#07. マジックの継承
みなさんこんにちは
野球だいすき福良美恵です。
WBCが開幕し、
日本は1次リーグ全勝で
グループBを1位通過。
連日のテレビの中継に釘付けになった人も多いかと思います。
平均世帯視聴率が4試合、全てが40%越え、
まさに日本国民がどれだけWBCに注目してるかが伺えますよね。
そんな世界が注目するWBCですが、
歴代最強と言われている日本代表の侍ジャパン
その侍ジャパンで指揮を取るのが、
栗山英樹監督
今回は、栗山英樹監督について
書いていこうと思います。
私が初めて栗山監督をしっかりと認識したのは、
日本ハムファイターズの監督に就任した時でした。
その頃ぐらいからだった気がします。
気が付いたら私は、
ファイターズのファンになっていて、
無意識のうちに日本ハムファイターズの虜になっていました。
2012年
ダルビッシュ投手がメジャーへ挑戦する年に
栗山監督が日本ハムへやってきました。
そしてその年にメジャーに行く
ダルビッシュ投手。
そして入れ替わるかのように
「みちのくのダルビッシュ」と言われた、
大谷翔平選手が花巻東高校から
ドラフト1位で日本ハムファイターズへ入団。
2012年はそんな年だったなぁと、
少しずつ当時のことを思い出してきました。
プロ野球選手としての栗山英樹は
29歳という早すぎる引退の後、
野球解説者、スポーツキャスターとして
いろんな番組や試合で司会や取材を担当していました。
その栗山監督が、
憧れている人の1人が、
三原脩さん
戦後の巨人、西鉄、大洋、近鉄、ヤクルト
5球団の監督を歴任し、歴代2位の通算監督勝利数。
三原マジックという
魔術師と称された名監督です。
球史に名を残した偉人である
三原脩監督が残した秘伝の野球ノートがある。
その秘伝のノートは
怪童と呼ばれた中西太さんへ渡り、
その後栗山英樹監督へと渡ります。
そんな秘伝のノートの序章には
こう書かれていたそうです。
「野球の総てを一定の型にはめることはできない」
この文章を見た瞬間、鳥肌が立ちました。
そして、
そのノートに書かれていることは、
野球をする人、好きな人なら、
スッと身体に溶け込むような、
一文一文読むたびに、
納得するようにその言葉の状況が頭に浮かぶ。
そんな内容でした。
きっと栗山英樹監督も、
これを見た時に同じことを思ったんだと思います。
「野球の神様からの贈り物」
私もそう思ってしまいました。
そこには、数々の状況での
人間の心理だったり、哲学が綴られていて、
栗山監督もそのノートを何度も読み返してるそうです。
毎回印刷し直して、
毎回まっさらな状態で読む。
毎回それを見比べると、
線を引いている箇所が違うそう。
その時の状況で、
捉え方が何通りもあるように見えると。
そんな三原脩さんの魂を継承する
栗山監督の采配、戦略、考え方は
日本ハムファイターズ時代も
素晴らしくもよく発揮していた。
あの時、
二刀流なんてできないと言われた大谷翔平を
DH制
投手の代わりに
打者専門の選手が打席に立つ制度のパ・リーグで、
投手として、打者としても二刀流で、
試合に出場させたり、
打線でなかなか調子が上がらなかった、
北のジャイアンと呼ばれた中田翔選手を
どれだけ打てなくても4番で使い続けたり。
当時の私も、
世間の目と同じように、
「二刀流なんて厳しい?」
「そんなに4番で使い続けなくても、、、」
って思ってました。
しかし、
そのノートにも書かれていた
「野球の総てを一定の型にはめることはできない」
その言葉通りにうまくいったのか、
栗山監督は就任した1年目で
北海道日本ハムファイターズのリーグ優勝に貢献し、
そして、
あの時に大谷翔平の二刀流を受け入れ、
その言葉通りに実践し、
大谷翔平も二刀流で世界をここまで驚かせるまでになった。
そんな栗山監督が指揮を取る
今大会のWBCでも
史上最年少で三冠王を取った23歳の村上宗隆を
4番として使い続ける栗山監督を私は信じたいです。
「調子のいい時に勝ったり、
成績が良かったりするのは当たり前の事で
誰でもできる事
悪い時に辛抱を積み重ねて努力し、
忍耐によって立ち直ることが大切である。」
(三原脩さんのノートより)
彼もまたきっとこの壁を乗り換えたら、
またとんでもない記録を残してくれると信じています。
だって、今までもそうだったように。
そして、
「いい監督ってどんな監督?」
「親みたいな、父親みたいなもん」
と言った人もいました。
その言葉通り、
父の背中を見て育つ子どものように、
栗山監督の背中を見て育った彼らを信じて
世界一を獲ると信じて私は応援します。
そして、
その魂をずっとまた次の世代へと
継承していって欲しいと思いました。
明日16日の準々決勝
イタリアとの一戦
私もテレビの前で応援します。
皆さんも一緒に応援しましょう!
あと3試合勝てば世界一。
でも負けたら終わり。
歴史的な瞬間を見たい。
がんばれ日本!!
がんばれ侍ジャパン!!
栗山マジック!
ハッスルせよ侍ジャパン!!!