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マイベスト 新・開発体制スタート!〜新CTO×開発部長 対談〜

今回、マイベストは 鈴木 和真(ニックネーム:リンス)を新たにCTOに選任しました。

これまで取締役CTO兼開発部長を務めていた渡邊 直登はCTOを退任し、取締役兼開発部長となります。

開発部長とCTOの2名体制で開発組織を担っていくということで、それぞれどんな役割になるのか、新体制発足の背景から今後の開発組織の未来まで、お二人にお話を伺いました。

鈴木 和真(写真左)
株式会社マイベスト CTO 
2011年に㈱カカクコムに入社。食べログや新規事業にてバックエンドを中心にインフラからフロントエンドまで幅広く経験。その後、㈱メルカリにて旅行事業の立ち上げやネット決済の開発を行う。㈱マイベストにはサービス立ち上げ期から業務委託で参画し、2020年に正社員として入社。リードエンジニアとしてプロダクト開発を推進。2025年1月、CTOに就任。
X:https://x.com/kazumax1218

渡邊 直登(写真右)
株式会社マイベスト 取締役兼開発部長
2013年に㈱リブセンスに入社。HRサービスの開発運用や事業立ち上げに参画。2017年より㈱マイベストに入社。取締役CTOとしてプロダクト開発体制の構築・開発を行う。2025年1月からは開発部長として開発組織とシステムのエンパワーメントに従事。
X:https://x.com/miraoto

マイベストとは
マイベストは「最高の選択体験を実現する」をミッションに掲げる株式会社マイベストが運営する商品比較サービスです。(https://my-best.com/
月間ユニークユーザー3,000万人を誇り、日本人の4人に1人が使うサービスとなりました。現在は、日本以外にも8つの国と地域にサービスを展開しています。徹底した自社検証と専門家の声による公平な選択基準に基づき、独自のレーティング評価を設計・開発。今後は、豊富な商品データベースとユーザー情報を掛け合わせ、パーソナライズされた選択体験を実現していきます。


新CTO選任の経緯について

ーどうしていまCTOの役割を委譲することにしたのですか?

(渡邊)実は、2020年秋くらいからCTOの役割を委譲することは検討しており、外部から採用することも含めて様々な可能性を模索していました。
なぜなら、マイベストが非連続な成長をする上で、組織のフェーズや課題に合わせマイベストのCTOの役割を見直したり、それに伴い自身の役割を変えていく必要性を感じていたからです。
今回のタイミングで体制変更に至ったのは、連続性のある成長と非連続的な成長に同時に取り組む必要性が大きくなる中で、組織の課題とプロダクトの課題に関する責任を分けて取り扱った方が今後のマイベストにとって適切であると思ったからですね。その後CEOにも相談し、新しいCTOにはプロダクトを推進してもらい、自分は組織とシステムのエンパワーメントに注力する事になりました。


ーでは新CTOとしてリンスさんを選ばれた理由は?

(渡邊)プロダクト推進の役割をお願いするにあたり、さまざまな選択肢を検討しました。その中で、外部から採用するよりも、マイベストの選択課題に長期的にコミットしてきた人に託す方が、期待に合うのではないかという結論に至りました。
そこで、副業として立ち上げ期からマイベストに参画し、正社員として入社後もミッションに強く共感し、プロダクトへの高いコミットメントを示してきたリンスさんなら、この役割に最適だと確信しました。さらに、彼の姿勢はマイベストが目指すエンジニア像を体現しており、メンバーにとっても良い指針となる存在だと考えています。
そのため、自分としてはごく自然な流れでお願いすることになりました。

ーリンスさんはCTO選任の話を聞いた時、どうでしたか?

(リンス)びっくりしました、CTO退任の話を聞いた時はみんなで渡邊さんを止めにかかった感じだったんですが(笑)
色々と話していく中で、渡邊さんの課題感や「こうしていきたい」という今後の組織の姿に共感できたので、最終的にはすごく良い役割分担なのかなと思いました。
自分自身としても、これまでプロダクト(の複数チーム)とイネーブリング(のBackend)のリードを兼任していましたが、どっちつかずのような感覚がありました。もちろん、両方の目標達成に向けてコミットしていましたが、普通なら専任が1人ずついておかしくないポジションなので、どちらもやりきれていないという実感があり...。
組織・システムのエンパワーメントに関しては渡邊さんに背中を預けて、自分はプロダクトのアウトカムにフォーカスすることで、さらにマイベストの事業を伸ばしていけるのではと思い、CTOを引き受けることに決めました!


ー新CTOとしての意気込みをお聞きしたいです!

(リンス)マイベストはサービス開始から8年で国内3,000万MAU、海外1,000万MAUと大きなサービスに成長してきましたが、我々が目指す「世界中の人々の人生を豊かにする選択インフラをつくる」というゴールに対してはまだまだ全然足りていません。
ここからさらに非連続に成長するための新たなチャレンジを推進するとともに、プロダクト組織が最大限のアウトカムを生み出せる文化と仕組みを築いて、マイベストを次のステージへと引き上げていきたいです。

これからの開発組織について

ーでは今後のCTOと開発部長の役割分担をもう少し詳しく教えてください!

(渡邊)事業に関わる課題はリンスさん、組織・システムに関わる課題は自分という役割分担で運用することになります。

CTOと開発部長の役割分担

(渡邊)プロダクトチームが事業課題を解決してユーザーに高速に価値を届けられるように、イネーブリングチームが専門領域の課題解決や知識獲得を支援する、というような協力関係です。
特に、イネーブリングチームに関して、今まではイネーブリング業務は兼務として遂行していましたが、今回専任にすることでプロダクトチームが課題に専念する環境を整えやすくなると思っています。

イネーブリングチーム立ち上げについてはこちらの記事にまとめておりますので、よければご覧ください。

今後のビジョン

ーでは最後に、それぞれの視点での今後のビジョンをお伺いしたいです!

(リンス)これまでは自社検証してモノのデータを溜めていくフェーズでしたが、昨年ユーザー向けのログイン機能やポイントプログラムをリリースしてユーザーデータが溜まるようになったことで、以前からやりたかった「ユーザーとモノとのマッチング」ができる刺激的なフェーズに突入しました。
また、LLMなどの技術の進化に伴い、プロダクトやエンジニアリングのあり方も変わってきています。マイベストでもLLMを活用して、商品情報を自動でデータベースに取り込む仕組みを作ったり、質問に回答するだけで自分に最適な商品が見つかるAI接客など新たな取り組みにチャレンジしています。
そのような変化の中で、マイベストの強みであるオペレーションとテクノロジーの力を掛け合わせて、日本発で世界に通用するプロダクトを生み出していきたいです。

(渡邊)今後のサービス展開に伴う組織拡大を見据え、チームトポロジーをベースとした組織改善を進めることで、成長しながらもプロダクト開発のスループットが低下しない体制を構築していきたいと考えています。
直近だと、先程の組織の話題の際に挙げさせていただいたイネーブリングチームを立ち上げていて、ストリームアラインドチームが課題に集中できる環境づくりを進めています。
元々、マイベストの開発組織はデータから見てもアウトプットに課題のある組織ではありませんが、さらなる強化を図ることで、安定して高い生産性を維持できる開発組織を強みとし、長期的な視点で技術と組織の改善を継続していきたいです。


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マイベストでは「選択」という誰しもが抱える大きな課題に対して、日本発で世界中の人々が使うプロダクトを一緒に作り上げてくれる仲間を募集しています!
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