私の人生が、喜劇にもならないくらい笑えてしまうモノだとしても、それはそれでいい。
人を愛し愛され、
その果てに悔いがあったなんて信じたくない。
どんなに泣いた辛い過去でも、今、自分が笑っていられるのなら、過去の自分も笑顔に変わってくれるはず。
半年後、三年間付き合っていた彼と結婚式の日取りが決まっていて、今日は前から楽しみにしていたドレス選びの日だった。
結婚雑誌をめくりながら待つ私を置いて、
あなたは病院へ搬送されてしまった。
そして一生涯、車椅子生活になるというあなた。
幸せの舞台にいたはずが、一瞬で奈落に突き落とされた。
奈落の底から見上げる景色は、
あまりにも遠く輝いている。
誰か、もう一度、私にスポットライトを当ててくれないだろうか…。