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高齢犬 脳梗塞発症②ごはん・薬

一番悩んだことはご飯、薬を飲ませないといけないこと。
今までも処方された薬をご飯から上手によけることができたので、犬用チーズに埋め込んだり、ちゅーる的なものに紛れ込ませたりといろいろなものに《紛れ込ませる》ことでなんとか薬のませることができていました。
これはよくありますよね、犬猫あるあるだと思います。
お薬ポケットの便利なおやつ?も売られていますけど、長期でお薬飲ませたことがなくて買ったことがありません。

しかし、まずそもそもカリカリのご飯を食べなくなりました。
我が家は犬も猫もシュプレモ、ニュートロを食べさせています。
ロイヤルカナンからはじまって落ち着いたのがMARSのカリカリ。
毛艶がいいねーと褒められるのもこのお陰かなと思ってます。
17歳、16歳の高齢ダックス二頭いますが、何歳か聞かれて答えても「え?!見えない!なんで?!」と言われます。飼い始めから食べさせていたわけではありません。普通にどこにでも売っている物をずっと食べさせていましたけど、シニア期に入り、体重やいろんなことを考えていきついた先がMARSです。他に特に特別なことをしているわけではないので若く見えるのはご飯のお陰かなと思います。
そしていいご飯を与えるとう◯こが臭くなくて小さいです。

まあそんな感じだったのですけど、翌日(前日脳梗塞発症)朝ご飯、食べない。昼ご飯食べない。

起き上がるのも大変だから顔の前まで持って行ったんですけど、フイって横むいてしまう。
これは…これはもう燃えたわけです。絶対に食べさせる!すぐ行動、野菜スープを作り、離乳食みたいに小分け冷凍、よしこれでいけるはずだと。

カリカリご飯にささみ+野菜スープ+《薬》
にんじん、白菜、カボチャ、オクラをフードプロセッサーにかけてお水だけで煮ました。

食べたけど、食べる量が減ったので薬に行き着くまでに食べるのやめてしまった…涙
くそー…そうか、量が多かったか。リベンジだ。でも今日の分の薬をのませないと(T-T)こうなったら薬だけのために奥義缶詰だ。

缶詰あける音だけでテンション爆上がりのこの子が食べないはずがないのですが、これあげると次からカリカリ食べなくなるから普段は食べさせません。なんとか缶詰《薬》で食べさせることが出来たのですが、やっとでした。缶詰にも反応しない。指で口の中に無理矢理入れるしかなくて…(;。;)ごめんよーと心苦しくて…。はあーあんなに食べることが大好きな子がこんなにも食べなくなるのかと絶望を感じつつも、先生の「ここから元気になった子いるから!」この言葉だけを励みに前向きに頑張っていこうと決めたのです。もちろん、先生がそう言ったんだから元に戻るに決まってる、だとかそういう受取り方はしていないです。戻らないこともあるだろう、このまま衰弱していくとかそんなこともあるんだろうともちろん理解していますよ。私自身が前向きに考えないと頑張れないからです。くよくよしても仕方ないから。やるしか無いけど、そこに心が追いつかないと悲しいだけだから、私自身がこの子の最期の時まで楽しんでお世話できるために、です。
笑顔は大切です!

いろんな食材を使って作れる手作りフードを調べてみたり、試行錯誤の日々…。カボチャを蒸してペーストにしてみたりとかマンゴーペーストを作ってみたりとか。毎日毎食大変でした。なんとしても薬だけは飲ませないと。
薬のために犬用牛乳を買ってみたり、犬用ちゅーる買ってみたり。
結局お薬の上にちゅーるをかけたものが一番食べてくれたような…笑
そっか、さすがいなばさんだな、猫のみならず犬までも虜に…笑
17年も一緒に暮らしてきたのにいなばさんに一瞬で負けた!!ような気がしたけども、まあね、うん。
1週間、そんな日々を過ごし再診に行きましたけどね、体重減少ですよ。そりゃそうですよ、ほぼ、ちゅーるしか受け付けないんですもん。
6キロあった子が5.2!!先生も「あー」って(;。;)「あー」って…。

ご飯を食べない理由は他にあるはずだと先生が言って、また検査。血液検査をしてみようと。結果待ってる間がもう長くて長くて…でも夜救急で来た時よりは覚悟がある私は動揺なんてしていませんよ!もう泣かない!
この病院、開院以来お世話になっているんですけど、開院から数年で待ち時間3時間なんてザラの人気の動物病院になってしまって。
それぞれ専門の先生がいたりとか、獣医師の人数が多い。もうね、狭いんですよ。こんなこと想像してなかったんだろうなと思う程に飼い主の数と病院の大きさが見合っていない。
なんでこんなに人気なのかという話はまた今度書こうと思うんですけどね。
検査結果、特に何も異常は無いけど、炎症をおこしているところがある、それは《歯》だと思う、と言われました。は?歯?
「この年齢だしね、もうこれは仕方がないから痛み止めを出そうと思うので、今までのお薬と一緒に飲ませて」
薬を飲ませるのがとても大変なことを先生に伝えたら、「あまーいシロップにしておきますから飲ませて!」って言ってもらえたんですけどね、もっと早くシロップにしておいてもらったらこんな苦労をせずに済んだのでは…?錠剤をシロップにねえ…考えもつかなかったよ…。ありがとう、先生、ありがとう、シロップ…と感謝しながらご飯をあげてみるのが楽しみになったわけですけれども。
そして、帰りにペットショップに寄って、新たなインスピレーションを得ようと色々見ていたんですよ。たまたまいなばのレトルトさんがお値打ち価格で売られていて、まあ物は試しに買ってみたわけです。
そして夏に大活躍、アースペットさんのペットスエット、脱水気味だからっていつも点滴してたんですけど、これも買ってみたんですね。そしてみんな赤ちゃんの時に食べていたんじゃないのボーロ。お腹に優しい乳酸菌がどうとか書いてあるもの。

シロップのお薬さん、いなばさんのレトルトさん、アースさんのペットスエットさん、赤ちゃんの時みんな食べたんじゃないのボーロさん。何にでもさんをつけるなと思うけれどもまあ、そんなことはどうでもよくて、これはもう私の優勝なのでは、と思いながらウキウキ帰宅したわけです。お腹がすいたであろう、フッフッフとニヤニヤしながらレトルトさんをお皿に、お供にペットスエットさんも準備。

もうね、優勝。勝ったね、私の優勝!
いやそれは私の優勝ではなくていなばさんの優勝なのではと夫に突っ込まれながらもそんなことは無視してるんるんるんですよ。
お薬もスポイトで牙の後ろ側にちゅーっとしてあげてって言う先生のアドバイス通りやってみたんですけど、力が強くて拒否されるんですよ。あんたどこにそんな力が残ってたんだねと突っ込み入れたくなるほどに強くて、これはこれで大変じゃないか!と思っていたわけです。

もう口に入ればいいのであればいなばさんのレトルトさんに全部お任せしたらダメなんでしょうか!!とひらめき、味の想像したら私は食べたくないけどとりあえずやってみたわけです。いなばさんのレトルトさんにシロップのお薬さんをかける。とんでもないなと思っていたんですがこれ、がっつくように食べたんです…。おう…それおいしいのかい?大丈夫なのかい?
まあ食べてるからいいのか…。
全部食べてまだ催促するんですけどね。いやそれはどうなんだろう!
いなばさんのレトルトさんに夢中なの?シロップのお薬さんに夢中なの?
それとも想像もつかないようなお味のケミストリーでもおこったの?

うーん、もう優勝だか完敗だかワケわからなくなってきましたね…。



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