#294 「じゃーん!」とやりたい教員の授業準備
2023.3.19.
授業準備のやり方は人によって違う。
指導書のコピー(またはデジタル)に書き込む人、発問だけ羅列している人、板書計画ありきな人、パワポを準備する人、ワークシートを使う人。自分用のメモだって、ルーズリーフ型、ノート型、タブレット型などなど。内容によってはメモすら作らないこともあるだろうし、そもそもだいたいが頭の中にありまーすという人もいるのかもしれない。
ちなみに私は…
1日分をまとめてA4裏紙1枚に書いていることが多い↑(これは裏紙ではなくノートだけど)
時には1時間分が結構な量になってしまうことも↑これは、学習活動順に発問が書かれているタイプ…とでも言えばよいのだろうか。
これは板書型↑こういう形で書いていることも結構多い。
そして最近気付いたのだが、私はかなり「何を出しておいて、何を隠しておくか」ということを重要視していた気がする。
それはなぜかと考えると…
私は、じゃーん!がやりたいのだ。
真面目に言うならば、出す情報を精査したり提示する順番やタイミングを意識したりすることで、子供たちの注目を集めワクワク感を高めようとしていたのだと思う。
子供たちは教材に興味津々である。理科の教材を買って教室に見慣れないダンボールが出現したら
「これ何?」
「いつ使うの?」
「いつ持って帰っていいの?」
などと質問攻めである。
図工だって、図工室に入ってきたらまず板書を確認して
「今日新しいことやるんだー。面白そうー。」
などと言っている。
興味を抑えられない子は始まる前に触りに来てしまったりもする。
なので、できるだけ説明や活動がスムーズにいくように、「どの情報を最初に出しておくべきか」を考えるのである。
教室で実験するときは、使う道具を廊下の配膳台の上や給食ロッカーの上に置いておき、実験の内容を確認するまでは登場させない。
図工室では、目につきやすい場所に物珍しい材料を置いておかない。棚に隠しておいたり、準備室の取り出しやすいところに置いておいたりする。
上の板書写真もかなりごちゃごちゃと書いてあるが…
①黒板を重ねて、左上の1、2、3だけ書いてある状態で授業スタート。(今日からの活動内容を示す前に振り返りシートを台紙に貼る作業をさっさと終わらせたい。)
②それが終わって、単元の導入ができたら制作の見通しを示すために重なっていた黒板を動かして、下半分を示す。
③活動終了の時間が近づいてきたら、空いている右上の場所に片付けの手順を書く。この辺りは結構思いつきで書くことが多い。
という順番にしてみた。最後に撮るとこんなごちゃごちゃ〜。
そして、別クラスで同じ授業を続けてやる場合は、書いたものを一度消すのである。(近づくと薄く見えるので、2回目は思い出しながらすぐ書ける。)
よく考えると支援的な意味合いもある気がするが、個人的には本当に
「じゃーん!」のときの子供の反応が楽しみなのである♪
あれ、じゃーんって、死語???