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#106(Re) 研究と私〜初めて研究発表会を見た日〜

2023.9.16.
考えすぎる秋の夜。(秋らしくない気候だけど)
引き受けちゃった授業が憂鬱だなーーー
宿泊の引率久しぶりすぎてちょっと心配だーーー
自分の作りたい本になってるのかなーーー
婚活関係で会ってみた人、どうだろうなあーーー
余興で漫才のネタ作り…小学生と打ち合わせをして楽しかったけど撮影と編集間に合うかなーーー
いろんなことが頭の中をぐるぐるしている。

ぐるぐるしているからなのか、書いた記事がなんか全然しっくりこない。2日前に上げた記事も下書きに戻した。

こういうときは…いでよ、過去記事!



◆◇◆◇◆◇

2022.8.8.
教員になって「これって教育学部で習わなかったなぁ…。」と思うこと。
それは…
「校務分掌」である。

大学では、英語などの全学部共通の基礎教養や、子供の発達について・教科教育法などの教員になるための知識を学んだ記憶はもちろんある。細かい内容はさておき、そういう授業があったなという記憶はある。

だが、実際に教員になると、授業や学級経営などのこれまで想像していた仕事とは別の仕事もあることを知る。

例えば、生活指導。校内生活を円滑に過ごせるようにするために動く組織。
起きたトラブルへの対応や情報共有、避難訓練の計画や実施、生活目標の周知とか、靴箱の位置決め、校内生活のルールについての掲示物作成、安全点検の割り振り決め、セーフティ教室の提案などなど。

特活。学級活動、委員会、クラブ、行事について。
各委員会やクラブの定員を決めたり担当教員を決めたり、行事に連動して代表委員を動かしたり、迎える会・子供まつり・全校遠足などの行事を提案して実行するなどなど。

それから、教務。これは学校生活の根幹。
時間割とか時数とか、チャイムとか教材とか学籍とか…付随する事務作業がたくさんある。

運動系の行事委員会や、文化系の行事委員会。
運動系ならば運動会、体力テスト、水泳指導など。文化系ならば学芸会、音楽会、展覧会、芸術鑑賞教室。

どれもこれもよく知らなかったけれど、確かに学校を運営していく上でそれぞれ欠かせないなと想像ができる。





そんな中、一番の謎が「研究」だった。
なんか部署として他のものと並列してあるけれど、何するところ?いつ誰がどうやって研究?

謎ではあったが、初任の頃なんて本当に日々の授業や学級のことで頭がいっぱいで、研究について考える余地もなかった。

そんな中、近隣の学校の研究発表会にみんなで行くことになった。その日は学校を挙げて参加することになっていて、授業も午前中で終わり。子供達を帰らせ、発表会に向かう。
その初めて参加した研究発表会が、自分にとってとても印象的だったのだ。

まず、受付をすると、分厚い封筒が渡される。封筒には校内案内図、時程、各学級の単元などが印刷されていて、それを見ながらどこに行こうかなと考える。

この日の研究内容はさっぱり忘れてしまったが、なんか大量のどんぐりを壁に投げつけている子たちがいたので、もしかしたら生活・総合だったのかもしれない。

指導案もなんだか言葉が難しくて、何が書いてあるのかよく分からない。授業を見ても何をやっているのかよく分からない。初任の経験値では歯が立たなかった。

そして授業が終わり、他の先生たちにくっついて体育館に移動する。これから発表会があるらしい。

え?何これすごい!看板みたいなのぶら下がってるし、花飾ってあるし、横には垂れ幕みたいなやつで研究主題とか講師の名前とかが巨大に貼り出されている!

で、教育委員会かなんかの人のあいさつが終わると

画力なさすぎてなかなか伝わらないと思うけれど、見たことある人なら分かるはず!
なんかムダのない動きでセッティングを始めたのよ!
驚きすぎて興味津々で見てしまう私。

で、肝心の発表が始まったけれど、これがまた初任の私には何を言っているのかあまり理解できず…

日頃の疲れも相まって、寝ちゃうっていう。


全体を通して感じた、初めての研究発表会の感想…(右も左も分からない初任の戯言として受け止めてくださいな!)

全国の研究発表している人に謝れ!



もう将来「ここが変だよ教育業界」とか書くなら絶対これはネタに入れなくてはと思ったくらい。
今なら発表までの準備の大変さが、1/10000くらいは理解できる。

でもこの感覚も大事なものだと思っていて、教員になりたての私は「茶番劇だ」と感じたが、それもきっといつかは当たり前だと感じるようになるだろう。違う業界から転職してきたからこその感覚なのだ。


いやぁもうこれは、研究と私、両者の歩み寄りが必要だ。
私はもちろんこれからもっと勉強しなければならない。
かと言って研究だって、せっかくやっているんだったらもっといろんな人に伝わるようなものにしなければいけないんじゃないか。
なんかやらされ感満載だったり、自分の言葉ではない原稿を読んでいたり。(そういう風に感じた。)そんな発表で相手に内容が届くのか?
指導案を自力でちゃんと理解できる人や、その研究に造詣の深い人だけが分かるものではなく、経験の浅い人やもっと言えば一般の人でも分かるようにするとか。





というわけで、初めて参加した研究発表会は、かなりのインパクトを私の心に残したのだった。。。

私がまさかの研究主任になるまで、あと2400日のことである。笑

◆◇◆◇◆◇


これだけ初めて見た研究発表についてディスっているけれど、個人的にこれまでにやってきた研究授業は思い入れがあるものばかりで、自分の成長につながったと思っている。

というか…
研究や発表会の向いている方向が子供なのか参観者なのかが一番大事なポイントなのでは、と思う。

参観者向きの研究にアレルギー反応出るタイプなんだな、きっと。



それより何より今は…
全てのモヤモヤ案件を楽しく笑顔で乗り切る力が欲しいいいい!

誰かオラに元気を分けてくれ〜



#教員エッセイ
#研究と私
#初めての研究発表会

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