好感度ダウン!自分を責める防衛機制に要注意
今日は「彼女はすっぱいブドウ?」という話しです
ついミスをしてしまったときに
自分の責任じゃない
●●さんがちゃんと指示してくれなかったからだ
と言ってしまったり
逆に自分の確認が足りなかったからだ
と必要以上に自分を責めてしまったりすることはないでしょうか
または、お付き合いしたい異性がいて
告白したとします。
しかしふられてしまってショックを受けてしまったあなたは
「どうせ俺に似合う相手じゃなかったんだ」とか
「自分にダメなところが多いからだ!異性として自分は価値がないんだ」
という感じになってしまうこともあるのではないでしょうか?
人はこういったときに必ずどちらかをしてしまうことがあります。
多少なりとも誰にでもあることなので
それがいいか悪いかはともかく、
こういう話があるのはご存じでしょうか?
ある日、キツネが木に実ったおいしそうなブドウを見つけました
キツネはおなかがすいていたので
一生懸命そのブドウを採ろうと
飛んだり跳ねたりしました。
しかしいくらがんばっても
そのブドウを採ることができませんでした。
その木の実が採れなかったキツネは
「ふん、どうせあのブドウはすっぱくてまずかったのさ」
ぶやき去っていきました。
これはイソップ物語に出てくる「きつねとぶどう」というお話しです。
このお話しは自分の能力の足りなさを自己正当化して
逆に相手をおとしめることをいったり
価値のないものだと主張する負け惜しみの話しということで
心理学ではよく出てくる話しです
フロイト心理学ではこれを防衛機制と呼んでいます。
防衛機制とは
不安や傷つく気持ちから自分を守るための行動のことです
異性に告白したときに誰でも傷つくことは怖いと思います。
また、勇気を振り絞って告白したことでしょう。
ですから防衛機制が働くのは当たり前です。
しかし、その防衛機制に甘んじてしまって動けなくなってしまうのはよくないです。
防衛機制は2種類
自虐と合理化です。
自虐は、相手に迷惑をかけてしまった、いやな思いをさせてしまったなどの罪悪感から来ています。
その罪悪感を打ち消すために自分を責めて中和させようとしているのです。
こういう方はとてもいい人ですが、いい人すぎてうつになってしまう危険性があるので、要注意です。
自分を責めることで成長できるならいいことですし、それをバネにして頑張れるならなおいいです。しかし自虐で自信をなくしてしまい、次のステップが踏めなくなるのは避けましょう。
合理化は、心に傷が残らないという意味ではいいですが、人として成長できません。
相手のせいばかりにして、自分が傷つくのを恐れ、自分に改善点があるのを受け入れていない状態です。
責任転換している人は正直、人にあまり好かれません。
自虐と合理化、どちらがいい悪いというよりは、それぞれ必要な場面はあります。
そして、自虐ぎみの方は少し合理化の考えを持ったほうがいいでしょう。
自分の身が持たなくなってしまいます。
そして合理化の方は、ちょっとは反省してください
人に好かれたいなら人のせいにしている時点で異性に好かれません
私の好みはちょっぴり自虐ぎみの方ですね
言い方を変えればそういう方は、成長意欲のある人です
そういう方はとても魅力的に見えます