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治療選択に迷った時
私はとても極端な性格で、言い方を変えれば真面目で正義感がある方だと思います。頑固とも言うかな?
その性格が時々邪魔をしまして自分の事を苦しめることがありました。
それは昨年の秋、母の治療を巡ってとても苦しかった時期があります。
今振り返るといつも体に力が入っていたし、毎日泣きそうでした。
泣きそうと言うより一人になると泣いていました。
一番苦しかったのは最善の答えが出なかった時です。
でも今は笑って母に会えています。
どのようにして乗り切ったのかまとめてみました。
1,終末期の治療
それは母の治療方針を巡っての出来事です。
消化管に悪性のものがあるようなのですが、高齢でもあり精密検査はしませんでした。診断がついても積極的な治療は選択しない方針でした。
老人ホームに入所している母は訪問診療を受けています。
その母が敗血症という合併症を併発して点滴治療が始まりました。
私はキーパーソンではないので兄に連絡がはいり、後から点滴のことを聞かされました。
私は葛藤しました。母にとってそれはベストな選択なのか
積極的な治療をしないと決めて老人ホームにいるのになぜ・・・
腎不全もあるでしょ?大丈夫なのかな・・・
主治医へ治療への意向が伝わっておらず統一する為に私は医師に会うことにしました。
2,どちらも母の為の選択
高速道路で40分の距離に母の老人ホームがあります。早く着きそうだったのでパーキングエリアで心を落ち着かせ主治医との面談を待ちました。
私は看護師という仕事をしている事もあって、高齢の母に点滴をすることが良い事なのか、母を拘束する行為になるのかとても悩みました。
でも、医師は可能性を信じて点滴治療を選んだのは理解できました。
何で医師は点滴治療を選んだのか?と考えるととても憤りを感じるのですが
何の為にそれを選んだのか医師側に立つと医師の気持ちが理解でき
張り詰めていた心が楽になり、医師に会うことが出来ました。
予想通りご自身の治療実績から医師は母の可能性を信じてくださっていたことが分かりました。
効果がなかったらどうするか等も相談し心穏やかに面談を終わる頃が出来ました。
3,丁度良い答え
頑固な性格の私は『~しなければならないと』いう信念が沢山ありました。
でもその信念は大勢の人に通用する物ではありません。
自分の意見を通すと争いになる可能性もあります。
じゃあどうするか
元の信念の反対を書き出して、元の信念と反対の信念の丁度真ん中に立つと言うことです。
『そういう考え方もあるよね、それも良いね』
とても平和な解決法です。
丁度良い:ニュートラル:中庸
色々例え方はあると思いますが、丁度良い選択は循環してる良いエネルギーが途切れることがないので、とても良い空間にいることが出来ます。
周囲がひとつになる感覚があります。
だから、老人ホームに家族と行く時とても幸せな時間が流れています。
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4,終わりに
今の母は酸素2L,、尿の管も入っています。
その選択をする時も一つ一つ丁度良いを確認していったのです。
私の中で葛藤することはなく、母の様子を穏やかに見守る事が出来ています。
同じような思いをされている方はいませんか?
メッセージを下さると嬉しいです。
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