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楽園は果てにはあらず ラベルも雑音(おと)も火にくべ花や石を涵す
人の子は(Le fils de l'homme)実の不揃いを驚かず
悠久を漕ぎつ揺られつ鸚鵡貝(ノーチラス) 見つめる我も砂の一粒
ピレネーや 足放り出し声は枯れ
考へてをり春寒くふるへをり
泥濘みの乾いた欠片めくるうち微かな黄金色の閃く