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母の感情を受け止めること
小学2年生の時だったと思う
ある日母が体調を崩したのか、倒れるまではいかないが倒れこむように横になったことがあった
それは目の前で起きたことだったし、休日で兄弟みんな揃っていたのを覚えている
でもその時私は何も反応できなかった
声をかけることも、何か物を用意したり準備したりすることも何も
周りの兄弟は私より年上年下関係なく、少なくとも声はかけていた
母の症状が熱だったのかどこかしらの体の痛み等だったのかはもう覚えていないが、夕方には少し回復して動けるようになった
その時に私はひとりだけ何もしなかったから存在を無視されて困っていると、何もしなかった理由を答えるまでご飯は食べてはいけないと言われた
私は悩んだのち泣きながら、救急車呼ばなきゃいけないのかわからなかったからとか怖かったからと言ったと思う
それを言ったことで日常がまた動き出したわけだけど、私の中で大きく何かが変わった出来事のひとつだと大人になってから気づいた
ひとつは、それ以降私の目の前でとられた母の言動には全て適切な反応をしなければいけないということが私の中で約束されたこと
もうひとつは、周りの兄弟(特に自分より年下)には出来るのに私には出来ない部分があってそれは甘えであり自分の欠陥だと認めなければいけなくなったこと
もちろん普通に考えたら子供なので計算など無く素直な反応が全てなのだが、うちには大人は母しかおらず、身近に助けを求められる存在もいなかったので母に嫌われたり見捨てられたりしたら自分の人生も精神も壊れてしまうわけで
また後々書くかもしれないが、兄弟間でも困っていることがあったので、その助けを求められるかもしれない唯一の存在な母を失うことは考えられなかったのである
そこから私の母に対して気を遣いすぎて疲弊する且つその反動で反抗的になる人生への道が始まる
ちなみにこの出来事が頭の中で結びついたのはここ1、2年のことだったと思う
母と会話しているとどうしてすごく疲れるんだろう
話を聞いているだけでイライラしてきたり言い返したくなったりするのはなぜだろう
などと、こんな態度をとりたくない素直に話を聞いてあげたいという自分の中の葛藤に思い悩んで行き着いた結果である
ここまで長文なnoteは初めてなのでこの辺りで一区切りにしておきます