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「下剋上受験」に親心をやられた。

今回も中学受験の研究を継続。ということで、有名な桜井信一氏の「下刻上受験」を読んでみました。

これが物語として素晴らしく、あっという間に読了。楽しく、また、「自身の子どもの教育への向き合い方」を考えさせられた一冊でした。

中でも全てを投げうって「親塾」という形で塾の力を借りずに、女子最難関の「桜蔭中」を目指し、父親自身も全く同じ内容を学び、教えながらの二人三脚(&限られた範囲ながら知人等をフルに巻き込んでの我流)をやり通した著者のパワーに脱帽。

「俺もここまでやらねば」とは思いませんが、親が塾任せでなく、自らコミットして、自らの時間とエネルギーを投下して臨む姿勢は、絶対に子に伝わるし、受験の結果如何にかかわらず、何かを「残す」ことにもつながるだろうと思います。

なんか、姿勢みたいなものを学びました。

最後に痺れた一節。

佳織「わたしもう完全にわかった。あの程度の努力で勝てるような相手じゃなかった。受験会場にいた子たちはウサギなんてレベルじゃなかった。最近ようやくわかってきた」
(中略)
佳織「大丈夫。相手との距離感をつかんだ以上…これは間違いなく辿り着くよ」

受験は親がするわけではありませんが、なんか、こーゆー「一生懸命になれる何か」っていいですね。それは自分(親)のためなのか、自分以外の誰か(子)のためなのかはわかりませんが、どっちにせよ。


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