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【seize the day#38】大人に絵本を送る

季節の変わり目、とはいえ空がいくら秋の模様でも 暑い毎日が続きなかなか夏の疲れが取れませんね。

気が付かないうちに 身体だけではなくて心にも微妙なさざ波がたっていて
人から言われた一言に 過剰に反応してしまい 自分で自分に驚くなどということが この時期にはどうもあるようです。


叔母に絵本を送った日

先日 そんな思いをしている叔母 もうすぐ80代 から電話をもらい、翌日絵本を送りました。

電話口では あまり上手に気持ちを汲んで良い方向にもっていけなかったような気がして、ここは絵本の出番?と思いました。
実は私、無類の絵本好きで 子どもたちが成人した今もかなり自分で読んでいます。

今読んでほしいと思った3冊の絵本

「ちょっぴりながもちするそうです」ヨシタケシンスケ
毎日いろいろある私達大人 気持ちの切り替えが必要と分かっていてもできない時には ちょっと笑えるこんな絵本がいいかな。
実は 歌にもなっています。上白石萌歌さんの声がぴったりで嬉しい「つかれているのか よくわからないひとへ」




「お月さんのシャーベット」ペク・ヒナ/長谷川義史
暑い夜にぴったりのお月さんが溶けていく楽しいお話。溶けてゆくお月さんのしずくをたらいに受け止めるおばあちゃんは一体どうしたでしょう。
長谷川義史さんの関西弁訳がとってもやわらかくていい感じの 大人も惹きつけられる素敵な絵本。

「きょういちにちのラッタッタ」柚木沙弥郎/荒井良二
気持ちが上がり下がりする世の中の微細な出来事があっても、楽しく一日
ラッタッタとなれば幸い!人生の一日がそんな舞台ならいうことなしで夜もよく眠って明日がむかえられそうです。

絵本を届けるのはなぜ?

テレビもラジオも SNSからの情報も結構ちゃんとしっているなあと思うのですが、新刊書はなかな手にすることがなくなるのが高齢者。
そして 高齢者でなくても 絵本はこどものものというジャンル分けをしている方がほとんどなので手にする機会はないでしょう。
でも、想像してみてください。美しい絵に数行の文字 声に出して読んでも
疲れない程度のこの書物は、心をくすっと笑わせたり、励ましたり、感涙させてくれるのですよ。

受け取った叔母からの明るい声が!

宅配システムのおかげで翌日には叔母から電話をもらいました。
思いもかけない絵本を受け取り、すぐに読んだそうです。1度読んで楽しくなって何度も読んで、そのうちいい気持ちになって昼寝までして
起きたらなんだか世界が昨日とは全く違って感じられたそうです。



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