ココアの日にココアの想い出を。
今日、立冬はココアの日なんですって。
ココアのイメージって冬じゃありません?世の中的にもココアはカラダが温まる飲み物と認識されているようで、11月上旬から飲む機会が増えるんですって。
森永製菓がココアの需要が増え、冬の気配を感じ始める立冬をココアの日としたそうですよ。
ココアの日で想い出したことがある。
衝撃のココアとの出会った話。
ココアと言えば、確かに普段はあまり飲まないし、飲むのは冬が多いかも。そして子どもの頃からココアといえば森永ミルクココアが定番だった。
ミルクココアしか知らずに大人になった私が、確かハタチ前後の頃の話になる。
当時、職場の仲良し同期の紹介で、宣教師さんの自宅で英会話を習うことになった。
英語に興味があったし、外国人とのコミュニケーションにも興味があったので、なんとなく通いだした。
毎回会話に困ってしまうと、バイリンガルで日本語ペラペラの6歳になる娘さんがこっそり通訳してくれちゃったから、英会話の方はまったくダメだった。
だけど異文化のアメリカンな生活様式に、毎回ワクワクしてたんですよね。
生まれて初めてタコスを食べたのも先生のご自宅だったし、座間キャンプのボーリング場でボーリングしたり、ビッグなハンバーガーを食べたりと、当時はコストコなんかなかったから、ホントに見たことや食べたことのないものに出会うことのできる場所でもあったんですよね。
ある冬の授業の日
寒かったでしょう?と、先生がココアをいれてくれた。
一口飲んだ瞬間、衝撃が走る。
大袈裟かも知れないけれど、まさに雷が落ちるとはこのことと言うくらい、味わったことのないおいしさだった。
今はね、おいしいものって世の中にたっくさんあるから、そこまで衝撃を受けることはないかも知れないけれど、当時は80年代後半。
コストコはないし、スタバだってないもの。
驚くことにそのココア、先生はただお湯を注いでまぜただけ。
牛乳入れないんかーーーーい!と思ったけれど、牛乳入れないのに、いや、入れるよりずー----っとおいしい。
アメリカ人の飲むココアはこんなにもおいしいのかとショックを受けた。
その後、そのココアが忘れられず、しかも二度と出会うこともなく過ごし、その想いでも忘れ去ってしまった、ずいぶんと経ったある日。
カルディやジュピターのような輸入食品を扱うお店が増えはじめた頃の話。
一緒に買い物していた友人が、「このココア、おいしいんだよね。」と、とあるココアの箱を手にした。
今では簡単に買うことのできるスイスミスのココアです。
へー、私も買ってみよう。
そんな軽い気持ちだった。
飲んで驚いた。
先生のいれてくれたココアの味だ。
これ、これだったんだ!
もう二度と飲むことはできないんだろうと思っていたあのココアは、冬になるとあの頃を思い出し、ふいに飲みたくなる想い出のココアになった。
久しぶりに飲みたくなったなぁ。
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パラレルキャリアをもつフリーランス助産師です。歩くパワースポットと呼ばれるくらい幸運体質な私が、妊娠/出産/子育て/女性の健康/の情報発信と日々のくらしのよしなごとをエッセイでつづっています。サポートしていただけたら最高にうれしいです!