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1976年生まれ。夫と息子の3人で東京で暮らしています。家族大好き。

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myfortの自己紹介

はじめまして、myfort(マイフォート)と申します。数ある記事の中から目を留めていただきありがとうございます。 1976年生まれ。夫と息子の3人家族で、東京に住んでいます。仕事は夫とともに事業をやっていて、デスクワークと現場対応が半々ぐらい。 性格は、とあるMBTI診断テストでは「多彩で頑固な自由人」ですって。 家族が大好きで、ずっと一緒にいられるタイプ。1人の時間なんて要らないし、出かけてもすぐお家に帰りたくなっちゃう。家最高。 2023年6月に乳がんと診断され、

    • 向き合いたくないこと(わたしだけの乳がん物語 #31)

      術後1年検査術後の1年検査はマンモグラフィ、エコー、血液検査。術後はじめてのマンモグラフィでは、検査技師さんに「今回は…左胸のみになりますね」と言われて、そうか、そうだよな、もう挟むのは左胸だけなのだと改めて実感。少しさみしい。 エコーは毎度緊張する。先生の手が少しでも止まったり同じところを繰り返すだけで動悸がしてくる。いびつなかたちの影が無いか斜め上のモニターを凝視する。なんとか今回のエコーも乗り切り、腫瘍マーカーも問題無し。 ただ、骨密度だけ平均値よりかなり低く、先生

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      • 乳がんを忘れて過ごせるのか?(わたしだけの乳がん物語 #30)

        期間限定の安心感術後は3カ月ごとの定期検査に。その2回目で対側に怪しい影が見つかった。細胞診クラス3→マンモトーム生検という、がんが発覚した時と同じ経緯をたどったから今回も悪性だと諦めていた。けど、良性だった。 しんどい激動の1カ月を経て、また通常のルーティンに戻り、先日定期検査のエコーを受けてきた。全摘した右胸のエコーは首、鎖骨、腋の下などを。左側は先日受けたマンモトーム生検で吸引したことにより、腫瘤が小さくなっているらしい。「はい、どちらも問題ないですね」という先生の

        • マンモトーム生検の結果(わたしだけの乳がん物語 #29)

          結果が出るまでの2週間両側乳がんや再建について、いろんな症例を見てはイメトレに勤しんだ。先人のみなさんのおかげで、SNSからかなりの体験談を得ることができる。そしてその体験はどれひとつとして同じではなく、いろんな方がいろんな選択をしていた。 前回も思ったことだけど、本当に乳がんて過酷。喪失と安心がトレードオフの関係で、「どんな選択をしても嫌」これに尽きる。傷も作りたくないし、胸も残して再発の心配が無いように治療してほしいのが本音。 温存できるとなったらどうしよう。その場合

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        • 向き合いたくないこと(わたしだけの乳がん物語 #31)

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        • 乳がんを忘れて過ごせるのか?(わたしだけの乳がん物語 #30)

        • マンモトーム生検の結果(わたしだけの乳がん物語 #29)

          マンモトーム生検(わたしだけの乳がん物語 #28)

          検査当日診察室に横になって待っているとモニターに自分の乳腺エコーの記録が表示されていた。少し縦長の影。繊維線種のように潰れたかたちではない。境界ははっきりしていると思えたけど、素人には分からない。寝そべりながら目に焼き付けておこうと思った。 もう2回目だから施術自体への不安や怖さはなかった。先生とモニターを見ながらいくつか質問する余裕もあった。「かたちが潰れていないですね」「そう、このかたちが気になって検査したんですよね。でも、こう見ると丸くも見えますね」 「この画像だけ

          マンモトーム生検(わたしだけの乳がん物語 #28)

          右胸全摘から5カ月。左胸に新たながん疑い(わたしだけの乳がん物語 #27)

          術後半年で新たながん?去年右胸を全摘して、「これで終わった」なんて思ってもいなかったけど、恐れていたことは予想より断然早くやってきた。 先日の定期検査で、健側だった左胸に3カ月前のエコーでは見られなかった影があると。大きさ5mmほどのそれは、かたちが気になるからと細胞診をすすめられた。 細胞診…前回の細胞診ではクラス3b、その後のマンモトーム生検でがんが確定したこともあり、あの結果待ちの間は本当に本当に最悪だった。「がんなのにクラス3程度しか出せないのは、採取した検体に

          右胸全摘から5カ月。左胸に新たながん疑い(わたしだけの乳がん物語 #27)

          がんになって思うこと(わたしだけの乳がん物語 #26)

          乳がんであることを隠したい先日やっと家族で初詣でに行ってきた。今年もお願いすることは同じ。「わたしと、家族の健康をお守りください。病気やケガをしませんように」。 ここ数年はこれだけを願ってきた。わたしと家族の健康があれば他には何も要らないと本気で思っていた。当然去年もこれをお祈りし続けたけどがんになった。無病息災、福守りも買ったけどがんになった。「お守り買っても意味ないよ!がんになったよ!」と言ったら夫は笑っていた。やっぱり身を守るものは祈願でもお守りでもなく、定期検診か

          がんになって思うこと(わたしだけの乳がん物語 #26)

          かかりつけクリニックで経過観察スタート(わたしだけの乳がん物語 #25)

          半年ぶりのブレストクリニック今年5月の定期検査で発見された異常。半年前のエコーより黒い影が少し大きくなっていると見つけてくれた右胸乳がん。手術を終えて、ちょうど半年ぶりに地元のかかりつけブレストクリニックに行ってきた。 受付で医療連携手帳を渡した。いつもと変わらず、穏やかな先生は「おかえりなさい」と迎えてくれた。クリニックではステージ0の非浸潤性乳管がんと診断されていたけど、術後病理検査で微小浸潤が判明してステージ1に。 先生曰く、「浸潤があったということですね。でも0.

          かかりつけクリニックで経過観察スタート(わたしだけの乳がん物語 #25)

          赤い水着(わたしだけの乳がん物語 #24)

          経過観察へ先日、術後2回目の外来に行った。大病院ならではで、前回担当医が変わるというお話は聞いていたから、初めての先生だった。 「お変わりないですか?」「ないです」で終了。微小浸潤でもホルモン療法は必須なのか聞いてみたけど、「う~ん、まぁ再発を予防するという観点だと飲んでいた方が」とのお話だった。病院の方針なんだもん、そりゃそう言うか。 次からは連携病院でもある、かかりつけのブレストクリニックで経過観察や薬の処方など、アフターケアをしてもらうことになった。7月の初診から

          赤い水着(わたしだけの乳がん物語 #24)

          がんと、家族の関わり方(わたしだけの乳がん物語 #23)

          定期健診のエコーで、前回より少し大きくなっている影があると指摘されてからはじまったこの乳がん物語、細胞診でグレー判定、つづくマンモトーム生検でがんと告知されたのが6月。 急に我が家にがん患者がやってきた。自分がなった身だから想像でしかないけど、大切な家族ががんに罹ってしまったらどうするか。どんな思いになるのか。月並みな言い方だけど、本人同様に家族も本当に辛いと思う。 ただ、わたしにとって夫が夫であり、AくんがAくんでいてくれて本当にラッキーだった。がんになった自分にぴっ

          がんと、家族の関わり方(わたしだけの乳がん物語 #23)

          ストレスと疲れが一気にきた(わたしだけの乳がん物語 #22)

          日常生活もうすぐ術後1カ月、タモキシフェンを飲み始めて2週間ほどになるけれど、胸の切除部分はやっぱりチクチクズキズキ痛いし、いまだに抉れているし、腕も完ぺきには上がらない。傷口を保護しているテープの貼り替えも痛みはあるもののまだ麻痺している感じがして違和感しかない。腋の下の痛みは取れてきた。 日常生活といえば、術後はじめて子供と一緒にシャワーを浴びた。傷を隠し続けることでこのまま一緒に入ることもなくなるのはなんとしても避けたいと、ビキニタイプの水着を着て入った。わたしの執

          ストレスと疲れが一気にきた(わたしだけの乳がん物語 #22)

          病理検査の結果、ステージ0→ステージ1に(わたしだけの乳がん物語 #21)

          2023/9/19(火) 病理検査結果術後はじめての外来へ。早めに着いて保険会社用の診断書を申請後、受付へ。緊張して待っていると診察室に呼ばれた。 先生はまず最初に、「結果としてはとてもよかったと思います」と言ってくれた。でも、腫瘍径10×9㎜のうち、0.9×0.4㎜の微小浸潤が見つかったと。 また、素人ながら知識を入れていた中でさらに衝撃だったのが、HER2が陽性だったこと。でも、浸潤径が小さいからこれは気にしなくていいと。先生曰く、昔はHER2が陽性だと大変だとなっ

          病理検査の結果、ステージ0→ステージ1に(わたしだけの乳がん物語 #21)

          全摘して1週間(わたしだけの乳がん物語 #20)

          痛みと日常生活手術してから1週間。退院してからの方が痛みが酷くなった。1日3回カロナールとケロイド予防のお薬を飲んでいるけど、それも次の外来までの処方で心許ない…傷がズキズキと常に痛いというよりは、不意にギュイィィィィンと3秒ぐらいの痛みがくる。チクチクとズキズキがあわさったような感じ。息が詰まって声も出ず、とりあえず痛みに耐えた後に「痛えっ!!!!」となる。 脇の付け根も相変わらず小さなボールで強く圧迫されているような違和感。徐々に胸の感覚が戻ることにより、痛みも顕在化

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          全摘して1週間(わたしだけの乳がん物語 #20)

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          無事に退院。持ち物・差額ベッド代について(わたしだけの乳がん物語 #19)

          2023/9/12(火) 退院入院7日目をもって退院。朝は恒例のLINE電話。Aくんが学校から帰ってきたら家にいるからねと伝えた。退院日はこれといって何もすることが無く、ひたすら荷物の整理と部屋の整頓、なんなら床の髪の毛も拾って掃除していた。 初めて前開きブラをしてみたけど、傷には触れず痛くなかった。小ぶりな胸だから片側無くてもあまり目立たないと思う。 11時前に部屋を出て、すれ違うスタッフの方々にお礼を。ロビーでお会計をしたら、限度額控除が適用されて入院時にクレジット

          無事に退院。持ち物・差額ベッド代について(わたしだけの乳がん物語 #19)

          ドレーンが抜けた。切除痕の経過(わたしだけの乳がん物語 #18)

          2023/9/11(月) 入院6日目:ドレーンが抜ける、明日退院恒例の朝LINEで家族と話していても、ドレーンが入っている部分の痛みとかゆみが酷く、そろそろ限界に…という感じだったけど、朝の回診で抜管と明日退院の許可がおりました。ヤッタネ! 先生の引っ張りますよーの合図とともに、右胸の周りを囲むように長いチューブが入っていたのを、ズルズルと抜いていく感触だけある。抜けた穴にテープとガーゼを貼って処置終わり。きつく締めていたブレストバンドも外し、痛みもかゆみも無くなってさっ

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          ドレーンが抜けた。切除痕の経過(わたしだけの乳がん物語 #18)

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          事件が起きて泣いた(わたしだけの乳がん物語 #17)

          2023/9/9(土) 入院4日目:傷の痛みは無い、腕は上がる朝は4:00に目が覚めてそのまま起きた。Aくんは土曜授業でこの日は授業参観。いつもは夫婦で行くのだけど、今回は夫に音楽の授業を見てもらうことにした。おはようのLINEとともに電話して、寝起きのAくんとお話をする。 週末の回診はまた別の先生がいらっしゃった。問題なし。先生も看護師さんも痛みの具合を聞いてくださるのだけど、もちろん痛み止めは飲んでるけどぜんぜん痛くない。ただ、腋の付け根というか、腋の下が何かを挟んで

          事件が起きて泣いた(わたしだけの乳がん物語 #17)