好きなアーティストの話 " Rickie-G "
ここ数年で、好きになったアーティストと言えば Rickie-Gさんだ。
チラッと聞いたことあって軽く楽曲も知っていたのですが、
2年前にGreenroomに行って生歌を聞いてから、
すごくすごく好きになった。
アウトドア系、サーフ系と音楽と思っていたらば、ルーツはレゲェ。
言われてみたらそのテイストも少し分かるかな。
でもゴリゴリのレゲェよりも聞きやすくポップなメロディラインなので
私もハマったのではと思う。
彼の音楽は野外、自然の中で聞くのがまさに醍醐味。
年を取るにつれて自分のルーツをたどっているように
自然やアウトドアに原点回帰している自分がいるので。
その中で出会えた彼の曲はガンガンと伝わるものがある。
私は好きなアーティストさんに出会う時はメロディラインが好きかどうか…
から入って、その次に歌詞。
あ、もちろん歌が上手い下手とか気にするレベルじゃないアーティストさんなので、そこはもう前提でうまい人しか好きになりません。
Greenroomとコールマンアウトドアイベント、
単独公演のライブハウスで生ライブを堪能しました。
特に野外では、青空、夕暮れ時の空の下。
Rickie-Gさんが奏でる音楽、そして言葉は心に響いて、
いや響きすぎて胸いっぱいになった。
会場の作り方もこだわっていて、Rickie-Gさんの世界観が溢れている。
バックバンドやコーラスの方々も魅力的だ。
この年齢になると本物に触れることが多くなるというか。
ないものねだりな時期もすぎた気がするし。
ただただシンプルに何かを愛して、
何かを真っすぐ伝える音楽や人に惹かれる。
彼はまた一期一会なライブをしてくれる人。
その場で歌詞を変えたり、ライブならではのアレンジが最高だ。
それは見に来た人にとってとても特別なこと。
当たり前にそのアレンジが最高にうまいし、CDよりも良い。
これは才能ある人しかできないよなぁとアーティスト性の高さも思い知る。
このようにして「たまらん」要素が積み重なるアーティストに出会えるのは
私は最高に幸せだと思うし心躍る。
色々と経験して、そしてまたさらに生きていく人生。
いくつになっても忘れたくないこと。
忘れそうになることも思い出させてくれる。
シンプルで熱い歌詞。
それもまたRickie-Gさんの魅力だろうなと思う。
なかなか新譜が出ないのだけど…
私が好きな楽曲はやっぱり 「 am08:59 」
メロディラインも歌詞も最高に好きだ。
歌詞は特に2番が好き。
" つくられた限界はこの世でたくさんあるし
あきらめる為の理由も十分にある
そう 小さなころに描いた夢のスケッチはきっと
明日の自分のためにある
あなたといることに奇跡を感じるこの頃
時計の針は午前9時を指す前だ
そう 曲がるべき角で僕ら出会った
長い旅路を共にするため "
ーam 08:59
https://www.youtube.com/watch?v=ugmvKMcn0KU
私は「赤毛のアン」シリーズが好きで、アンの言葉にも
「曲がり角」というフレーズがある 。
”曲がり角をまがった先になにがあるのかは、わからないの。
でも、きっといちばんよいものにちがいないと思うの。
それにはまた、それのすてきによいところがあると思うわ。”
人生にはたくさんの選択があって曲がり角がある。
それは選んでみなきゃ分からない。
曲がってみないと分からない。
でもそれはきっと今よりもワクワクするものだと信じてる。
この言葉がとても好きだ。
そんな風に好きな言葉を重ね合わせてりして、
さらに良さが増している。
そしてシンプルにいつも語りかてくれるこの楽曲も。
" LALALA Life goes on
旅路は long&wrong&wind
立ち止まってみてみる
何を手に入れたじゃなくて
どれだけ笑っていたんだろう
そしてどれだけ泣いたんだろう
語りきれない日々を
うたで記そうか "
ーLife is wonderful
https://www.youtube.com/watch?v=jqkRNA1fBbU
大事なのはその通ってきた道とか過程。
昔の自分なら何かを手に入れることに必死だった気もするけど、
今は何かを手に入れることに執着したくないなと思う。
そこには欲しか残らないから。
そんなこともじんわりと想わせてくれる音楽でもある。
これからもきっと、何かに迷いそうな時にそっと聴く音楽だ。
そしてその度に想うだろう。
Follow your heart でいこう。
笑いながら。
時々、泣いても、できるだけ笑って生きよう。
きっと Life is wonderful だから。