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『自分をいかして生きる』西村佳哲|読書記録01
今年の目標は本をとにかくたくさん読むこと。
ということで、読書記録もつけていきたいと思う。
1冊目は、西村佳哲『自分をいかして生きる』。
去年参加したプログラムで紹介されて以来読んだ方がいいなと思いながらも、読み切れていなかった本。
「わかるけど、どこか自分の落とし込めない」が本を読んだ一言目の感想。
西村さんが書く働くことは、決してこう働くべきだと言っているわけではないが、今の社会の働き方に在り方に対しての違和感から、私たちが時間を多く割く「働く」ことに向き合おうとされている本だったと思う。
今の私たちはどこか社会に対して奴隷的な面があると西村さんは言う。
一昔前のように、私たちはわかりやすく支配されているわけではないが、社会が循環していきやすいように、取り繕いながら奴隷のように支配されているのではないか。
そんな社会の中で、私たちが生まれてしまったからには、自分をいかして生きたいのではないか、そこには働くことが関わってくるのではないか。
必ずしも働くべきとは言わないが、どんなことであれ集中してやってみることで進退と意識が覚醒して、充実してくる。
存在を存分の投入して働くのは、とても大切なことだと思う。
西村さんはこのように述べている。
わかる、わかるんだが、どうやるのか。
身を投じるとは何なのか。働くとはそんなに楽しいのか。
責任を負い、自分を組織と接続することを常に強制されて、しんどいのではないか。
あれやこれやと思ってしまい、あまり自分の中に落とし込めていない。
きっと私のよくない部分である「今ここへの意識の薄さ」がこの本の落とし込めなさに繋がっているんだろう。
今ここでできることをとにかく全力でやってみる。
そんなことができるようになった先に、もう一度この本を読んでみることにしたい。