不思議な感覚(子供の頃)
私は、私として産まれる前、
私は、私として産まれることを決めて来たんだろう。
そう思うし、そう感じるし、そうだろうと思う。
子供の頃、鏡に映る自分をみて
『これが私?』
なんだか別人をみているような、
私ってこんな顔してるんだ〜。って思ってみたり、
私の目を見てみると、誰かに見られているような気になっていたり、
とにかく、私は私と言う存在に少しばかりハテナ?を感じていた。
例えば子供の頃にリカちゃん人形で遊んでいる時の感覚で、
私はご飯を食べている時、
私をリカちゃん人形のように上から操られているんじゃないか?
目の前にいるおじいちゃんや、隣に座っているおばあちゃんでさえも、
一人一人に操っている巨大な人がいて、
私たちはただそこに配置されているのではないか?
そんな疑問を時々思うことがあった。
私はリカちゃん人形のように操られている。
私を操る大きな人が居る。
そんな感覚。
誰かにこのことを話したことはなかった。
言ってもおかしなことを言うと思われるのがわかっていたから。
そして、理解してもらえないだろうと、心のどこかで私が理解していたから。
不思議な気持ち、不思議な感覚。
それは子供の頃の感覚。