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スリランカ女子ひとり旅 ⑥

第6話:全員に優しくしちゃだめ

こちら、スリランカ旅行記の第6話です
1-5話コンプしていただいた方いますか??!
うれしいですもうスキです
ハートをいっぱい送ります
❤️🫶❤️🫶❤️🫶❤️🫶❤️🫶❤️🫶❤️🫶

残すところあと2話です
あとちょっとだけお付き合いください

ちなみにこちら👇🏻第1話です
1-5話まだ読んでないよって方
先に読んでいただけると
ちょびっとだけ面白くなるかもしれないです



前日、固形物をほぼ食べてないから
朝起きたらお腹ペコペコで
でもスリランカのスパイシーなものとか
がっつり系のウェスタン料理とかは
無理やな、と思い近くにあった
チャイニーズのお店に行くことにした

その前に綺麗なカフェでカフェラテを飲んだ
なんて言うの、泡?みたいのが
上にめっちゃ乗ってて
コーヒーもちょっと違くて
今まで飲んだのとは何か違うカフェラテだった

チャイニーズレストランでは
ワンタン?水餃子?みたいなんが入った
スープを頂いた
あったかいし味付けやさしいし
ありがとう、、、って気持ちで食べた
量多くてちょっと残しちゃったけど

カフェラテ
スノーボール付き
おじさんがお花浮かべてた
かわいい
ワンタンありがとう!って思った
変な格好しててかわいい

朝のGalle Fortは
みんなが動き出してる感じがあって
なんかよかった
美女と野獣の「朝の風景」みたいな
Little town, full of little people
Waking up to say,,, Bonjour!

みたいな、ね
あの感じですよ分かる人にはわかるはず
知らん人同士でも会ったらおはよって言う
うちにもおはよマダムって声かけてくる
この感じがたまりませんね

ホテルの目の前の交差点で
なんか頭上でバッサーって
すごい音してびっくりして見上げたら
野生のクジャクが屋根の上を飛び移ってた
街の中でクジャクが飛んどるのが
おもろすぎてめっちゃ笑った

ツボってたから写真撮るの忘れた



この日はGalleのシティツアー

まずはGalleの昔の砦を見に行った
Galleは半島みたいになってて
この淵?に沿って
植民地時代に宗主国が砦を築いた、
っていう典型的な城砦都市

ヨーロッパに建てられた城砦で
現在も残るものとしてはアジア最長らしい
ちなみにユネスコの世界遺産

Galleの上空写真

昔からよく知られていた港で
1411年に明の鄭和も来てたらしい
ロマン詰まってるわ

その後16世紀にポルトガルが、
17世紀に代わってオランダが、
18世紀にはイギリスが支配した地
なんか歴史がマラッカと似てるな
まあ両方とも東西の貿易の要所だったし
似たようなもんやな

ところどころに石碑があって
レプリカだと思うけど大砲も置いてある
歩いてたら、ファンキーな髪型の
アサンカという男性に話しかけられる

彼の職業はJumper
読んで字のごとく、ジャンプする人
砦の上から海へダイブする、
パフォーマーって感じかな

なんかそのジャンプしてるところを
TBSに取材されたらしい
そして彼の左脚には「あさんか」
ってタトゥーが入ってる

「あさんか」のタトゥー
さ が若干変
石碑①
石碑②

彼に色々案内してもらった
砦の大砲置き場みたいなとこあるやん
砲台ってやつ
そこの奥(海側)に日傘差した人がおるな
と思って聞いてみたら
あれは全部カップルらしい

ちらっと見てみたら
芝生の上で男の脚の間に
女が座ってずっとラブラブしとる
この日まじで暑かったのに
外でわざわざ日傘を差して
身体を密着させて
しかも朝から!
うちが着いたの9:30だったのに

早起きして日傘持参で
わざわざカンカン照りの中
外でいちゃつこうという
その意気込み?パッション?
なんて言ったらいいかわからんけど
とりあえずすごいなと思った

どんな街にもカップルのたまり場って
あると思うけど
Galleのカップルたちは世界遺産の
砲台で日照りの中、愛を伝えあってた

かの有名なInterstellarで
アンハサウェイが
「愛は時空を超える」
って言ってたけど

Galleの恋人たちは
時空以上の何かをも超越してる気がした
愛ってすごい
うちはそんな朝っぱらから
日照りの中いちゃつくとか無理だ
そのために起きようと思えやんな

カップル①
カップル②
カップル③

海がすっごく綺麗だった
透き通っててゴミ一つない
たまにウミガメ見れるよって言われて
よーく見てたら一匹いた
ラッキー
魚たちも砦の上から肉眼で見えるくらい
海が綺麗だった

見張り台?みたいなところがあって
柵がついてて鍵も閉まってたんだけど


はい、ここ登って!中行けるよ!
って言われた


いや、外から見えるしまあいいわって
言ったけど


Come on! あんた日本人やろ
日本人なら何でもできる!


ってわけのわからんことを言われたから
柵登って越えてみた
別に何があるわけでもないけど
写真撮ってもらった

お気に入りのワンピ(通称:絨毯)の私
海綺麗

それから歩いてたら
マダガスカルから来た女の子と出会って
ちょっとだけ喋った
アフリカ出身の人はたくさん会ったことあるけど
マダガスカル出身は初めてだった
自然を見にいつか行きたい場所の1つ

マダガスカルって聞いて
真っ先にゴー☆ジャス頭に浮かんだ


マダガスカルの女の子とインスタ交換


途中でクリケットしてる人たちがいた
スリランカ代表チームらしい
昔のチームはスリランカ人だけで構成されてて
みんな国のためにっていう気持ちで
プレーしてたけど
今は色んな国から選手を呼んできてるのもあって
国のためにとかじゃなくて
お金のためにプレーするようになっちゃった
昔はよかったのにな、堕落したもんだよ
って言ってた

それから色々砦周辺を案内してもらって
車のところまで送ってもらった
シュノーケルとかしたくなったら
俺んとこ来いよって言ってた
ほんでグータッチしてバイバイ

次はスパイスガーデンに向かって出発
途中でGalleの裁判所の前を通った
この一角には家庭裁判所から高等裁判所、
治安判事のcourt?とかが集まってて
外には人が結構いた

関係者なのか傍聴者なのかはわからんし
これが日常なのかもわからん
けど日本に比べて
人々が裁判に興味ありそうに見えた
知らんけど

Google Mapで見た感じだと
この裁判所一帯らへんに
日によっては屋台とかも出てるみたい
裁判所が生活に溶け込んでる
日本と全然違うな
このへんめっちゃ気になったから
あの時その辺の人らに聞いとけばよかった

裁判所の前に集まる人たち
(Googleから持ってきた)

ドライバーは久々にGalle来たから
スパイスガーデンの場所覚えてなくて
でもなぜか地図は使わずに
その辺のトゥクトゥクドライバーに
どこやっけ?って聞きまくってた
ほんで聞いた人も分からんかったら
また別の人に、お前知らん?
って聞いてみんなでがやがやしてる

知らん人にすぐ話しかけるこの感じ
まじで赤の他人との距離が近くて
日本人からするとほんとに面白い



スパイスガーデンでは
その名の通りスパイスが粉になる前の
植物の状態を見れる
シナモンとかターメリックとか
よく聞くスパイスもみんな植物
葉っぱ
これをよく粉末にしてカレーにしようと思ったな
こういうスパイスのために
ヨーロッパ人がわざわざ買いに来たのうけるな
って思ってた

ここでは香水とかでよく聞く
サンダルウッドのオイルとクリームを買った
これを混ぜて肌に塗ると
ニキビとか消えるし
うちの左脚にあるでっかい傷跡も消えるらしい
ほんとか知らんけど

まあでもノンケミって言うし
これで治ったらうけるなと思いながら
試してみようと思う
高かったけどね!
Student discountねって言われたけど
ならもうちょっと安くしてくれんか
何でこれで7000円もすんねん

ほんで
楽しんでくれたらチップお願いねって言われ
まじでちょびっとだけ渡したら
すごい塩対応でぽーいってされた

うちは日本人やから
お客さんに対してちゃんと礼を言うのが
当たり前と無意識レベルで思い込んでるから
こやってお金もらったらもうどうでもいい
みたいなそんな感じの対応されると
おいおいってなる

お客様は神様ではないけど
常に感謝の気持ちを忘れない、とか
ビジネスがうまく回り始めた後でも
初心を思い出して調子乗らないとか
そういうのってまじで宇宙全体で大事
、とか何も成していない
21のがきんちょのくせに
偉そうにそんなことを思った

クリーム塗りこんでもらってる

お昼はまたスープだけ飲んで
ホテルに戻った

雨がやんでから街を散歩した
ちょっとお土産買って
ジェラート屋さんに入った
隣にいた白人ファミリーが可愛かった
幼稚園以下くらいの歳の子ども3人
とパパとママ
そのうちの1人がうちを見て
ずっとにこにこしてきて可愛かった

親は両手に子供とジェラート抱えてた
こんなちっさい子連れてスリランカに旅行
ってまじですごいしかも3人
でも子供たち見て写真撮って
ほんとに幸せそうだった
まじで微笑ましくて
美味しいジェラートが倍美味しくなった

かわいいファミリー

Galle Fortは西、東、南が海に面してるから
サンライズもサンセットも見れるわけで
サンセットを見に行った
たくさんの人がサンセット見に集まってた

雲で隠れて海に夕日が沈むところは
見えんかったけど綺麗だった

サンセット

ここでとあるおじさんに話しかけられる
向こうから話しかけてくるやつに
ろくなやつはいない
ってことに私は後から気付くわけで
1日目同様、
このポンコツはまたやらかしたわけですよ
以下、お恥ずかしいけどその失敗談です

なんかあんま話覚えてないけど
スマトラ沖地震でGalleは津波の被害を受けて
自分の妻と一歳だった子供を失ったと
ほんで今は新しい妻と子どもと暮らしてる、
津波で職失って、
今後わんちゃん漁業の仕事やれるかも
みたいななんかそんなことを言ってて
ほーほーと聞いてた

近くにヒンドゥー系の寺と仏教の寺あるけど
見に行った?って聞かれて
いやまだって言ったら案内するよ
ほんで寺行った後、ここまで送るわって言われた
家族とか彼氏とかは?って話してて
5歳下の弟がおるよーとか
彼氏おるよーとか話をした

仏教の寺に着いたら
君と、君の家族と彼氏に
神のご加護がありますように
祈るよって言って
お祈りしてくれた
素直にありがとうって思った
思ってたんだけどねそん時は、、

その後にヒンドゥー系の寺を案内してもらった
入口の所におった子供が無邪気で
人懐っこくてかわいかった
ハイタッチした

君は俺と一緒におるから
入場払わんでええねんで
って言って中を案内してもらう

カラフルで消えかけてるけど
神々の絵が壁一面に描かれてて
エキゾチックな音楽が流れてて
お香のいい匂いがして
でも異教徒のうちには緊張感を与えてくるような
そんな雰囲気

床にダビデの星のマークがあった
えっとここヒンドゥーの寺ですよね、、、?
なんでここにユダヤのマーク?
もしかして別の意味があるんかな

と思って後日調べたら、
ヒンドゥー教においてダビデの星は
調和、創造を意味し、
「シャトコナ」と呼ばれている
チャクラを表すのにも使われる

シャトコナとソロモンの星は
同じ起源だとか

まあほんとのとこは
よくわからんけどそんな感じらしい
こういうの見るとみぞみぞしちゃう

ヒンドゥー寺院の外側
エントランス
壁画
御本尊
ダビデの星と同じ形の
シャトコナ
ガネーシャ

寺から出たら、おじさんが
君は今入場料払わなかった分、
親を亡くした子どものために寄付して
って話をし始めた

この近くに象の置物とか
そういうのを作ってる店があって
そこはその売り上げで孤児を養ってる。
君がガネーシャ(象の神)の置物を買えば
ガネーシャが君に知性を与えてくれるし
そのお金で子供たちを助けることが出来る、と

近くにあるからそこで一つでいいから
子どものために買ってほしい
だから君から入場料は取らなかった
って言われた

よく考えたらあんなローカルなちっさい寺が
入場料とかあるわけがない
これもまたでっちあげて
口実に使われてますね
まあその当時は
そんなことに気付かんかったわけですけど

近くにあるって言うし
かわいそうやし寄付しよかと思って
わかったいいよって言う
近くって言う割に結構歩く
大通りから外れた道を行く
なんか雰囲気悪くて直感的に嫌って思い始め
暗いしあんまローカルなとこ行きたくない
って言って帰ろうとしたけど

大丈夫だから、この辺悪い人はいないから、
ムスリムの居住区域だけど治安良いから
って言う

ちげーよ
ムスリムのことを不安に思ったんじゃなくて
あんたのことが怖いんやわ

さっき、人間は平等だ
宗教も、肌の色も、国籍も関係ない
人間はみな同じ人間、
って言っとったくせに
何勝手にムスリムを危険人物扱いしてん

俺は仏教徒だからカルマを信じてるから
悪いことは絶対しない
安全だから心配しないで、
Safe, safeとなんかどこかで聞き覚えのある
耳障りの良い言葉を繰り返す

ほんでその小さい土産物屋に着いて
まーまー座んなってって言われ
ライム入りの紅茶をもらって色々話す
土産物屋の夫婦は英語が出来ないから
そのおじさんが通訳する
で、色々商品を説明され、
どれがほしい?って聞かれて
一番ちっさい象の置物って言う
そしたら7000ルピーを提示される

7000ルピー=約2500円
スリランカでこんなんおかしいやん
てかそもそも今お金ないねんって言って
寄付で1500ルピー渡すから
何もいらんって言うと
それは受け取れないとか言い出す

ほんでディスカウントを繰り返し
結局2000だったかななんかそれくらいを出される
ローカルプライスって言われる

そんなん知らんけどもともとこれ要らんねん
って思いながらもうええわと思って
2000ルピーを払う
バイバイって言って外に出た

例の象



もう帰りたかったから
こっからトゥクトゥクで帰るって言うと
その前に、
俺は君を案内したから
お礼に子供のためにミルク買ってくれ
そしたら俺の家族が喜ぶからとか
って言ってくる

出たよ
お金をそのまま請求せずとも
こうやって綺麗な建前を付けて
同じことをするわけね

そのミルクいくらなんって聞いたら
このちっさいので3000?もっとかな
もう忘れたけどありえん値段を言ってくる
日本でもありえん値段

いや今手持ち無いねん、って言って
1000しかあげれんって出したら
目ざとくうちの財布の中の500を見つけて
1500ちょうだいって言ってくる
きもって思った

もうはよどっか行ってほしかったから
1500ルピー=450円くらい渡して
トゥクトゥクをアプリで呼んだ

なぜかしきりに
大通りまで出やんとトゥクトゥク来やんよ
って言って
アプリでトゥクトゥク呼ぶなって
遠回しに言ってくる
メーターも規則もない
路上のトゥクトゥクに乗せて
またぼろうとしてたんかな

アプリで呼んだ方が安いねんって言って
断固拒否する
トゥクトゥクが到着して
俺も途中まで乗せてって言って
乗り込んできて
じゃあなって目も合わせず
その辺で降りて去ってった

金もらったとたんに態度を変える
今日のスパイスガーデンのおじさんと同じ
お金もらったらうちは用無しなわけ

ホテル着いてあーーーー自分バカだな
またやられてんじゃん、って落ちこんだ

あのおじさんのどこからどこまでが
嘘だったのかはわからん
でも、不誠実すぎる
人を嫌な気持ちにさせて得たお金で
生きてて何とも思わないのかな

津波で妻子を亡くした話、
あれが本当にしても
そんな人の同情心につけこむって
汚いなと思ったし

カルマを信じてるだのなんだの
そういうこと言って
偽の信仰心を見せつけて
それを理由に人をだます

なんでこの世界には
本気で宗教や神を信じてる人がいるのに
そういう悪事を働くために
宗教や神を信じてるふりするんかな
それって本気で信じてる人に対して
まじでめちゃめちゃ失礼じゃん

そんなことを人間が出来ると思ってなかった
けどこの世界にはうちが想像もできないような
考え方を持ってる人がいるみたい
うちなら絶対にしないのに、って思った

でもうちが間違ってたんよね
私以外私じゃないのに
「うちなら絶対にしないのに」、
が自分以外の人に適用されると
思ってること自体間違い
自己中で傲慢すぎる考え方

そんなこんなで
信じる、ってことをはき違えてたな
って最近気づきました

(信じることについて、
また頭を整理して書くつもり)

スリランカ来てから
同じ失敗を2回もしたわ

同情心で優しくするってダメだな
いくら感情を揺さぶられても
誰に対しても優しくしちゃだめ
というかそれは優しさではないのかもしれない

何よりも一番大事なのは自分だし
そもそも身の危険を冒してまで
知らん人に優しくしちゃだめだわ



自分を優先する、っていう意味じゃなくて
自己犠牲の優しさは優しさじゃない
ってこと

同情心とかそういうお情けで
しかも自分を犠牲にしてまでの行為は
お互いのためにならない


一方で
自分が相手に割くコストを
コストと思わないとき、
それは本当の優しさで愛だと思う
そうじゃないならしちゃだめ

全人類に優しさや愛を与え続けてもいいのは
この世界で神だけです
それかマザーテレサみたいな
ほぼ神みたいな人間だけです


「人間」のみなさんは
人間である限りみんなに優しくしちゃだめ
って21歳のがきんちょはそう思ったよ

もう絶対に間違えないぞ、
と心に誓った6日目でした
明日、7日目はマレーシアに帰ります

長かったですね
読んでくれたみなさんありがとう︎︎☺︎

ドライバーのEka
優しいおじちゃん
大砲打つで♡
その連れてかれた土産物屋の夫婦
灯台
教会




次回、
第7話:首都コロンボ
です

猫かわいい!!

最終話ですね!
お楽しみに(^^)

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