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突然敏感肌になったときの話。
昨年、突然敏感肌になった。
元々オイリー肌寄りで、肌の悩みはというとテカリと毛穴の開きだった。
だが成人後は肌が荒れた経験は特にはなく、自分は肌が丈夫なのだと思っていた。
敏感肌になった経緯と対策、そこから得た教訓を本日はまとめることにする。
それまでの使用化粧品
当時使っていたけど合わなくて使えなくなってしまったスキンケア、メイクアップ製品などは以下の通り。
・洗顔①:LUSH ハーバリズム
・洗顔②:LUSH 天使の優しさ
・メイク落とし:shu uemura アルティム8 スブリム ビューティ クレンジング オイルn
・化粧水:ロクシタン アクアレオティエ エッセンスローション
・保湿:ロクシタン アクアレオティエ ハイドレーションジェル
・クリーム①:ロクシタン アクアレオティエ ハイドレーションクリーム
・クリーム②:ANTIPODES ディエム Ⅽ ウォータークリーム
・下地①:エスティーローダー ダブルウェア フローレス ハイドレーティング プライマー
・下地②:ジルスチュアート イルミネイティング セラムプライマー
・ファンデ①:エスティーローダー ダブルウェア ステイインプレイス メークアップ
・ファンデ②:エスティーローダー フューチャリスト アクアブリリアンス メークアップ インテンス モイスチャー
・リップメイク:shu uemura ラックシュプリア
原因だと思うこと
①毎日のスクラブ洗顔
当時ナチュラルな素材のものが使いたくてLUSHのハーバリズムで毎朝洗顔していた。
この頃「摩擦レス」を謳う商品やCMが流行していた。
摩擦については心配だったのでLUSHの店員に聞いたのだが、返ってきた言葉は「自然由来の素材なので毎日使っても大丈夫ですよ〜」。
ビジネスだからそう言うしかないだろう。
実際おそらく毎日使っても大丈夫なのは20代前半までなのではないかと思う。
どんな素材であってもスクラブが肌を傷つけることは間違いない。
ハーバリズムで調子が悪くなり、しっとりめの天使の優しさに変えたがダメだった。
②スチーマー
当時、某社のフェイススチーマーを買って、2,3日に一回ほど使用していた。
これもやりすぎだったのではないかと思う。
スチーマーは肌を乾燥させることにも繋がる。
③コロナ感染
敏感肌になったのはコロナに感染した直後だった。
年齢も原因といえばそうかもしれないし、季節の変わり目でもあった。
スクラブもスチーマーも使いすぎていた可能性はある。
だが、コロナの症状が重く1ヶ月半ほど毎日寝て過ごさざるを得ないほどだったので、なんらかの影響はあったと思っている。
訪れた肌の変化
まず感じたのは、小鼻のピリピリ。
化粧水やジェルをつけるとピリピリとし、ファンデを塗ると顔全体がかゆくなった。
お気に入りで何色も持っていたshu uemuraのリップは全てダメ。
唇がジンジンし、皮がはがれボロボロになった。
ホホバオイルでホットクレンジングすると少し落ち着いた気がしたが、とにかくピリピリしてかゆかった。
極め付けは、サンプルでもらったPOLA B.Aのローションとミルク。
「高級なものだからお肌の救世主になってくれるに違いない」と期待を込めたが、これが最高にピリピリしてしまい高級路線は諦めた。
顔に触れるものを一新
①まずはスキンケアから
肌がピリピリする原因を調べに調べた。
乾燥はもちろん、バリア機能が低下しているとか、過度なお手入れも原因だとわかった。
乾燥対策にはセラミド入りの製品が良いともわかった。
そこで、敏感肌用に作られておりセラミドも入っているETVOSを試すことにした。
何年も前にミネラルファンデを試したことがあるが毛穴落ちしまくり、苦い思い出のあるブランドだった。
それもあって、グレーなやり方ではあるが、最初から正規品は買わずメルカリでサンプルを購入した。
試したのはこちらのシリーズ。
ETVOS アルティモイストシリーズ
ローションは全くピリピリしなくて感動。
セラムとクリームはたまにピリッとしたが、許容範囲内。
結局シリーズでそろえた。
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②洗顔も変えた
ズボラすぎて洗顔フォームを泡立てるのが面倒なので、最初から泡で出る製品にした。
(泡だてネットが洗面台にあるのもなんだか嫌。)
ETVOSにもあるのだが値が張るので、手頃なMARKS&WEBを選んだ。
MARKS&WEB フォーミングウェイスウォッシュ
次にクレンジング。
実はクレンジングオイルは肌に良くないというのは以前から耳にしていた。
ミルククレンジグは落ち切らないことがあるし、それならゲルが良さそうと思いMANARAをチョイス。
MANARA ホットクレンジングゲルマッサージプラス
こちらも全く問題なく使用できた。
マスカラをつけすぎると落ちないので、同じくMANARAのアイリムーバージュレも合わせて愛用している。
③下地とファンデーション
下地とファンデについてはETVOSの店頭に行った。
種類がありすぎてどれを選べばいいかわからなかったのだ。
流行中のミネラルインナートリートメントベースとミネラルコンフォートクリームファンデーション(現在廃盤)をすすめられた。
サンプルをもらったところ問題なく使用できたのですぐに購入した。
④リップクリームでも荒れる
リップは肌以上に深刻だった。
唇の美容液が良いのではと思ってエスティーローダーのリップオイルセラムを買ったけどダメ。
パッケージが最高にかわいいCICAのナイトリップマスクももちろんダメで泣く泣く捨てた。
ある日大好きなAUX PARADISに立ち寄った際、かわいいリップクリームを見つけた。
アルガンオイルが含まれているというのできっと良いだろうと思ったのだが、これも荒れた。
調べてみると、リップクリームでも荒れる場合はミツロウかヒマシ油が原因であることが多いとわかった。
ミツロウ・ヒマシ油フリーの製品はあまり多くない。
キュレルのリップケアクリームがドラッグストアでも手軽に購入できるので使うことにした。
これはもう全くの無害だった。
寝る前にリップケアバームも愛用している。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/118018516/picture_pc_0ac291b4095569447776823f76f14160.png?width=1200)
⑤最大の難所リップメイク
リップクリームでも荒れるんだとかなり落ち込んでいた頃、カルミンやタール系色素も荒れる原因だと分かった。
(使用していたジルの下地やロクシタンのスキンケアシリーズはガッツリ着色されていたので、これも荒れる原因だったのではないかと思う。)
ETVOSはタール系色素不使用のリップを作っているようだがやはり値が張る。
そこで、ミツロウ・ヒマシ油だけでもフリーなORBISのピュアセラムルージュを買ってみた。
これもダメだった。
唇上の水分が全部持っていかれる感じ。
Zoom会議の時だけ使用して、すぐにクレンジングウォーターで拭き取る生活が続いた。
意を決してETVOSのミネラルシアールージュを購入。
これも唇の輪郭の皮がむけてしまった。
そんな中、敏感肌用のブランドを探している中で出会ったのがosaji。
近くにあったのでさっそく買いに行った。
買ったのはニュアンスリップスティック。
やはりこれもピリッと乾燥して皮がむけてしまった。
すっかり途方に暮れてしまった。
⑥ついに出会った一本
osajiのブランド設立経緯に好感を持ち、HPをじっくり読み込んでみた。
そこで気になったのがニュアンスリップバームという、より優しそうな製品。
バームはすぐに色落ちしそうだと思ってリップスティックの方を買ったのだが、もう試してみるしかなかった。
結果、これが唯一荒れない運命の製品だった。
ニュアンスリップスティックよりもするんっと塗れて密着感がない。
「はやる心」というカラーは少し乾燥する気がするが、「幕開け」というカラーは荒れる気配がない。
(個人的にはどのブランドも共通して、ピンク系は荒れにくいがレッド系が荒れる傾向にある。)
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一番効いたケア
①肌断食
コスメについてはいろいろと放浪することになって大変だったが、スキンケアはETVOSのおかげですぐに落ち着いた。
ただ、それまでの私はスキンケアを過剰にしがちだったのではないかと振り返っていた。
そこで調べてどりついたのが肌断食。
週に一度ほど、洗顔後何もつけずに寝るという方法である。
何もつけないから肌の自然治癒力が高まるのだとかなんとか。
確かに一理あるなと思ってやってみると、冬なのでガンガンに乾燥した。
②秘密兵器
そこで活躍したのが加湿器である。
秘密兵器というほどのものではないが、意外とスキンケアのために使っている人は多くないのではないか。
真冬なのに部屋にカビが生えるという大きな痛手を負ったものの、毎晩加湿器を枕の近くに置いて寝たところ肌はみるみる回復。
肌断食をしても乾燥しないし、むしろ何も塗らないで寝るほうが潤った気がする。
きっと乾燥がいちばんの原因だったのかもしれない。
なお、加湿器は超音波式が多く普及しているが手入れが面倒だし、汚れていては元も子もないので清潔に使えるスチーム式をおすすめする。
③もう一つのコツ
洗顔後に顔を拭かないというのも乾燥を防ぐためには大事。
顔を拭くと水分が奪われてしまうので、私は顔を洗ったらそのまま放置。
水気が落ち着いたら化粧水を塗るようにしている。
その後の経過
現在もスキンケアとベースメイクはETVOSが中心。
唇はosajiのニュアンスリップバームとETVOSのミネラルプランパーシリーズをたまに使っている。
たまに小鼻の角栓が気になってSABONの3in1マスク&スクラブを使うが、使用後に一度ピリッとしたかなという程度である。
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補足:オーガニック製品について
私はもともとANTIPODESのディエム Ⅽ ウォータークリームを使用していた。
ANTIPODESはオーガニックのブランドである。
オーガニック製品はなんだかマイルドそうだと思っている人がいるようだが、それは逆で、オーガニック製品はかなり刺激が強い部類に入るらしい。
肌が揺らいでる時にオーガニックは避けたほうがいいであろう。
一番大切なこと
肌荒れでもなんでも、問題が起きた時に徹底的に調べて改善してみることが大事だと思った。
友人が同時期に肌荒れに悩み皮膚科にかかっていた。
彼女は自分で改善を図っているようには見えなかった。
どうも医者にかかればなんとかしてもらえると思っている人間は多い。
病気や悩みを改善するのはあくまで自分である。
手術が必要なケースや深刻な場合を除いて、基本的には自分で原因を探って対策を打ちながら健康を保つしかないのだ。
暮らしにしても仕事にしても、その精神を大事にして直面した問題に徹底的に挑んでいくしかないと思った出来事であった。