アーユルヴェーダのコロナ予防対策
アーユルヴェーダのコロナ予防対策
先日、インドでは
アーユルヴェーダの著名な医師たちと
インドのモディ首相のコロナ対策が話し合われ、
その一部が発表されました。
神戸アーユルヴェーダの浅貝先生が
翻訳したものをシェアしてくださっています。
浅貝先生に許可をいただきましたので、
こちらでもシェアさせていただきますね。
以下 原文ママ
(読みやすいよう改行・太字にしています)
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2020年3月30日
インド政府発表 コロナの予防法
ご存じの通りインドは21日のロックダウンに入っております。
そんな中アーユルヴェーダの著名な医者達とインドのモディ首相の
コロナ対策が話し合われ、昨日その一部が発表されました。
以下は本文の翻訳です
細かい分量などはあまり記載されていませんし、
日本では手に入らない物もありますが、
できる範囲でご活用くだされば幸いです
使用して不快な症状が出た場合は使用をお控えください
もちろん日本政府の進めている、
集団、密室等に行かない等の基本事項は守ることは最重要事項となります
無理のない程度に生活の中に取り入れられる事があれば幸いです
翻訳チーム一同
以下本文の翻訳です
インド政府発表
AYUSH省より
COVID19の危機の時期にアーユルヴェーダの免疫力を高めるセルフケアの方法
2020年3/31の午後2:31にPIB Delhiによって投稿
コロナウイルスの発生をきっかけに世界中の人類が苦しんでいます。
身体の自然防御(免疫)システムは、
最適な健康的を維持するのに重要な役割を果たしています。
言うまでもなく予防することは治療することよりも望ましいのです。
今のところコロナウイルスに対する特効薬はありませんので、
現時点では私たちの免疫力を高めるという予防的な方法を取るのが良いでしょう。
生命の科学であるアーユルヴェーダは、
健康で幸せな生活を維持することに関し、
自然の恩恵を伝播しています。
予防的ケアに基づくアーユルヴェーダの広範囲に渡る知識は、
健康な生活を維持するための
日々の養生法(ディナチャリア)と、
季節の養生法(リトゥチャリア)から派生しています。
それは植物に基づいた科学です。
アーユルヴェーダの古典では、
自己に対する意識(アウェアネス)と免疫力を高め維持することで
達成できる調和の単純明快さが強調されています。
アーユス省は以下の予防策そして特に
呼吸器の免疫力を高めるセルフケアのガイドラインを推奨しています。
これらのガイドラインは、
アーユルヴェーダの文献や科学的な文献に裏付けられています。
【一般的な対策】
●一日を通してお白湯を飲みます
●ヨガアーサナ、プラナヤマ呼吸法、瞑想を
AYUS省(#YOGAatHome #StayHome #StaySafe )のアドバイスに従って、
少なくとも毎日30分間練習してください
●Haldi(ターメリック)、Jeera(クミン)、Dhaniya(コリアンダー)、Lahsun(ガーリック)
などのスパイスは料理におすすめです
【アーユルヴェーダの免疫促進策】
●Chyavanprash(チャヴァナプラーシュ)
10gm(ティースプーン一杯)を朝に服用します。
糖尿病患者は無糖のチャヴァナプラーシュを服用してください
●Tulsi(バジル※)、Dalchini(シナモン)、
Kalimirch(黒コショウ)、Shunthi(乾燥生姜)、
Munakka(レーズン)から作られたハーブティー又は煎じ薬(Kadha)を
1日1〜2回飲みます
必要に応じて、jaggery(天然砂糖)及び/
又は新鮮なレモンジュースを好みに合わせて加えます
●Golden Milk - ティースプーン半分のHaldi(ターメリック)粉末が入った
ホットミルク150 ml を1日1回又は2回飲みます
【簡単なアーユルヴェーダの実践法】
1、経鼻法(プルティマルシャ・ナスヤ)
鼻腔内(鼻の中)にごま油やココナッツオイルやギーを朝、夕に塗ります※2
2、カヴァラ(オイルプリング・セラピー)
ゴマ油やココナッツオイルをティースプーン1杯口に含み(飲みこまないように)、
2.3分左右に動かします。その後吐き出して、ぬるま湯で口をすすぎます。
1日に1~2回行うのが良いでしょう。
【乾いた咳やのどの痛みがあるとき】
1、新鮮なプディナ(ミント)の葉やアジョワン(キャラウェイシード※3)を
水の中にいれてボイルして、その蒸気を日に一度吸引します
2、咳やのどのイガイガがある際は、
クローブの粉末に天然の砂糖や蜂蜜を混ぜて1日に2~3回とります。
3、これらの方法は通常乾いた咳や喉の痛みに有効ですが、
続けてみても症状が続く場合は医師に相談することをお勧めします。
上記の対策は個人の都合に応じて可能な限り実行されると良いでしょう。
これらの対策は下記のインド全土の
著名なアーユルヴェーダ医師らによって、
個人の感染に対する免疫力を上げる可能性があり得るものとして推奨されています。:
パドマ・シュリー勲章受賞P R Krishnakumar医師, コインバートル(タミルナード州), パドマー・ブシャン賞受賞 Devendra Triguna医師, デリー, P M Varier医師, コタッカル(ケララ州), Jayant Devpujari医師, ナーグプル(マハーラーシュトラ州), Vinay Velankar医師, ターネー(マハーラーシュトラ州), B S Prasad医師, ベラガウム(カルナータカ州), パドマ・シュリー勲章受賞 Gurdeep Singh医師, ジャームナガル(グジャラート州), Acharya Balkrishnaji, ハリドワール(ウッタラーカンド州), M S Baghel医師, ジャイプール(ラジャスタン州), R B Dwivedi医師, ハルドイ(ウッタルプラデーシュ州), K N Dwivedi医師, バラナシ(ウッタル プラデーシュ州), Rakesh Sharma医師, チャンディーガル, Abichal Chattopadhyay医師, コルカタ(西ベンガル州), Tanuja Nesari医師, デリー, Sanjeev Sharma医師, ジャイプール(ラジャスタン州), Anup Thakar医師, ジャームナガル(グジャラート州)
免責条項: 上記の助言はコロナウイルスの治療法となると断言するものではありません。
※1 通常はホーリーバジルとされます
※2 オイルを塗ってかゆみや赤みがでるひとは使用をお控えください
ごま油は通常の茶色いごま油ではなく、透明な太白ごま油(スーパーで買えます)が
おすすめです
※3 アジョワンとキャラウェイは同じスパイスではないので( )内の翻訳の間違いか?
インド政府ホームページはこちらから
https://pib.gov.in/PressReleseDetailm.aspx?PRID=1609524&fbclid=IwAR3K15buhANzQzehx9JcvukJNbPDCGMyWapR0daOTDz-RYdFS_8b3hHq1cc#.XoMRpxYmY4c.facebook
-----------原文ここまで------------
以上、インド政府とアーユルヴェーダドクターから
発表されたアーユルヴェーダのコロナ予防対策
いかがでしょうか。
一部手に入りにくいものもありますが、
身近なところで取り入れられるものもあると思います。
日々の養生法(ディナチャルヤ)も
ご参考までに。
my-cocoon.biz/blog/bid-489374
またスパイスも
ターメリック
クミン
コリアンダー
ガーリック
ホーリーバジル
シナモン
黒コショウ
乾燥生姜
レーズン
ミント
アジョワン
キャラウェイ
クローブ
などいずれも手に入りやすいものです。
自然の力、アーユルヴェーダの知恵を
上手につかっていきたいですね。
また、ヨガや瞑想も1日30分程度を推奨されています。
アーユルヴェーダやヨガや瞑想の習慣は
私たちを混乱や不安から抜け出す
助けをしてくれます。
できるところから、
取り入れられるところから
取り入れてみてください。
いつも「安心の領域」に自分を置いておいてください。
my-cocoon.biz/blog/bid-500110
明日もどうぞ穏やかな1日を。
アーユルヴェーダ専門サロンMyCocoon
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