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坂本龍一『音を視る 時を聴く』

本日、ずっと気になっていた坂本龍一の『音を視る 時を聴く』展に行ってきた。場所は清澄白河にある東京都現代美術館。

これがまあ良かった。素敵すぎた。

せっかく今日素敵な企画展に足を運んで、五感が刺激されたから記憶が新しいうちに感想を記しておきたい✍

この企画展の広告を見た時、直感で「なんて素敵、、」と感じたのを今でも鮮明に覚えている。まさかのその同じ日に友人から「一緒に行かないー?」なんてお誘いのLINEをもらったから尚更運命を感じていた。

※以下すこーーーーーしだけネタバレ含むよ。

この企画展は12個の作品から構成されていて、個人的には『TIME TIME』『async-volume』『Music Plays Images X Images Play Music』の3つが印象に残った。

とくに『TIME TIME』は音、映像、ことばの融合が芸術的でどこか神秘的で、そして夢現。しかも私が読んだことのある夏目漱石の『夢十夜』から着想を得ていたのが鳥肌。この作品を読んだのは2024年の夏。正直内容が堅めでまだ読了はできていない。

でも、最初の方のお話は読んだから当時脳内で想像していた情景がパッとまた今日脳内再生された。朗読と映像が過去の脳内映像を呼び起こしてくれたということ。

企画展のタイトルにもある「音を視る」ってこういうことかって思った。この『夢十夜』の「第一夜」はなかなか色彩表現が豊か。でも今日の映像は8割が白黒。だけど当時脳内で再生していた映像のおかげで、私には映像に色彩が少し宿っているように見えた。

自分だけの記憶から自分だけの映像をつくり出せるのって良いなって思った。

今日から数日間はきっと余韻から抜け出せず、坂本龍一のアルバムをリピートするだろう、、、。

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