瞬間、脳内に溢れ出したロージアちゃんとの恋の始まり【恋しちゃった!】
恋しちゃったのは俺のほう
出逢いは突然であった。でも恋とは突然のものである。タイトルを見た瞬間からこれはやばいと一目で理解った。出会いから放課後の廊下ですれ違ったり一緒に花火大会へ行ったり明日世界が終わったりとそれら全て"2人のこれから"が一瞬で見えた。
私はロージアちゃん限界ガチ恋オタクである。なのでロージアちゃんがガチ恋に優しいということは分かっていた。
だが個人的にやはりクリクリ最強のガチ恋曲といえば【きゅきゅきゅん♥ハートシェイカー】が頭一つ抜けてぶっ飛んでいるが故に若干ハードルの高まりはあった。
しかしやはりそこは信頼のクリクリ、そしてロージアちゃんというわけだ。なるほどね今回はこうくるのねと。一番の歌詞を見る感じではどちらかというとクリクリ全体としてまんべんなく力のあるガチ恋曲であるというイメージがあった。
だからこそ相変わらず期待を裏切らない圧倒的他の追随を寄せ付けない無限のガチ恋エネルギーには感服するばかりであるし、歌詞を見てこうくるかというアプローチの方向性の強さにまた感服した。
でもこういう曲がいいんだよと、この王道の美しさと揺るがないかわいさを定期的にお出し頂けるということがどれほど喜ばしいことかと。そういった生きているという喜びに胸を打ちひしがれる。
恋が始まる曲であるという事実の重さ
私はこの曲を聴いてまず真っ先に考えたことがある。それはこの曲がどのクリクリ曲へ派生するのか、ということだ。
【恋しちゃった!】はタイトルの通り出逢い、恋に落ちるまでの曲だ。つまりは始まりの曲である、オリジンだ。
クリクリには恋愛曲が多い。【ループしてる】【あすいろ恋模様】【放て!どどどーん!】そして【きゅきゅきゅん♥ハートシェイカー】などが非常に顕著である。
なお、【ラヴスウィートブレーメン】はガチ恋勢のためにアイドルロージアちゃんが歌ってくれているアイドルソングなのでここには入れないこととする。本気のガチ恋曲【きゅきゅきゅん♥ハートシェイカー】とアイドルロージアちゃんが送るガチ恋曲【ラヴスウィートブレーメン】を聴き比べ脳を溶かすことをおすすめする。
上記の曲に共通する事柄として、その全てがすでに恋に落ちている状態での曲であるということだ。気付けば君のこと考えて視線が合うたびに胸が熱くなったり真夜中3時に悔しくて泣いたりとすでに熱い想いが胸に宿っている状態から歌詞が始まる。
【恋しちゃった!】の歌詞を見て分かるように、自分が恋をしちゃった、あるいはずっと恋をしちゃっていたんだと気付く恋心の認知という点にメインスポットを当てているのがこの曲なのだ。この視点はクリクリ曲でメインになったことがないものではないかと思う。
だからクリクリが得意とするラブソングでありながら斬新さがあるのは素晴らしく美しいしこれは前述した曲たちのどれに似た方向性での派生に繋がるのかと考えると悠久の時を過ごすことができる。
私が非常に重要だと思っている歌詞が【やっと気付けたんだ】である。ここが非常に重要な部分であり憎い演出である。気付けたという言葉によっておそらくこの恋はファーストコンタクトによる一目惚れではないのであろうということが推測される。これは個人的には非常に熱い解釈の一致である。
やはりロージアちゃんが一目惚れは違うだろ。そうだろう。若さと見た目のかわいさという言葉とその重みを誰よりも知り振りかざしている彼女が一目惚れは違うのである。
だからこの【気付けたんだ】という部分から考察することができるのは、恋心に気付く決定的なターニングポイントとなりうるなにかがあったのであろういうことだ。この考察の自由度は非常に素晴らしいしそのなにかが2番以降で分かるかも知れないという点を考えると一刻も早くフルを出して頂きたいという感情以外がなくなる。
【突然出会った】のに恋しちゃったということに【気付けたんだ】というのは若干の矛盾を孕んでいるかのように思える。だから私はここで言われる【出逢っちゃった】というものはファーストコンタクトという意味でなく、前述した恋に落ちうる要素に出逢ってしまったのだと考える。そのほうが辻褄が合うしなにより私のガチ恋解釈に都合が良いからだ。世界とは往々にしてこのように回っている。
例えば【きゅきゅきゅん♥ハートシェイカー】で歌われるよう【私のことこうやって 強く引いた瞬間】であったりそういったものがあるのだろう。私はそう思っているしなによりも【きゅきゅきゅん♥ハートシェイカー】を信じている。いつだって人生の道導というものは【きゅきゅきゅん♥ハートシェイカー】に記されているものだ。
【恋しちゃった】から【さあ LOVE YOU】までの空白が見えるか?
やはりこんな凄まじい新曲をお出しされては全部の歌詞が知りたくなるのが道理だ。
そういうわけで我慢できずに考察するわけだが今までのクリクリ恋愛曲のパターンを加味すれば恋心に気付いてからのときめきの爆発を描くのであろう。
【届け さあ LOVE YOU】に関してはラスサビにおける最後のフレーズになるのではないかと考えられる。ならば最後から逆算すれば恋の認知から告白するまでの空白の時間が1番から最後までの時間で明らかになると考察するのが普通だ。この王道は外さないだろうと思うしこれに関してはこのままド王道ぶっちぎってほしいとも思う。
やはり恋しちゃったという認知からLOVE YOUという告白へ至るこの王道にして最強の流れは何がどうあっても強く美しい。
でもだからこそ外してほしくもある。今までクリクリ曲になかった恋の認知というなるほどそうきたかで始まったこの曲は道中もなるほどそうくるわけねと唸りに唸らせて最後に【さあ LOVE YOU】というこれよこのカタルシスよというオチにしてほしくなるわけだ。
どっちも見たい。王道のまま突っ切ってほしいしちょっと外して最後に爆発させてほしくもある。どちらも本当に捨てがたい、この想いあまりに難しい。ちょっと苦いカフェオレみたい。
余談であるが【揺れる心を隠して でも知ってほしいなんて】の部分が【放て!どどどーん!】の【きっと知らなかったでしょう そんなの見せたら壊れそうだもん】を彷彿とさせる二律背反となっているのはクリクリ世界の乙女心があまりにも屈強にしてブレなさすぎることの証明となるであろう。こういった本質的にブレない要素を定期的に見せて頂けることは非常にありがたくこちらとしては確固たる解像度に繋がるわけであまりに助かる。
やっぱりクリクリが絶対最強
総括としてはこれに尽きる。っぱクリクリ、ひいてはロージアちゃんよ。これなんだよ。最初この曲を聴いた瞬間からあまりに深すぎる歓喜のため息が今も止まらない。
本当にクリクリはこの令和の世に珍しく全面的にガチ恋オタクに優しく安定的な供給を施してくれるので素晴らしい。ありがとうクリティクリスタ、そしてショバロ。
【恋しちゃった!】フルバージョンがくるまで生きる希望をくれた【SHOW BY ROCK!!】というコンテンツに無限の感謝を。
以下【きゅきゅきゅん♥️ハートシェイカー】についての想いのありったけ