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【seize the day#40】モネ展


国立西洋美術館

時差投稿になりますが、先々週末にモネ展:国立西洋美術館にいってきました。


入場制限があるのを心配していましたがそんなことはなく、かなりよく見ることができました。
それでも絵の説明をゆっくり読むのは無理そうなので、音声ガイダンスの貸し出しを利用。石田ゆりこさんの音声は聞きやすかったですよ。

今回の展示はパリのマルモッタン・モネ美術館から50点もの作品が来ていること、日本各地に所蔵されている作品も含めて過去最大規模の”睡蓮”を見ることができます!この機会は貴重です。

モネ展

  1. セーヌ河から睡蓮の池へ

  ”舟遊び”や”セーヌ河”のほかモネが50歳の時にジヴェルニーに購入した
  家につくった水の庭、睡蓮の池を描いた作品。
  国内に所蔵されている作品、松方コレクション、マルモッタン美術館の
  所蔵品が展示されていました。
  水辺を好んで描くのにはやはりセーヌ河とともに育ったという原風景が
  潜在的にあるのでしょうか。
2. 水と花々の装飾
  ”アイリス”の黄色、アガパンサスなどは睡蓮とはまた違った筆遣いの作
  風でした。
3. 大装飾画への道
  こちらの会場では写真撮影が許可されていました。

私はこの睡蓮がとても好き。没入感を感じられるのがモネの絵が好きな理由かもしれません。
睡蓮 こちらもとても好きな絵です。


睡蓮 柳の反映

晩年のモネは白内障、家族の死、第一次世界大戦といった苦しみに直面しながら巨大なカンヴァスに描いた睡蓮の絵で部屋の壁面を覆いつくす大装飾画の構想を抱いていて、その制作過程で描かれた睡蓮の作品にすっかり魅了されました。

4.交響する色彩
白内障を患いながらパレットにだした絵具の場所や色表示に頼って色を選んで描くという姿を思いおこさせる作品は、やはり色調が強く感じられましたが印象に残るものでもありました。

エピローグ
第1時世界大戦のさなかに描かれ、旧友クレマンソーに戦勝記念として捧げられた絵は確かに悲しいような静けさも感じられ、それでも静かに自然と一体化して心を落ち着けることのできるなにか見ている私も絵の中に入っていかれるような気持ちになりました。

2時間ほどのモネ展の滞在でしたがこうして数日たっても忘れないどころか、できればパリのオランジュリーにも行って更なる睡蓮への没入体験をしたいと思うほど、今の私にとっての大切な記憶となりました。





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