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(仮)今日も世界のどこかで…Vol.4

 今でもはっきり覚えています。昨年の7月13日のお昼過ぎに彼女から突然メッセージがきました。そこには、お店の周りに爆弾が落とされたこと、すぐにお店を離れて逃げ出さなければならなかったことが書かれていました。
 さらに、彼女のお店に荷物を運びに来たバイクが爆発の際に横転し、そのバイクにぶつかって怪我をしていたことも分かりました。
 私が仕事終わりにメッセージを返信したときには、彼女は怪我の治療ために病院にいるときでした。
 病院の先生は精神的なショックも大きいことから彼女に1、2日入院するように言われました。その日の夜中、病院にいる彼女から、今日のような体験をしたのは初めてだったことを教えてくれました。
 ミャンマーの各地で、断続的に国軍と民間武装組織の内戦が起きており、今日のことは彼女が住むマンダレーもその例外ではなくなってきてことを意味していました。
 7月15日正午、彼女は病院を退院し、被害に遭ったお店の修復作業をしに行くとメッセージがありました。

 
 今このように当時のことを振り返っても、これから彼女の身に起きることに正対できないでいます。なぜなら1年以上経った今、彼女には何も残っていないから、、、しかし、この時には彼女の大切な人、もの、ことは確かに存在していました。そして、それらを失うまでには1つ1つ物語がありました。

また続きを書きます。

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