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キャリアの棚卸しはワンパターンではない

元ANA、そういう肩書きで語られる

私のキャリアのスタートはANAです。

当時のANAは「就職したい企業No.1」で、入社式にはテレビカメラが入るような、そんな企業でした。もうとにかくANAに入りたくて入りたくて、高校生の頃からそれを夢見ていたわけですから、本当に嬉しかったですね。

じゃあどうして辞めたのかというと、不規則な生活とストレスで、全身にアトピーがでまして、1ヶ月入院することになりました。その当時を知らない人には驚かれますが、もう本当に体調を崩すと何にもできなくなる、の典型です。当時のANAは専門職採用(客室、地上職、事務)での人事交流がNGだということもあり、メイクもできないくらい肌が荒れた自分には仕事が続けられなかったわけです。夢多くして入ったANAでしたが、気分を切り替え、もう少し地に足ついた職を探そうと転職しました。

その後、ベネッセ(結婚で退社)ベルシステム24(都庁に転職のため退社)と渡り歩くのですが、やはりネームバリューだけでいうと、ANAブランドはとてつもなく大きい大きい。自分自身はビジネスの多くを学んだのは「ベルシステム24」というテレマーケティング会社での、大手企業をクライアントとしたスーパーバイザー業務なのですが、人々には「元ANA」というイメージがつきやすかったのは明らかでした。

自分のプロフィールのどこに重点を置くか

転職を検討する際、「これまでの自分のキャリアを棚卸ししましょう」とよく言われます。その時にもちろん、経験してきたキャリアをありのままに記載するわけなのですが、ここで重要なのは、何に重点を置くかをよく考えましょうね、ということです。

例えば、私の場合、PRをメインに働きたい、と思うわけですが、クライアントによってその守備範囲はかなり違ってきます。

堅めの企業さんなら、許認可事務の経験や法令が読み解けるレベルが強みですし、教育系の企業なら大学事務の経験をフックに語れますし、ライティングなら記者クラブと一緒に取材して、毎日記事をアップし続けた2年間の現場を語ります。行政との協働の時には、民間と行政の両方の視点があるキャリアがメインとなります。

相手は何も予備知識がないとどうしても「自分がイメージしやすい経歴」のイメージが残りやすくなるわけです。一般的にtoCのビジネスの方がイメージが容易なのでそれが転職の際にプラスに働くならいいのですが、そうでない作用を望むなら、職務経歴書の記載についても多少アレンジしたほうが望ましいと思います。

職務経歴書を使い回すより、面倒でもカスタマイズしていくことで、面接などの対応も話しやすい方向にコントロールすることも可能です。

転職希望、キャリアチェンジを目指す公務員のかたに

日々いろいろなキャリアの方々のご相談を受けており、公務員の悩みも最近本当に色々あります。正直、全員が全員、転職に向いているわけでもないのですが、とはいえ、「公務員だから民間ではつぶしがきかない」と諦めるほどでもないというのが実情です。

今後、本当は公務員と民間企業との人事交流がもっともっと進んでほしいと思っていますし、一度公務員から民間にシフトした人がまた公務員に戻れるような、そういう制度ができないかなと強く思います。私が過去いた民間企業ではそのような出戻りさんは本当に重宝されていました。もう新卒一括採用で定年まで、というスタイルに固執することもないので、とにもかくにも「人事」の柔軟さが、選ばれる組織になる肝になると思います。

興味あるというかたはお気軽にご連絡くださいね。

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