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梨泰院クラスから経営者たるものを学ぶ

こんにちは。Kiwi PR合同会社の植田聡子です。

プライベートの私のお知り合いは、私が2003年の冬ソナから始まり、2005年に「私の名前はキム・サムスン」でヒョンビン沼にはまった末、韓国語を学んでいたことをご存知かもしれません。

今日は今さらですが、「梨泰院クラス」について話したいと思います。

「半沢直樹」が好きなビジネスパーソンは必見!

ちなみに、トップの画像は2020年2月に行った梨泰院のサムスン美術館。海外旅行はあれから行ってないな。

「梨泰院クラス」をご存知ないというあなたに

高校時代、最大手外食企業「長家」の会長とその息子によって退学処分となったパク・セロイが主人公。
セロイは中卒の前科者にされ、父親まで死に追いやられた天涯孤独の身に・・・
出所後、苦労して資金を貯め、国際色豊かな梨泰院に居酒屋「タンバム」を開店。
何度打ちのめされても、宿敵「長家」の巨大権力に立ち向かい、
セロイと仲間たちが韓国外食産業の頂点を目指す姿を描く復讐劇。

私は起業した立場なので、彼の店「タンバム」のチームづくり、経営判断、などビジネス目線で刺さるセリフが多いのです。

パク・セロイが刑務所でスンウォンに対して

「俺の価値をお前が決めるな。
俺の人生はこれからだ。
必ず成功してやる」

刑務所で一緒になったスンウォンに対し、パク・セロイが言ったことば。前科者、学歴もない自暴自棄になっていたスンウォンは、その後、セロイと一緒に働く仲間になります。

パク・セロイを好きな二人の女性

「味方になりたければ、
彼を変えようとせず
一緒に歩む覚悟をすること」

真っ直ぐなセロイは時に青臭いと思われるほど信念を通す理想主義者。時に周りはそこを理解できず、目の前の利益や妥協も必要ではないかと思いがち。高校の同級生のスアが、パク・セロイの店のパートナーであるイソに対してのアドバイス。

彼を『信じる』こと。他人は簡単には変えられない。

彼は自身の信念を貫き通すことに人生を懸けています。

トランスジェンダーの料理人への言葉

「お前はお前だから、
他人を納得させなくていい」

店の料理人がテレビに出ることになった時、「長家」から、「彼女がトランスジェンダーであること」をネットで拡散されます。まだ韓国では、性自認に対し、やや偏見もあり、マスコミや周囲から一気に好奇の目に晒されます。

「お前は俺が知りうる中で一番勇敢で、きれいな女性だ。好奇の目に晒されてまでやらなくていい。お前はお前だから、他人を納得させなくていい」

テレビに出ることは、自社にとって投資を得られる勝負であるのに、それでも社員の気持ちを優先しようとするパク・セロイの姿勢。

炎で焼いてみよ 
私はびくともしない石ころだ 
強くたたくがいい 
私は頑強な石ころだ 
暗闇に閉じ込めてみよ
私は一人輝く石ころだ
砕けて灰になり腐りゆく 
自然の摂理すらはね返してやる 
生き残った私 
私はダイヤだ

これは実在しないドラマオリジナルの詩「石ころ」です。トランスジェンダーのヒョニの背中を押すひとつになった素敵な詩です。

韓国の「詩」の文化、好きです。

ビジネスで妥協しそうな時のセリフ

「今1回、最後に1回、
もう1回、一瞬は楽になる。
だけど繰り返すうち人は変わる」

今回だけなら、1回だけ・・・と繰り返すうちに、どんどん信念が変わって失われてしまう。信念や考えが変わると人そのものが変わってしまう。たった一回の甘えがその後の大きな後悔や過ちにつながるかも、という意味だと思ってます。

専務に対して自分の目標を語る

「僕が欲しいのは、自由です」

「僕と仲間が誰にも
脅かされないよう、
自分の言動に力が欲しい」

「不当なことや権力者に
振り回されたくない」

「自分が人生の主体であり、
信念を貫き通せる人生。
それが目標です」

「長家」の会長一派から距離を置く専務から「望みは復讐だけか?」と聞かれたパク・セロイは、信念を貫き通せる人生が目標だと告げます。

「信念」という言葉はこのドラマで何度となく出てくるワード。

パク・セロイは「信念」を貫くために何度となくつらい思いをします。逆に言うと、そういう長いものに巻かれている大人たちが多い中で、真っ直ぐな彼の姿勢が光ります。

他にもいくつもキラリと光るセリフだらけ。そういう視点で見るとドラマもまた違う楽しみに満ち溢れています。

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