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「iri Plugless Tour Live at昭和女子大学 人見記念講堂」iri(2024)
去年発表された「Season」の歌詞がチバユウスケみのあるものだったので、気になっていた。ダウナーな声色と感傷の中にある小さな希望がとても合っている。過度なセンチメンタルではないのがラッパーには珍しい自意識の低さを感じるが、ギター1本のシンガーソングライター出身という事で納得。肩の力が抜けた風通しの良い彼女の書く詩は心地良い。琴線に触れるワンフレーズが意図的に置かれているわけでは無いのに、知的な日常の切り取りに引き込まれる。
大学時代にジャズバーでキャリアをスタートしたという。だからなのか、偶然なのかピアノに乗せて歌う彼女の歌声にはソウルやスウィングを感じる。特にライブ盤の今作10曲目「DRAMA」が秀逸。ピアノに乗せるライムがこんなに美しいと知らなかった。ひどい人生にもDRAMAがあった事を思い出させてくれる。
一昨日誕生日だったようで、おめでとうございます^_^