きょん

図解総研所属。複雑な本やテーマを図解してシンプルに分かりやすくして発信したり、その図解…

きょん

図解総研所属。複雑な本やテーマを図解してシンプルに分かりやすくして発信したり、その図解を用いて様々な立場の人が対話する場を作ったりしてます。Twitterでも活動中(https://twitter.com/kyon_hcj )。

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    「Notion」というツールって、何でもできるんです。一方で、何でもできるから使い方に迷っている人が多いと思い、Notionの使い方についてまとめていこうと思いつくったマガジンです。 2019.03〜

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サピエンス全史図解(詳説版)

どうも、きょんです。今回は初の本についての図解です。 人類の歴史。宇宙の成り立ちから、シンギュラリティに至る大いなる流れについて記述し、大いにビジネス界をはじめとして幅広く話題になった、「サピエンス全史」。約600ページにも及ぶ大著です。この本を昨年購入し読了して以降、何度も読み返しているのですが、読む度に新しい発見を得られるような深みと重みがあります。 ↓サピエンス全史↓ ただ、その内容の深さ、重さのせいなのか、またページ数のせいなのか、なかなか身近に読んでいる人はい

    • 『技術革新と不平等の1000年史』感想

      ダロン・アセモグルとサイモン・ジョンソンによる、『技術革新と不平等の1000年史』を読んだ。その読後の感想について、記録しておきたい。 まずはぼくの感想を述べる準備として本書の内容の簡単な説明をする。次に、ぼくの感想や考えたことについて、これまで読んだ本の内容に触れつつ、記す。 前提本書で言いたいことを一言でまとめてしまえば、「技術革新そのものが経済的な繁栄をもたらすというわけではない」ということだ。 たとえば、中世におきた技術革新は農民を豊かにすることはほとんどなく、

      • 『数学の世界史』を読んで

        ぼくが数学を学んでいた時にこの本が欲しかった。『数学の世界史』を読んで、そう思わずにはいられなかった。 数学には苦手意識があり、数式を見るだけで頭痛がしてくるようなぼくでも、いやそんなぼくだからこそ、数学に前向きに向き合おうと思えるような本だった。 なぜなら、この本が、数学の奥深さや面白さを伝えてくれる本だったからである。 数学というと、ぼくの中では「正しさ」をどう導くかの機械的な作業だった。公式を暗記し、問題に応じて適切に使用し、解を導いたり証明したりする。このような

        • 人生のひと区切りと反省

          思わず苦笑してしまった。ぼくはその試験を受けていたからだ。 小説の出題ほうが印象的があるが(スピンアトップ、フエーヤー…等々)、おぼろげながら、小林秀雄の難解な文章に冷や汗をかきながら小林秀雄の文章と格闘していたことを思い返す。 センター試験を振り返った流れでぼくが高校生のころを振り返れば、読書習慣なんてものはあまりなかった。当然、小林秀雄のことなんて知らない。 それが一転、今ではすっかり日々の読書は欠かせない習慣となっている。小林秀雄の本も読書のレパートリーに含まれて

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          読書振り返り.『〈公正(フェアネス)〉を乗りこなす: 正義の反対は別の正義か』.

          年初のnoteで書いたとおり、今年の僕のテーマは「振り返る」ことである。本を読んで振り返ることを少しずつ実践していきたい。 今月読んだ本で特に印象に残った本は、『〈公正(フェアネス)〉を乗りこなす: 正義の反対は別の正義か』だ。 「正義」は使いづらいことばである。その意味を説明せよといわれても答えるのに窮してしまう。その一方で、「正義」はよく用いられることばでもある。 たとえば、「正義の暴走」という比喩がある。コロナ禍における自粛警察は典型例だろう。マスクをつけていない

          読書振り返り.『〈公正(フェアネス)〉を乗りこなす: 正義の反対は別の正義か』.

          進むだけでなく振り返る。今年の抱負。

          「四知」という言葉がある。楊震という、後漢の官人の言葉らしい。 賄賂が当たり前の当時。楊震が、誰も見てはいないからと賄賂をすすめられたときに「天、地、我、汝。四者が知っている。誰も知らないことがあろうか。」と言い放ち、賄賂を拒否したという話である(どこかの政治家連中に聞かせてやりたい話だと思う)。 この言葉に出会ったのは、年初にたっぷり時間を取れた中で『三国志読本』という本を読んだ時。Amazonで「三国志」というキーワードが目に入り、思わず購入してしまった。 というの

          進むだけでなく振り返る。今年の抱負。

          今年の抱負

          いつの間にか年が明けていました。 社会の色々な事件を考えると、あまり年が明けたことを喜ぶことが出来ないので、「あけましておめでとう」とは積極的な意味では言いづらいです。 ただ、これまでお付き合いしてくださった皆様に対しては、ご挨拶をしたい。今年もよろしくお願いします。 昨年は、初めて海外に行ったり、会社を作ったり、新しい出会いがあったり、恩師と再会したり、色々なことがありました。 今年は、何が起きるのか。 あまり考えず、余裕を大事にしながら、粛々と日々を過ごしつつ、その

          今年の抱負

          『それをお金で買いますか』図解

          きょんです。 ハーバード白熱教室で有名なマイケル・サンデルさんの『それをお金で買いますか 市場主義の限界』を図解しました。 どんどん社会の中に市場取引ができる領域が広がる中、市場の役割はどこまで認めるべきか?ということを問う本です。 2012年に出版された本ですが、この本で問われている内容は、今もなお色あせない、むしろ今こそ深刻に考えなきゃいけない問題なんじゃないかなと思います。 以下、図解です。 ーー

          『それをお金で買いますか』図解

          ベーシックインカムの定義と論点の図解

          きょんです。 最近コロナなどの影響でベーシックインカムについての議論が日本を含む世界中で活発になってきているように思います。 そんな中、「ベーシックインカムってそもそも何?」「どんな議論が行われているの?」という方々のために、ベーシックインカムについて簡単にわかるような図解を作って見ました。 以下図解です。 図解は以上です。 今後、ベーシックインカムについては、色々と別のテーマで図解していこうと思います。 次回は世界でどんな実験が行われたか、について紹介する図解ス

          ベーシックインカムの定義と論点の図解

          スウェーデンの大学との「若者の意識についてのオンラインワークショップ」開催後記

          どうも、きょんです。 先日、URL(Universal Research Laboratory)という組織の仲間たちと、ストックホルム大学・日本学科講堂とで、オンラインイベントを開催しました! イベントのテーマは「若者の社会に対する意識」です。 話題となった日本財団の「18歳意識調査」の結果を受けて、日本とスウェーデンとで意見交換をしながら、お互いの若者にとっての社会や国に対する意識の違い、そして今必要とされるアクションプランについて考えてみるという取り組みでした。

          スウェーデンの大学との「若者の意識についてのオンラインワークショップ」開催後記

          『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』図解

          どうも、きょんです。 今回は『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』という本について図解しました。 ▼本のリンク この本、だいぶ前にも読みましたが、改めて読み返してもとても面白い、非常に示唆に富む内容です。しかも読みやすい。 せっかく読んだので、内容を自分なりに整理してみました。 以下、図解です。

          『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』図解

          社会課題解決のためのデザイン〜BIOCITY69号より

          どうも、きょんです。 今回は、雑誌BIOCITY69号より、社会課題解決の手法としてのデザインとその事例を紹介します。 ▼BIOCITY69号 僕はBookedという読まずに参加できる読書会を運営していて、BIOCITYという雑誌とコラボで読書会を過去に開催してきました。 今回もその一環で、スライドを作成しています。 以下、図解です。

          社会課題解決のためのデザイン〜BIOCITY69号より

          対話を通して見えたもの。「社会に参加する」ということについて

          はじめに僕にとって”社会に参加する”とはなんだろう。 そんなことを考えさせられる2日間だった。 1/18~1/19に、「三三三市 おっ玉手箱!」というイベントでBooked読書会イベントを開催した。 Bookedは「本を読まずに参加できる」というコンセプトの読書会で、これまで永田町Gridをメインに活動している。 今回は季刊誌『BIOCITY』とコラボして、2020年1月刊行の81号「社会を変えるクリエイティブソリューションズの現場」の出版を記念し、著者のstudio-

          対話を通して見えたもの。「社会に参加する」ということについて

          シェアリングエコノミーについて調べたことを図解してみた

          どうも、きょんです。 今回は、シェアリングエコノミーについて図解してみました。調べ始めたら色々面白かったので、それをまとめてみた形です。  以下図解です。 --

          シェアリングエコノミーについて調べたことを図解してみた

          『21Lessons』図解

          どうも、きょんです。 今回は、年内最後の図解ということで、あの『サピエンス全史』と『ホモ・デウス』の著者であるユヴァル・ノア・ハラリの最新作、『21Lessons』を図解しました。 ▼21Lessons 第一作目の『サピエンス全史』では人類の「過去」を、 第二作目の『ホモ・デウス』では人類の「未来」を、 そして、最新作の『21Lessons』では人類の「現在」について語っています。 過去作の『サピエンス全史』と『ホモ・デウス』は、世界で累計が2000万部を超えているら

          『21Lessons』図解

          『欲望の資本主義3』図解

          どうも、きょんです。 今回は、『欲望の資本主義3: 偽りの個人主義を越えて』という本を図解しました。 ▼欲望の資本主義3: 偽りの個人主義を越えて 「欲望の資本主義」は、大阪大学准教授の安田洋祐さんがナビゲーターを務め、分野の異なる知識人から話を聞きながら、資本主義の本質に迫っていくNHKのドキュメンタリー番組。 その内容はこれまで3つ書籍化されていて、今回図解したのは最新作です。 以前、フォロワーの方にこのシリーズを教えてもらい、読んで面白かったのと、図解して欲し

          『欲望の資本主義3』図解