ、読めない」
あの頃は、「いやいや文字が書いてあるんだから読めろよ(笑」
と思っていました、ごめんなさい清麿君
そして「ふざけるな!」で「ザケル」に反応してしまい、意図せず暴発する呪文。
こんなのまさに「なんかよくわからないけどコピペしたら動いたわ」っていう僕達みたいなプログラミング勉強中そのものじゃ無いか!!
そしてたたみかけてくる検索結果
サルでもわかるプログラミング
ネコでもわかる〜
ゾンビでもわかる〜
30分で 〜できる
・・・サル以下でごめんなさい。
なんだ僕は社畜から家畜になっただけだったのか。
とりあえずエクリプスでコーディングする環境はなんとか整えることができた。
Javaの文法については大体試してみたりした。
しかし、webアプリを作ろうとすると本気で訳がわからない
もうしょうがない
諦めよう
諦めて・・・この状態で就活しよう!
夜職でつちかったスライムの様なメンタルは、なぜかプログラミングが完全では無いまま就活をはじめた。
エ●転職で(え、なんかこの伏字嫌だ、他意は無い)
「未経験歓迎・IT」 で検索
意外にもヒットする検索結果
「なんだ、意外とあるじゃん!」
片っ端からとりあえず4社面接の約束をして貰った。
〜〜〜〜〜〜 面接当日 〜〜〜〜〜〜〜〜
A社
面接官「ん〜働いてもらいたいのは山々なんですけど、インフラの工事とかなんだよねー」
僕「(*´д`*)」
B社
面接官「工事が・・・」
僕「(´Д`;)」
C社
僕「プログラミングを仕事でやるんですよね?」
面接官「そうっすね、でも未経験ね〜、ウチは今経験者からも希望きてるんだよねー」
僕「(いや、歓迎しろよ)」
やっぱり、未経験を採用する会社って全然無いのかなーと思い、面倒臭くなってきたところで
D社
初めて面接官が三人登場、一人一人に名刺を渡された
面接官「for 文とかはわかる?」
僕「使った事あります」
面接官「弊社では、中途の未経験者を募集しているんです、90%以上が未経験ですよ」
僕「おお〜〜」
面接官「これからよろしくお願いします」
4社目で漸く良いお返事をいただく事が出来た。
という訳で、晴れて未経験からプログラマになったのだ!
研修期間は6ヶ月間
本社で座学と現場での研修というカリキュラム。
研修中の給料は額面15万、手取りで12万だった。
安い、だがお金を貰いながら勉強もできるなんて、最高じゃ無いか。
以外にも、僕は少しの満足感を覚えていた。
けれど、ぶっちゃけ半年間とても貧乏だった。
しかも我慢できず、macbook pro 15インチを分割で購入してしまい、さらに貧乏になった。
そして畳み掛けるようにある日社長から電話
社長「君、市民税払っていなかったでしょ?」
僕「あーなんかそんな紙がきていたような気がしなくも無いです」
社長「このままだと差し押さえになっちゃうかもよ?」
僕「え?」
こうして、月々17,000円の支払いを命じられ、晴れて赤ちゃんボンビーはキングボンビーに進化した。
僕はアホで、後先考えずコンビニでゴハンを買ったりしていたので給料日一週間前からは朝と昼を抜くかオニギリ一個の生活をした。
そして遊びに行くお金もなく
家では一切外に出ず、友達からの誘いも断り、家でプログラミングをするか映画を見ていた。
ここで皆必ず言う事がある。
「金なんかなくても遊べんだろw」
え?電車賃とかの交通費すら無いんだけど(´ε`;)
人間は外に出るとお金がかかるのだ。
キングボンビーをなめないで欲しい、なすりつけられたいのだろうか
しかし、引きこもるのは悪い事ばかりでは無い。
この引きこもり期間に、僕はとある成長をしていた
未経験からエンジニアになる為には?で当時検索していた記事の中に
VPS という単語が出ていたのだけど
http://senkyo-poster.net/
「ふむふむ、未経験でVPSにデプロイができるレベルになるのはすごい事なのか...」
という具合に悶々としていたことを思い出し、とりあえず1ヶ月間はスーパー簡単なwebアプリをVPSにデプロイすることを目標にした。
会社から帰ってきてはPCに直行
土日は気づけば12時間 Linux と格闘
会社でも通勤の往復と昼飯の時間はネットワークの知識をインプットする為に電子書籍を読み腐っていた。
気づけば1ヶ月後、僕の手元には「乗り換え案内サイトをスクレイピングし、田園都市線に遅延が発生したことを自分のLINEに通知する」初めての自作アプリが出来上がっていた。
このおかげで、ネットワークの知識・サーバーの知識・APIの知識などが補完され、今後とても役に立ってくれることになる。
このアプリは今でも動いている。
たまに遅延があり、通知がくると、僕は当時のことを思い出す。
初心を忘れないのはいい事だ。
-------------- SES => 自社開発 その1 --------------
まず最初にお伝えしておくこととしては SESってなんぞ?
という部分からです
まず、この業界をこんな具合に分けるとします
◆SES
◆Sier
◆自社開発(小)
◆自社開発(大)
◆フリーランス
SES・・・メインの顧客はSier。Sierから「今うちはホゲホゲ大企業という会社から、作って欲しいサービスがあると言われていてね。。。お金払うから、うちに来て仕事を手伝って欲しいのだよ」と、言われエンジニアを派遣する業種。
Sier・・・ホゲホゲ大企業がサービスを自社で作ることができなかったり、自社のエンジニアリング部署で行う余裕が無い場合などにSierに依頼が来る、自社ビルでホゲホゲ大企業のサービスを開発するため、客先に出向することは無い。
自社開発(小)・・・自社でサービスを考え、開発してリリースや運用も行う。サービスのリリースはまだ行っていない・リリースは行っているが知名度は無い場合と、知名度MAXで売上上場な場合では環境が全然違う為、このジャンルを設けた。
自社開発のスタートアップ企業では、社員数がそもそも少ない為、要件定義から設計・実装・テスト・リリースまで、全ての工程を経験できる可能性が高い。
また、既存のシステムとの互換性ガーみたいなお話が無いので、モダンな環境での開発が可能。
リスクとしては、リードエンジニアが確かな実力を持っていない場合、どうなるかは火を見るより明らか。
自社開発(大)・・・正社員として入社する場合のハードルは鬼のように高い、東大・慶大等の卒業生が居る事はザラ。
しかし、その分 モダンな開発環境で仕事できる事や、務めていたというだけでも自身の価値が上がる、勿論給与も高い。
フリーランス・・・個人事業主として、自社開発(大)やSierなどと直接契約して働く、メリットデメリットの話は詳しく書いてくださっている方々がいらっしゃるのでそちらを参照。
この話を先に伝えたのは、僕のエンジニアとしての入り口は「SES」だからです。
ご覧の通り、ちょっとわかりづらいですよね?
では続きをどうぞ
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ある程度知識や技術力が蓄積されてきた頃
ふと思ったことがある
この会社の人たち、もしかして技術にあまり興味がない??
そう、皆でいるときに、技術の話を全然しないのだ。
エンジニアになって5〜10年クラスの方々でさえ。
僕は、みんながみんな、好きでこの仕事をしているものだとばかり思っていた。
90名ほど在籍していたSESだが、技術に興味津々なのは3〜4名。
ここに居ていいのか?
そう感じ始めた。
10年クラスのエンジニアに
「docker について聞いてもいいですか?」
と聞くと
「ん?なにそれ?」
と返ってくる。
うちの会社の人間が、そういう性質なのか?と疑いましたが
常駐先で、別の会社から出向しにきているSES社員(エンジニア16年目)にも同じ質問をすると
「ん?なんですかソレ?」
全く同じ反応だった
そういうエンジニアに限ってみんな口を揃えてこう言います
「だって今まで使ってなかったし、いらないでしょ?(笑)」
僕は、ずっと居てはならない場所だと心から思ってしまった。
ちなみに、常駐先の社員のリードエンジニアに同じ質問をすると
「あ〜 コンテナ技術の歴史を学ぶといいかもね、元々はLinuxにコンテナが..............」
めっちゃ返ってきた
テンション上がった。
そして、SESにありがちな僕が好ましく思わない風習もあった
◆帰社日・・・月1〜2回、全社員が強制召喚され、社内行事の周知や社員の誕生日を祝ったり、懇親会を行う。
ぶっちゃけこの時間あるなら家で開発したい。
◆社員旅行/イベント・・・土日に強制召喚され、近場に旅行しに行く。遠足みたい。
ぶっちゃけこの時間あるなら(略
◆提出物・・・週報・目標管理・勤怠管理・スキルシートの更新・交通費の申請・イベントのアンケート ただただ多い、本当に多い、多いのは未だ良いとしても、全てエクセル そしてありがちなZIP圧縮からのパスワード設定からの添付ファイルとパスワードは別々にメールで送りなさいというアレ。もーエンジニアなのだからwebフォームとか用意してほしい...あぁ
◆ランダムな現場・・・これはもうその性質上仕方のないこと、運もある、まだまだ単価を稼げないような新人は文句を言ってはいけない。
しかし、運要素が強すぎる感は否めない。
色々記述しましたが、上記のケースは僕の会社の場合だ。
SESが!!と言っている訳では無い。
最近は単価を公開してたり、社内イベントは任意だったり、提出物ももっと少なかったり、帰社日がそもそもなかったり、技術好きが集まる仕組みになっていたり。
といった、SESも勿論ある。
誤解を招かないようにここだけはきちんと伝えておきたい。
そして、こういうSESの実態に嘆く人達に伝えたい。
「文句あるなら転職すれば良い」
別に会社はあなたを縛っていない。
やめさせてくれない => いいえ、やめれる。
退職2週間前に退職届けをメールで送ってしまえば良いだけ。
CC/BCCは自分のメールアドレス宛にすること、エビデンスとして残すために。
忙しくて転職活動できない・有給取らせてくれない => 無理やり休めばいい。
え?今の現場の周りの反応が気になるって?
辞めるのに何を気にしているんだろう。
自分が一番大事、「他の人」と書いて「他人」です。
嫌嫌な状態で続けても、心がダメになります
自律神経失調症
統合失調症
パニック障害
境界性人格障害
夜職でもこんなプレイヤーやお客さん、腐る程居た。
見てられたもんじゃ無い、自分を大事にして欲しい。
-------------- SES => 自社開発 その2 --------------
転職を決意していた僕は、来たるべき日のために、目に見えるアプリの開発に着手した。
何を作ろうかはすでに決まっていて、オープンなLINE を作ろうと考えた。
要するに、LINEの様にリアルタイムなやりとりができる掲示板だ。
これをチョイスした大きな理由は、「技術力がわかりやすい」タメ。
開発環境は以下
サーバ:Centos 7
言語:python, JS
フレームワーク:Django
DB:MySQL
その他:Node.js
リアルタイム掲示板を公開するという部分だけで、なかなか多くのことがわかる。
例えば
◆DBの簡単な設計・構築を理解している
◆程度は不明だが、SQLについて理解がある
◆ネットワークの知識が最低限ある
◆Linux への理解がある程度ある
◆勿論、最低限のプログラミングが可能である
◆APIへの理解が多少ある
◆技術に興味がある
以上の様なことが挙げられる。
完成までには1ヶ月半程度かかった。
そんなに?と思うかもしれないが、意外と色々な場所でつまづくもの。
SESの経験1年程度なんて、そんなものだと思っている。
こうして一応動くところまで持っていき、バージョン 0.1.0 を製作したところで、SNSを活用して転職しようと考えた。
はじめに行ったのはツイッターでの情報収集。
つらつらと眺めていると、SEが集まるライングループがあるとのこと
早速招待していただき、割とすぐに
「Python ・GCP・ react などのモダンな環境で働きたい人います?」の文字を発見し、早速アプローチ
この時の募集をかけてくれた、今となっては恩人とも言うべき方。
他でもない、Twitter をしているエンジニア界隈で有名な
「元ニートのSE」さんだ。
@neet_se
ツイッターのメッセージで代表の方と繋いで頂き、製作したWebアプリは前もってURLをお伝えし、実際にお会いして頂くことに。
これが、僕にとって 社会人になって初めての「最良な判断」だった。
〜〜〜〜 面談当日 〜〜〜〜
渋谷で待ち合わせ、イタリアンレストランでお話をした。
先に到着していた代表は名刺をくれた
すごくよく目立つ、綺麗な名刺だった
美味しいゴハンを食べながら、話をした
自分が今の環境に満足できていないこと
このままの状態で、果たして成長できるのかということ
だけど技術は大好きなこと
代表は否定せずに、聞いてくれた
けれど僕が変なことを言うと遠回しに指摘してくれた
代表が話すときは、僕が知らない技術用語を使わない様に、様子を伺いながら
プライドを傷つけたり、上からの言い方にならない様に気をつけながら
きちんと話をしてくれた
僕が不器用に作ってきたWebアプリを褒めてくれた
「頑張ってる、というアピールをする人は沢山いるけど、こうして動く形にするところまで作ってる人は、全然いない。一人でWebアプリを作れることは凄いことだよ」
そんな内容の事を言ってくれた
スパークリングワインで酔っ払ってたからあんま覚えてないところあるけど
プログラマになって初めて褒められた気がする。
ありがとうございます。
こうして、僕は会社がスタートアップでまだまだ小さい事も
人数も少ない事も
全て承知で入社した
給料も現状より上がるし、何より成長できそうだったから。
代表も技術が好きというのが伝わってきたから。
この話の主旨は実は
元ホストだけど、意外とサクッとエンジニアになった話
じゃないんだ
元ホストだけど、意外とサクッとエンジニアになり、若干の努力をして自社サービス開発を行うベンチャー企業に入社した。話なんだ。
そして2ヶ月弱が経過した
弊社は珍しく、代表が2名いる
一人はフロントエンドのスペシャリスト
一人はバックエンドのスペシャリスト(フロントもいける)
この二人に見守られながら、妙なプレッシャーをかけられる事もなく
開発を楽しんでいる
要件定義を一緒にして、API設計を一緒にやり
間違った部分はきちんと修正してくれて
わからないところは納得するまで教えてくれる
開発環境は GIT + Django + React + GKE
確固たる実力を持っている二人がいれば、これからもドンドン成長できる
今回の転職は
大成功でした。
〜〜 Twitter 〜〜
元ホストのエンジニア
https://twitter.com/from_host
弊社代表
・村上 進也 https://twitter.com/m_lab_jp
元GUMI のリードエンジニア。
筆者と同じく過去にSESに勤めていた経歴有り。
エンジニア歴18年
現在は弊社でリードエンジニア 兼 受託開発を行う。
九州男児。
・村上 沙織 https://twitter.com/murabon306
フロントエンジニア。
一児の母 兼 経営者 兼 エンジニア。
新卒入社でSIer → サイバーエージェント → mediba → 起業に至る
追記
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