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やまだしす わたしがしぬとき

20年も前に別れた初めての恋人の骨を持っている。

だけど

私が死ぬ時に骨と共に死ねるだろうか。

ふと、そんなことを思った。


日常的に持ち歩いているペンダントは、必要に応じてポーチにしまわれロッカーに入る。
入浴時にはアクセサリートレイに。

分骨するときに、自分の中で決めたことがある。
それは「共に生きること」
人の死は2回あって、肉体の死と忘れられたときの死。
だから、私が死ぬその時まで共に生きようと。

身につけてないときになにかあったらどうする?
もしなくしたら?

一度考えた不安はどんどん大きくなっていく。
そうして、私はある一つの決意をする。

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