映画:バーフバリ伝説誕生
memo
視聴時期:2020年8月
公開時期:2017年(日本)
あらすじ
高貴な身分の女性が赤子を抱え、追ってから逃れつつ川を渡ろうとして足をとられる。女性は自らを犠牲にして赤子を守り、水面から赤子を掲げた手だけが露出した状態で、赤子が救助される。女性はその後、滝の上を指さした後、川下へ流されてしまう。
赤子を救助した夫人は、「この子は子供のいない自分への贈り物」として大切に育てる。夫は滝の上へ帰しに行こうと言うが、それはダメと滝の上に通じる洞窟をふさいでしまう。
赤子はシヴドゥと名付けられ大切に育てられ、大きくなるにつれ滝の上への興味が増し、強靭な肉体で日々崖登りに勤しむ。その姿を養母が悲観し、シヴァ神の石像に1000回水を汲みかけるという願掛けを始める。シヴドゥがそれを知ると「体を壊してしまう」と言って、重いシヴァ神の石像を滝の下へ運んでしまう。これで水をかける必要がなくなったと母を安心させる。
滝の上から一枚のお面が流れてきて、そのお面が女性のものだと気づく。その女性に会いたい一心で再び滝を登り始めるシヴドゥ。何かに導かれるように今度はうまく登っていき、とうとう滝の上に到達する。
滝の上では戦があり、シヴドゥの会いたかった女性は戦士アヴァンティカだった。隙をついては思いを込めた艶やかなタトゥをアヴァンティカの体に描いていき、メイクを施して乙女心を呼び覚ます。するとアヴァンティカもシヴドゥの思いに応え、二人の気持ちは通じ合う。
アヴァンティカは幽閉されている王妃を奪還しようとしていた。そのことを知り、シヴドゥは自らが引き受け王宮に乗り込む。
しかし王宮に乗り込むとシヴドゥを「バーフバリ」と呼ぶ人が現れ……。
感想
インド映画をちゃんと見たのって初めてかもしれない。途中ダンスと歌が結構あって、ディズニー映画みたいだった。
冒頭に最大の謎が提示されていて、それが滝の上という新しい世界に行くことに寄りだんだんと解明されていくストーリー。主人公のシヴドゥが多方面にスーパーマン過ぎる。戦いも、人への優しさも、女性の扱いも。生まれ持った素質なんだなぁと見ていくうちにわかったけれど、養母にとても手厚く育てられたからこそだなぁと。
最初にシヴドゥを抱えて逃げていた女性も、アヴァンティカも王妃も養母みんなそれぞれ強くてインドの女性強すぎでは……と思ってみてた。わたしのインド人のイメージはビッグバンセオリーから吸収されたものがほとんどなので、ほんと強い。
インド映画、情熱的に歌って踊ってばかり……みたいなイメージを勝手に持っていたけど、ディズニー映画的な「はい! 気持ちが高ぶって来たね? じゃあ歌っちゃおうか!」みたいな納得感があって違和感ゼロだった。先入観よくない。
途中300<スリー ハンドレッド>のスパルタ軍のように盾でバリケードを作って槍で応戦する戦闘シーンや、Age of Empiresで見たことがる……と思ってしまうようなリアルタイムストラテジー的な駆け引きもとても面白かった。
動物に危害が加えられるシーンで「C.G.I」という表記が出ていたのですが、これは本物の動物ではなくCGで、動物虐待はしていませんよといったサインらしい。そういう表示を入れるんだなぁ。インドっぽいかも。気付いてないだけど結構そういうのは入れてたり注意書きがあったりするのかな。
最大に驚いたのは、これに続編があること!
もう完全に1作で完結する映画のつもりで見てた。ダークナイトにもびっくりしたけど(バットマンビギンズを見ないでダークナイトを見たらなんと3部作の2作目だった)、なるほどバーフバリも続編が……まだまだ楽しめそう。続きが気になる終わりだったのでこれは見る~!