キャリアを選択する勇気
こんにちは。KiwiPR合同会社の植田聡子です。
今日は転職や起業をずっと考えながら、なかなか決断できない方に向けて書いてみたいと思います。
私には勇気がなくて・・・
公務員を辞めた時、起業をした時、何度となく言われたのがこの言葉。
「植田さんはすごい勇気がありますね。私には勇気がなくて・・・。」
どう捉えるべきかはあまり考えませんが「無鉄砲だよね(笑)」とも言いにくいので、そうおっしゃるパターンもあるでしょう。
でも、「本当は今の組織は好きではないけれど、長く働いてきたし、家族もいるし、転職なんて難しいし・・・」という消極的選択で、現職を選んでいる方もいます。
「転職や起業こそが素晴らしい」
「一つの会社で勤め上げることがあたかも古い価値観」
「公務員は定年まで働くのが当たり前」
どれもみなステレオタイプな考え方にすぎません。
一つの企業にいること、転職すること、起業すること、いずれも「個人の選択」の一つであり、そこに優劣は存在しないはずです。
起業家が優れているとは限らない
これまで多くの起業家の方々と知り合いました。
もちろん本当に素晴らしい志や人徳の方もいるのですが、時には「あなた、組織の中ではうまくいかないかもしれませんね」と思ってしまう方も結構います。
協調性がなかったり、思いやりがなかったり、独善的。だから、起業するしかなかったのだろうなぁと・・・
転職や起業を選ばずとも、今の組織の中で「勇気を持って成し遂げられること」はいくつもあるはずだと思うのです。
ですから、どうぞ「勇気がなくて・・・」などと言わずに、自分の選択を納得して、消極的選択ではなく、意思を持った積極的選択として、今の組織の中でどうキャリアを築いていくかを見つめていただきたいと思います。
大きな組織でしか成し遂げられない、規模の大きなインパクトのある仕事というのは、確実に存在します。多くのステークホルダーと共に、後の社会に影響をもたらすようなダイナミックな事業は、大きな組織の醍醐味だと思うのです。
それでもキャリアシフトの選択をすべき時
✔️役職定年を機にモチベーションが保てない
✔️責任ある仕事からも外され、職場に居場所がない
✔️やりたいと思っている仕事がある
納得のいかないキャリアの中で悩んでいるなら、ぜひその時間をネクストキャリアを考える時間と捉え直して、給料をいただきながらの助走期間にしていただければいいのではないかと思います。
タイミングが来たら、動いてもいいし。
起業した人は皆、最初は感じることだと思いますが、お客様からお金をいただく重さというのは本当にものすごいことなのです。
勤め人を長く続けていると、「8時間働いたのだからもらって当然」だと思いがちですし、そのような雇用契約なのですから、それを否定することはありません。でも、そのシステムを維持し続ける雇用側の体力たるや、本当にありがたいことなのだと、改めて思います。
そして、本当にやりたいことがあって、それは今の組織では成し遂げられないなら、それはやはりライフシフトのタイミングかもしれません。時間は有限ですから。
但し、本当に辞めないと実現できないことか、はよく考えてください。
一番困るのは、「やりたいな、でも勇気がないな」のループの中で、時間ばかりが過ぎていくこと。使い古された言葉ですが、「やらなかった後悔」はしんどいですよ。
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