#574 自分にマルを
2024.5.3.
GW後半戦。
4連休を目前にして、定時上がりして、隣に座る先生と人生初のアフタヌーンティーへ!気付けば2時間半しゃべっていた。新入りのことを気遣ってくださる心配りに、感謝。
この1か月について振り返りたい。立ち止まってゆっくり振り返るチャンスは、今後きちんと取れないかもしれないから。
働き方迷い人、3年目。
今年度は、また違うスタイルで勤務が始まった。
久しぶりのフルタイム勤務、授業も20コマ以上、担任外。
もちろん分からないことだらけなのだが、これまでの社会経験、正規教員8年での学担や分掌経験、学習塾講師の経験、図工専科の経験、サポーター経験…何だかちょっとずつ、全てが生きているような気もする。
一番強く感じたのは、「先生たちマジすごい」ということだ。(小並感)
4月の1週目で初めてうちの学校に来て、これまでと違うことばかりで右も左も分からないとため息をついていた先生が、2週目に子供たちと出会って、楽しくときには厳しく授業をしていた。
初任の先生が、運動会の表現指導担当として、キレッキレのダンスを踊っていた。
昨年度落ち着かないと評判だった子を担任し、その子もうまく学習の流れに乗せて「何だか勉強してるな」と実感させてあげている先生がいた。
補教依頼を「もちろん、いいですよ!うわー、明日フルコマだー!」と明るく笑顔で受けている専科の先生がいた。
組体操の初回指導、まずは全員を多目的室に集め、スライドを見せながら、想いや姿勢を語る担任たちを見た。激アツだった。
何人も、声が枯れた先生を見た。
仕事を振るのが得意な先生がいた。自分が勝手に終わらせてしまうのではなく、みんな参加できるように、この時間にみんなでやりましょうと伝えてくれるところがステキだと思った。
服装がおしゃれな人がいた。スーツだけどおしゃれな柄物のインナーを着ていて、裾からレースが出ていたり、シックな服装のときは派手目なバッグを合わせていたり。ファッション誌に出てきそうな出で立ちを、目で追ってしまう。
芸人ばりのトーク力で、場を盛り上げる人もいた。同じテーブルにいれば、絶対に楽しい雰囲気にしてくれるという安心感があった。
研究授業について、しっかりと意見をもつ先生もいた。今年はこうしましょうという提案に対し、これまでの流れがこうで、こういう想いがあって、こういう体制でいかせて欲しいと、研究主任と話し込んでいた。
リスペクトが止まらない!
と同時に、どうしても自分のうまくいかないところばかりにフォーカスしてしまう。悪い癖だ。
授業がいまだにかっちりしすぎていて、波に乗せてあげられない子がいる。ガヤガヤさせすぎて、結局後手に回って注意ばかりになってしまう。
このガヤガヤ授業についてどう思われているのかと、担任の目を気にしてしまう。
今後の見通しがもてていない。
ほんと、自分の課題はずっと同じだということにも呆れてしまう。
アフタヌーンティーを食べながら、その先生に言われた。
「みゃー先生が来てくれて、新しい風が吹いてますよ。朝、時間が合わなくて職員室で会わずに授業時間になることもあるでしょ?それでかなり遅めの時間に会ったときもみゃー先生は絶対『おはようございます!』って声かけてくれるんですよ。私それいいなって思ってて。真似するようになりました。」
授業が他の先生たちのようにうまくいかなくて…と伝えると、
「〇〇先生も、△△先生も、すごいですよね。私、あんなにピシッとした指導は全然できないし、イレギュラーが起きるとあたふたしちゃうんですけど、まあ私はこれでもいいかなとか思っちゃって。向上心ないですよねえ。」
ともおっしゃっていた。(いや、その方は超できる方なんだけど)
心のトゲが、少し、丸くなった。
自分は、全力でやっていないとダメなタイプ。
褒められるよりも、けなされた方が伸びるタイプ。(というか、泣くけど絶対負けない!と頑張るタイプ)
って思っていたのだが、
どう考えても真摯に頑張っているから、まず自分が自分にマルをあげてもいいんじゃないだろうか。というか、自分が一番にマルをあげるべきなんじゃないだろうか。
振り返りはするとして、課題はあるとして、改善はするとして。
その前にまず、私、ナイス!
自分に厳し目族の方もご一緒に。私、ナイス!
存分に労ってあげて、普段は食べるか考えちゃうレベルのご褒美スイーツでもあげてやってくださいな。
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