真の日常系漫画『ハクメイとミコチ』が持つ唯一無二の魅力

こんにちは、3104と申します。

皆さんは『ハクメイとミコチ』という漫画をご存じでしょうか?月刊誌「ハルタ」に掲載され、今年で連載十周年を迎える本作には他の日常系作品にない唯一無二の魅力があり、それをより多くの人に知ってもらいたいな~と思ってnoteを初めて使ってみました。駄文ですがよければお付き合い下さい。

『ハクメイとミコチ』は、身長9cmの小人「ハクメイ」と「ミコチ」の2人を中心に小人や動物達の自然豊かな暮らしを描く、1話完結型の日常系漫画となっています。3頭身で可愛らしい見た目ですが、登場するキャラは大半が成人しており自立しています。
他にもイタチで大工の鰯谷親方など、愛らしい動物や昆虫達も沢山登場します。動物と小人達との共存の様も本作の魅力の1つですね。

個性豊かな登場人物(登場動物)達は皆が人間臭く、憎めない性格の持ち主ばかりです。きっと好きになれるキャラクターが見つかるでしょう。

ところで皆さんは、幼少期に子供向け番組をご覧になっていたでしょうか?「ざわざわ森のがんこちゃん」「しまじろう」etc…。優しい世界の中で生きる主人公達はみんな子供で、幼児だった我々が感情移入しやすいように作られていました。幼児向けの絵本でも、主役を務めるのは大半が子供。よく遊びよく眠りよく食べ、作品世界を隅から隅まで冒険する主人公達。当時の私達からすれば、あの世界はとても身近で、だからこそ魅力的なものでした。

では、ああいった世界の登場人物達が大人になったら果たしてどうなるのか、考えたことはあるでしょうか。親元を離れたら?友人と別れたら?職に就いたら?もっと多くの人と知り合ったら?世帯を持ったら…?

そんな疑問の答えがこの『ハクメイとミコチ』。
「動物や虫、小人達が共存する自然溢れる生活」という可愛らしいフォーマットの中で描かれるのは、成長した私達が今生きているような等身大の生活。都会に買い物に行ったり、新しい美容院で散髪したり、新しい知り合いができたり、誰かと一緒にご飯を食べたり、遠出してみたり…。何でも無いような生活の中の一コマだけど、ずっと思い出に残っている特別な1日。そんな体験が貴方にもあると思います。そういった体験を圧倒的な表現力で描ききっているのがこの作品なのです。
何気ない日常を送る楽しさ、平穏な生活の彩りを描く『ハクメイとミコチ』は真の意味での日常系。
気になった方は是非読んでみて下さい。アニメ版ももちろんオススメです。


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