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【助産師監修】妊娠中の肋骨の痛みはいつまで?原因と対処法を詳しく解説

こんにちは。助産師ちるです!今日は妊娠中によく経験する「肋骨の痛み」についてお話しさせていただきます。妊娠中のマイナートラブルの中でも、意外と多いのがこの症状。「これって私だけ?」「いつまで続くの?」という声をよく耳にします。

妊娠中の肋骨の痛みが起こる4つの原因

子宮の拡大による圧迫

お腹の赤ちゃんの成長に伴って、子宮が大きくなっていきます。そうすると、内臓が上の方に押し上げられて、横隔膜や肋骨を圧迫するんです。これが痛みの大きな原因の一つです。

妊娠ホルモンの影響

妊娠中は「リラキシン」というホルモンが増えます。これは出産に向けて関節や靭帯を柔らかくするホルモンなんですが、同時に肋骨周辺の組織も柔らかくなってしまい、痛みを感じやすくなってしまうんです。

姿勢の変化による負担

お腹が大きくなると、自然と重心が変わってきます。すると、知らず知らずのうちに姿勢が変化して、背中や肋骨に余計な負担がかかってしまうことも。

元気な赤ちゃんの動き

特に妊娠後期になると、赤ちゃんの動きが活発になってきます。その元気な蹴りが肋骨に当たって、「イタッ!」となることも珍しくありません。

妊娠中の肋骨の痛み、こんな症状に要注意!

普通の肋骨の痛みは心配ありませんが、以下のような症状がある場合は要注意です:

  • 突然の激しい痛み

  • ひどい息苦しさ

  • 発熱を伴う痛み

  • 日常生活に支障をきたすほどの強い痛み

こういった症状がある場合は、すぐにかかりつけの先生に相談してくださいね…!!

妊娠中の肋骨の痛みを和らげる7つの対処法

姿勢を意識する

良い姿勢を心がけることで、肋骨への負担を減らすことができます。背筋をまっすぐに伸ばして、肩を後ろに引くように意識してみましょう。

快適な睡眠環境を作る

横向きに寝るときは、膝の間に小さな枕を挟むと楽になります。また、体全体を支えるために、いくつか枕を使うのもおすすめです。

やさしいストレッチを取り入れる

軽いストレッチで筋肉をリラックスさせましょう。ただし、新しい運動を始める前には、必ず先生に相談してくださいね。

深呼吸を意識する

ゆっくりとした深呼吸は、肋骨周辺の筋肉の緊張をほぐすのに効果的です。とくに、肺を使った胸式呼吸による深呼吸は即効性も高いです!
ストレス解消にもなりますよ。

マッサージを試してみる

パートナーにお願いして、優しくマッサージしてもらうのも良いでしょう。ただし、強すぎない程度にしてくださいね。目安は、あなたが「気持ちいい!」と思う心地よさ!痛気持ち良いはだめですよ。

温めてリラックス

温かいタオルや湯たんぽで温めると、筋肉がリラックスして痛みが和らぐことがあります。

ゆったりした服装を選ぶ

締め付けのない、楽な服装を選びましょう。特にお腹周りは圧迫感のないものがおすすめです。

肋骨の痛みはいつまで続くの?

多くの場合、肋骨の痛みは出産後に自然と改善していきます。ただし、人によっては出産後しばらく(数週間から数ヶ月)痛みが続くこともあります。個人差が大きいので、焦る必要はありませんよ。

パートナーにできるサポート

パートナーの方にもできることがたくさんあります:

  • 優しいマッサージ

  • 重い物を持つなど、日常生活のサポート

  • 快適な睡眠環境づくりの手伝い

  • 話を聞いて心の支えになること

  • 医療機関への付き添い

まとめ:この痛みは赤ちゃんの成長のサイン

肋骨の痛みは確かに不快な症状ですが、これは赤ちゃんの成長を表すサインでもあります。無理は禁物ですが、できる範囲でケアを続けながら、この特別な時期を過ごしていきましょう。

つらい時は一人で抱え込まず、パートナーや医療スタッフに相談してくださいね。皆さんの妊娠生活が少しでも快適なものになりますように!

もっと妊娠中の不調のこと知りたい方は、無料のLINEレッスンを受け取ってくださいね。

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