「引き寄せの法則」や「潜在意識書換」の言葉が空虚に響く原因が突然腑に落ちた件
長いタイトルですみません 笑。「引き寄せの法則」「潜在意識の書換」「宇宙の法則」などなど、いわゆるスピ系と呼ばれながらも、充実した人生を送るためにはもはや欠かせないと思われている心の習慣。
一時期頑張って取り組んで、でも、今はさっぱりなんて方もいらっしゃるんではないでしょうか。何を隠そう私もです。。苦笑。
効果があったのかなかったのかもよくわからないまま今に至るわけですが、わかったこともありました。そもそも頑張って取り組んだという時点で、自分にダメ出しをしているのだ、ということにはうっすら気が付きました(おいおい!笑)。
とは言っても、やはり願いが叶う、とか言われると、つい吸い寄せられる私 ^^;) つい先日も、あるコーチングの著名な方の「引き寄せの法則」の実践動画があがってきたので、なんとなく見ておりました。
確かに完璧な実践、理にかなっている、誰もが認める効果のある方法。よく夢を実現するために行う習慣で「紙に書く」ということが言われますが、そういった基本的な実践をとても丁寧に説明してくれていた動画でした。
疑う余地のないほど、成功者はみんな勧めている方法だし、すぐできることだし、その通りだなぁ、と思うものの、なにかすっきりしないんだな。。。なんでだろ。。?? なにがネック? なんかムズムズするんだよなぁ。
そんな風な煮え切らない気持ちを抱えたままウダウダしていたある日。
布団の中に転がってうつらうつらしていた時、突然腑に落ちたのです
人生にとって最も重要かつ大事な事とは?
紙に書こうが、声に出そうが、新月に願いが書こうが、ありがとうございますと唱えようが、ただ一点、これがなければ、恐らくなにやっても無駄じゃないか!?といっても良いほど大事なこと。
たぶん、これがなければ、人生の平安なんぞは一生訪れないんではなかろうかとさえ思う大事なもの。
色々ご意見あると思いますが、私が考えるそれは
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ずばり「自己肯定感」
親より大事な「自己肯定感」
別の言葉で言うなら恐らく「自分を信じる心」
なぜ親より大事かというとですね、育つ過程で親から自己肯定感を奪われてしまうことがとても多いから。
自分を信じる心は、いわば生きる原動力、エンジンみたいなもの、であります。
親との関係性はものすごく個人的なことだから、自分にしかわからない。色々あったけどやっぱりここまで育ててくれたわけだし、大学も出してくれたし、、、と子供の立場からすると親を大切にしなくてはいけないことはいわずもがな。
しかしですね。もし、親との関係性の中で親の声に耳を傾け、親も大変なんだからと親の愚痴や不満を受け止める役割を引き受けた場合、また、明らかに毒親だったりなんかすると、ことはそう簡単ではありません。いや、毒親であると自分が認識していないことだってあるかもしれないから、ややこしいことが往々にしてあります。
そりゃそうです。だって、家庭という密室空間の中で様々な葛藤が繰り広げられている場合、力関係は親のほうが絶対的に上で、子供はその時はおかしいとさえ思わない環境に身を置いているので、自分とは明らかに違う環境で育った人と接するようになって初めて、「あれ?これってうちだけ?」なんて気が付いたりするわけですからね。
その時は自分の生きる力が奪われているなんて思わないわけだけど、例えば無意識に親の顔色をうかがうことが普通になっていたり、根拠はなくともなんとなく親の意見を優先していたりすると、いつもなぜか息苦しかったり、世間体を気にしてしまったり、親の意見を自分の意見だと思いこんで本当の自分がわからなくなっていたり、なんてことがあるものです。
そして、それに費やしている年月が長い分、その異常さに気が付いたとしても、心はそうすぐに元通りにすることはできないのですね。
場合よっては「共依存」なんていうこともあるわけで。これはこれで更にやっかいで、もうズブズブな関係。
とはいえ、変だと気づいたら親と決別してさっさと自分の人生を歩み始める人も確かにいるわけで、子供自身も持って生まれた性格というものはあるにはあります。なかなかあっぱれだなと思いますが、多くの場合は心の苦戦が続く場合が多いように思います。
つまり、親との関係の中で自分のエンジンがよからぬ方向に改造、いや改悪されている場合は、自己肯定感などあったもんではありません。
自分を肯定できないわけだから、人の価値基準が自分の価値基準と認識するようになります。それも無意識で。誰の基準かといえば、父親だったり母親だったり、そうでなければ祖父母だったり兄弟だったり、家系みたいなこともあるかもしれません。
長く身を置いていた環境にいる人の価値基準が染みついているんですね。
自分が考える価値基準が知らない間に影響力の大きかった人の価値基準にすり替わっているので、本当の自分が出てこれない状態。
まあ、これでは疲れますわね、色々と。
こんな状態の時、具体的にどんな現象が出てくるかというと、人と比較して落ち込んだり、私なんていなくてもいいんだと、自己嫌悪に陥ってみたり。また、親の期待に応えようと頑張って、でもうまくいかなくて私はなんてダメなんだと卑屈になったり卑下したり。更には自分で自分を認められていないから、自分以外の人に認められたい願望が渦巻いている状態。
何しろ根底には常に私以外の人間が優先されていて、自分が置き去りにされているから、感情も右往左往していて心が不安定。スピ的な言い方でいうと、心と体と頭が不一致状態。グランディングができていない状態。どこか苦しくて生きづらさを感じている状態。
はぁ~、これではとても毎日がどんよりだし、しんどいね。
わかるなぁ、まさに私がそうだったから。
だからね、しつこいようですが、親より大事なんです。社会の常識よりも親の常識よりも、何よりも、自分を受け入れ、認め、肯定することが。
特に日本は、謙虚と称して、自分を卑下し謙ることが美徳とされる文化ですから、これを躾と称して親はお前はダメだとばかり間違った形で自己肯定感を奪っていくことが往々にしてあります。勿論甘やかしと肯定は別者ですから、間違った自己肯定感はダメですよ。
でも、正しく自己肯定感が育てば、おそらく心理的な大抵の問題は解決すると思っています。引き寄せの法則や潜在意識の書換と声高に言わなくても、無意識にでも自然とそれらの行動がとれてしまう。
そのために必要なのが「自己肯定感」。
「引き寄せの法則」も「宇宙の法則」も「潜在意識の書換」も、自分を受け入れて自分を大切に思う気持ちを持っているからこそ、効果を発揮するわけです。
究極を言うと、自己肯定感が高ければ「引き寄せの法則」も「潜在意識の書換」もわざわざやらなくてもいいのではとさえ思います。
自然に無意識に、良い効果の現れる行動をとっているし、自分を信じているので他人と比較することなく自分に集中できるので、のびのび本当の自分でいられて、自分のプラス面を存分に発揮できているわけですから、特別な努力などしなくても、なるべくした人生となっていく。
もし、引き寄せの法則や潜在意識書換に取り組んでいるのに、何も変わらない、と感じている方は、まずは「自分の自己肯定感がしっかり育っているか?」をチェックすることをお勧めします。
整ったと思っていても、情報量が多い現代、ついいつの間にか他人の意識に感化され、不安を煽られて自分を否定してしまうことがいくらでも起こる世の中です。自分のメンテナンスをする意味でも、自己肯定感=自分のエンジンのメンテナンスを、定期的に是非してあげてくださいね。
次回から、自己肯定感の取り戻し方について、今までの自分の考察をもとにお伝えしたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!!