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【助産師が解説】妊娠中のつわりって何?症状・時期・対処法まで徹底解説|辛い症状を乗り切るコツ
こんにちは!助産師のちるです。今日は、多くの妊婦さんが経験する「つわり」についてお話しさせていただきますね。「つわりってどんな症状なの?」「いつまで続くの?」など、妊婦さんからよく聞かれる疑問にお答えしていきます。
つわりって、どんな症状なの?
つわりは、妊娠初期から中期にかけて現れる症状なんです。主な症状としては、吐き気や嘔吐、食欲不振などがありますが、実は人によって症状はさまざま。匂いに敏感になったり、強い眠気に襲われたりすることもあるんですよ。
これらの症状が出るのは、実は赤ちゃんの成長を助けるhCGというホルモンが関係していると言われています。しかし、実際になぜつわりが起こるのか、というちゃんとしたメカニズムって解明されてないんです…。原因がわからないから予防がしにくいのが現状です。
いつからいつまで続くの?
多くの方は、妊娠5週目くらいからつわりを感じ始めます。特に8〜12週頃がピークになることが多いんですよ。でも、これも人それぞれ。早い人では妊娠3週目から、遅い人は7週目以降に症状が出ることもあります。
嬉しいお知らせは、多くの場合16週目頃までには自然に症状が落ち着いてくること。ただし、中には20週を過ぎても続く方もいらっしゃいます。また、妊娠後期に「後期つわり」として症状が出ることもありますので、その時はまた違った対応が必要になってきますよ。
つわりにはどんな種類があるの?
実はつわりには、いくつかのタイプがあるんです!
吐きつわり:
一番よく聞く症状で、吐き気や嘔吐が主な特徴です。空腹時や食後、特に匂いに敏感になって症状が出やすくなります。食べつわり:
逆に、何か食べていないと気持ち悪くなるタイプ。このタイプの方は、小分けに食事を取るのがおすすめです。においつわり:
特定の匂いで強い吐き気を感じるタイプ。食べ物の匂いだけでなく、普段何とも思わなかった香水や洗剤の匂いにも敏感になることがあります。眠りつわり:
とにかく眠い!という症状が主なタイプです。無理せず休息を取ることが大切ですよ。
つわりを乗り切るコツ
つわりの症状、辛いですよね。でも、こんな工夫で少し楽になるかもしれません:
食事は無理せず、食べられるものを食べられる時に
冷たい飲み物や食べ物が受け付けやすい方も多いです
こまめな水分補給を心がけましょう
匂いが気になる時は、換気をしっかりと
十分な休息を取ることも大切です
家族にサポートをお願いしましょう
要注意!こんな時は病院へ
つわりの症状には個人差がありますが、以下のような症状が出たら、すぐに病院を受診してくださいね:
1日中何も食べられない、飲めない状態が続く(目安は1日500mlのペットボトル2本分の水分が取れなくなったらすぐ受診!)
急激な体重減少がある(妊娠前の5%以上)
めまいや立ちくらみが頻繁に起こる(生活に支障をきたすレベルで)
尿量が著しく減る(いつもの半分以下は要注意!)
特に夜中や明け方に症状が悪化することが多いのですが、その時は無理せず、翌日の診療時間内に受診することをおすすめします。夜間の救急受診は待ち時間も長くなりがちですからね。
まとめ:つわりは必ず終わります!
つわりの症状は人それぞれ。症状が全くない方もいれば、かなり辛い思いをする方もいらっしゃいます。どちらも正常な妊娠経過の一つですので、ご安心ください。
つらい時は、無理せず周りに助けを求めることも大切です。この時期は赤ちゃんの成長のために大切な時期。ゆっくり休んで、マイペースに過ごしていきましょうね。
何か不安なことがありましたら、遠慮なく産科の先生や助産師に相談してくださいね。みなさんの妊娠生活が少しでも快適になりますように!
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