入学した学校はクラスの半分が18歳、もう半分は我々のような社会人組。 社会人組は既婚者や子持ちも多く基本的に静かなので、教室の空気はやはりつい先月まで高校生だった子ども達の騒々しさが目立つ。どうやらボリュームゾーンは偏差値40程度の高校から進学してきた子たちのようだ。 彼らの様子を見ていると興味深い。呼ばれて返事くらいはできるが、何かを思考して答えるような問いを与えられるとたちまち黙る。近くの同じ18歳たちと照れ笑いのような目配せなどし、そのまま黙りこくって答えない。よっ
今年37歳になった本格的中年予備軍の『私』は、さまざまな事情があり、この春から学校に通うことにした。 このnoteでは、これまでろくな人生を歩んでこなかった消極的ろくでなしの『私』が、歩んできた30数年間の中で背負ってきたコンプレックスや失敗、歪み、闇などを見つめ直しながら、それでもこの人生を少しでも胸が張れるようなものに変えていくべく、ジタバタと右往左往する記録である。