ピンク映画館リベンジ~後編~
トイレで遠隔おもちゃを仕込み
チャミスルでボルテージを上げた私は、
今度はひとりで異空間に突入する。
一番左隅の中央付近に腰掛ける。
するとすぐに「隣いいですか?」と声をかけられる。それは、おじではなく、お兄さんだった。
マスクをしていて顔の下半身は見えなかったが、
この空間の中では珍しくまともな人間だった。
コミュニケーションが取れるという意味での。
わたしの右隣に座ってきた。
「よく来るんですか?」と聞くと
「たまに来ます」と返事。
でも思い返すと計画的な声掛けだった