ベトナム ホーチミンの魅力に迫る 歴史と現代が織りなす都市風景
はじめまして!
今年からmyコンサルティングにジョインしました北谷と申します。
私の経歴を簡単にご紹介しますと、陸上自衛隊→不動産業界(営業)→IT企業2社(財務)を経験してきました。もともと投資などに興味があった事から、不動産や金融の分野に強い関心があり、安泰公務員の自衛隊を辞め民間の世界へ飛び込みました。
今回、2024年12月末ベトナムの経済と文化の中心地であるホーチミン市を訪問しました。ベトナム ホーチミン市の魅力を紹介したいと思います。
【15回目の訪問】
ホーチミン市訪問は、2024年12月29日(日)から2025年1月4日(土)まででした。初めてベトナムを訪れたのは2023年3月で、今回ベトナム訪問は15回目となります。
約1年半の間になぜ15回も訪問したかというと、はじめて訪問した際にベトナムの成長性や若者(起業家など)の勢いに触れ一目ぼれ惚れしたからです(笑)。その為、何か現地で新規事業を起こせないか探るためベトナム各地を巡っていました。
今回は、中心地であるホーチミン市について取り上げていきます。
ベトナムは2023年8月からビザなしの滞在期間が15日から45日まで延長されるなど、長期滞在がしやすい環境となりました。
その為、日本人含め中国、韓国、インドからの訪問者が多い印象でした。ベトナム政府もインバウンド需要を高めるべく、海外観光客の増加を狙う施策を講じています。
ベトナム文化の国際的な発信も強化され、伝統と現代が融合した独自の文化が広がり始めています。
毎度訪問して思いますが、街角を散策するだけでも驚きや発見に満ちています。ベトナムは朝6時頃から通勤が始まり同時にお店がオープンします。
早朝に地元の人々が集まる屋台へ足を運び、出来たてのフォーの香りや目の前で焼かれるバインミーの香ばしさに食欲が刺激され、朝から幸せな気分になれる新鮮な体験ができます。
【ホーチミン市とは?】
首都は北部のハノイですが、ホーチミン市はベトナム最大の都市であり経済の中心地です。最近では、IT産業やスタートアップの拠点としても注目され、外国企業の進出も増加していて、非常に活気に満ちた環境となっています。ちなみに、ベトナム国内のGDPの半分をホーチミン市が占めているそうです。
歴史的な建築物とモダンな高層ビルが共存する風景は、伝統と未来が見事に調和した都市の姿を感じさせ独特な雰囲気です。
不動産視点で見ると、国内初の地下鉄が2024年に開通し今後の地下鉄整備計画もあり、ホーチミン市の中心部や中心部にアクセスしやすいエリアでは大規模な不動産開発が進んでおり、ベトナムが更に発展し住みやすい環境が整いつつあると感じました。
【観光と文化】
ホーチミン市には多くの観光スポットが点在しており、十分に楽しめます。主要な観光地としては、統一会堂、戦争証跡博物館、ベンタイン市場、サイゴンオペラハウス、カジノなどがあり、歴史的な建築物の見学からショッピングまで一通り楽しむことができます。
戦争証跡博物館(日本でいう靖国神社内にある遊就館)では、ベトナム戦争時の風景や体験を通じて、その悲惨な過去を学びました。
一方ベンタイン市場では、観光客と地元の人々が入り交じり活気ある日常を感じることができました。ここでは格安の衣類、食品や果物などが揃っており、買い物好きにとっては十分楽しめる場所です。
私は果物が好きなので、甘いマンゴーやマンゴスチン(甘いライチの様な果物)を買ってよく食べています。
ちなみにベトナムはバイク移動が根付いており、通勤・退勤ラッシュ時の渋滞は凄まじいです。日本では考えられませんが、バイクが歩道を走行する、逆走する、原付に大人3人乗りをすることが日常茶飯事です。
また、ベトナムは旧正月(2月上旬頃)のため12月25日を過ぎてもクリスマスを祝うことがあり、これも日本人からしたら驚きの一つでした。今回、サイゴン川のナイトクルーズで遅めのクリスマスを楽しむことが出来ました。
ベトナムの伝統を体感し、現代文化との融合を身をもって実感できたひと時でした。
【ベトナムの食について】
ベトナム料理はその多様性と美味しさで世界中にファンが多く、代表的な料理として「フォー」、「バインミー」、「生春巻き」が特に有名です。
今回、日本人街レタントン近くに位置するレストランや地元の屋台、そして賑やかなナイトマーケットを巡り、本場の味を存分に堪能しました。
以前から気になっていたレストラン「Quan Bui - Original」という本格的なベトナムの家庭料理を楽しめるお店を訪問しました。ベトナムの方々には馴染みがある料理ですが、海外からの旅行者は中々家庭料理を食べる機会がない中楽しむことができました。
ベトナムの人たちは真夏の暑い中でも熱々の鍋やスープを好んで食べるとの事で、お薦めのスープや現地の揚げ春巻きなどを注文しました。スープは熱々でしたが酸味とスパイスが効いて、とても美味しく御代わりしてしまいました(笑)。
お客は地元の人から海外の旅行者までおられ、幅広く愛用されているお店であると感じました。
現地の食材を活かした料理は、ホーチミン市の豊かな文化と生活の一端を深く味わえるものと感じました。
お店の雰囲気も南国さを感じよく、ぜひまた訪れたいと思いました。
【現地友人との再会】
今回の訪問で、現地の友人であるキムさんと再会しました。韓国籍のような名前に聞こえますが生粋のベトナム人です。
キムさんは2年前に地元(ブンタウ省)を離れホーチミン市に訪れ、現在26歳という若さにして市内でバーを経営しているとてもチャレンジャーな方です。
キムさんからは現地の生の経済市況や不動産市況など最新トレンドやホーチミン市の発展について多くの情報を共有させて頂き勉強になりました。
今回、キムさんおすすめの屋台料理屋に訪れ、現地の方々が好んで食べる「フーティウ(Hu Tieu)」という麺料理を紹介していただきました。
スープは豚骨ベースで若干甘めの味わいに、エビ、挽肉、レバーや野菜などを添えていただくスタイルです。けっこうサッパリとした味わいで、麺は米麵が使われておりとても美味しかったです。
現地の方から街の発展ぶり、それに地元料理まで直接教えて頂けてとても満足できました。
【総論】
15回目となるホーチミン市への訪問を通じて、ベトナムがさらに勢いよく発展していくことを改めて実感しました。
特に若者の人口が圧倒的に多く(15~30歳の人口比率は約32%)、その必死さを目の当たりにすることで、さらなる経済成長と豊かさが広がっていくと感じました。
観光面では、歴史と現代が見事に融合した街並みや文化体験を通じて、これらが観光客を魅了し続けていることを実感しました。
特に、統一会堂や戦争証跡博物館といった歴史的スポットから、ベンタイン市場やカジノなどの現代的な施設まで、ホーチミン市は過去と未来を繋ぐ架け橋としての役割を果たしています。
また、ベトナム料理の多様性と豊かさも、訪問の楽しみの一つです。さまざまな料理を味わうことで、ベトナムの文化と歴史を深く理解することができました。
自分自身の視野を広げたり物事の見方や豊かな価値観を形成する上で、海外渡航は非常に有効な手段であると改めて認識しました。とても刺激的な経験でしたので、ぜひ一度は訪問してみてください。
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2025年1月15日
株式会社myコンサルティング
北谷 健