友人たちとの忘年会にて。
「俺も早く転職しなきゃなぁ」
「社会で成功する」「市場価値を上げる」
聞き飽きるぐらい耳に入ってくるこの言葉たち。
終身雇用という文化も薄れ、我々の人生のクエストに突如として追加された「個人の力を身につけよ」。
このクエストに付随するように、「多様性」「短期間で〇〇になる」というハッシュタグが増えている。聞いたことがない人はほとんどいないのではないだろうか?
そしていつしか「転職」して当たり前の時代になった。というか、「転職しないやつは個性がない」とか「一生その会社?もっと自分が輝けるところに行かないとだめよ?」みたいな雰囲気になりつつあると感じているのは私だけではないと思いたい。
話は変わって、「〇〇すると勝ち組・負け組」とか言うが、何に勝つのだろう、そして何に負けるのだろう。
誰かが決めた基準に振り回されているだけではないか?
そこまで誰かと比較する必要があるのか?
誰かと自分を比較しないと勝ち負けを判断できないのだろうか?
思いきり他人と比較してでてくる言葉ではないか?
人生って、勝ち負けつける必要なんかあるのか?
そういう言葉を良く使う人はただ注目を浴びたいだけなのか?
はいはい、とまぁ書き殴ったわけだが。冒頭の「俺も早く転職しなきゃ」って言うのも、転職することが勝ち組と言っている発信者に影響されているからだろう。人生がキラキラになるかどうかは自分次第なのに、人生の大一番の決断は他人任せという。なんとも危なっかしい。。
こんなことを言う筆者は転職をした身ではあるが、誰にも相談せず、自分の歩みたい人生に近づくために決断したまでである。キラキラ人生なんて夢見てない、険しく大変な道になるだろうと思って決断をした。
ここまで書き殴ってきたわけだが、これらすべて、
「どう思うかは自分次第でしょ?多様性の時代やしいろんな生き方がある」
なんて、言われて終わるんだが。。。「多様性多様性ねぇ、」
なんとも難しい世の中になった。感慨深いものがあった忘年会でした。
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