話すことが苦手な人への処方箋
「君は何が言いたいの?」
あなたは「話すこと」に苦手意識を感じていませんか?
少しでもビビッと感じたのであれば「1分で話せ」がヒントを与えてくれると思います。
僕が特にもらったヒントは3つあります。
1つが「話すことのゴール」です。今まで自分が言いたいことを言葉にするだけではなく、相手に理解してもらう。このことが「伝わる」ことだと解釈していました。しかしながら、「伝わる」ことがゴールでは本来の自分の願望、目的を満たすことはできません。「誰に何をどうしてもらいたい」、つまり、「相手を動かすこと」がゴールとなります。
2つ目は話の型(フレームワーク)です。
以下が型になります。
<前提条件の提示>
結論
根拠1 根拠2 根拠3
具体例1 (具体例2) (具体例3)
プレゼンの場合などは、型の前後に「主張」を置くとよいでしょう。
この型を学んだ際に気をつけなければならないのは「根拠と結論の因果関係」です。「会社が好き」の結論に対して、「会社の業績がいい」の根拠は正しいでしょうか?ブランド力があるからこそ「給料が増える」「福利厚生が充実している」、そこが会社が好きの根拠になります。このように、ロジックを隠して伝えてしまう癖があるので、僕はここが大変参考になりました。
最後は「俯瞰で見ながら話すこと」です。
相手の立場にもう一人の自分を置いて話し、客観的な自分と主観の自分を置きながら話すことで自分自身を修正できます。話す際の修正法の1つです。
<感想>
「君は何が言いたいの?」「何を話してるのかわからない」
そのような言葉を言われたことが多かった僕は、「話すこと」に苦手意識を感じていた。
そんな僕が出会った本が「1分で話せ」だ。
大学時代のプレゼンの時から、「エレベーターピッチをできるようにしたいと思うがうまくできない。」という悩みを抱えていたので迷わず手に取った。得たフレームを基に今から実践していく。
また、ここで学んだことを活かすため、noteで書評レビューをこれから書いていこうと思う。
「1分で話せ」 伊藤羊一 2018 SBクリエイティブ株式会社