自分の周りにまともな大人が見つからないな、と思いませんか?(読書メモ)
こんにちは🙂むらりです。
こちらの読書メモ②です。
著書/藤原和博
『35歳の教科書』
今から始める戦略的人生計画
①はこちらからご確認ください。
もし、周りにまともな大人が見つからないな、と思っている人がいるとすれば、
現代が、「成長社会」から「成熟社会」に入り、モデル不在の時代であるからです。
非常にわかりやすい表現だったのが、
『「野球」の時代から「サッカー」の時代に入った』というところでした。
※スポーツ名は、例えです。
野球は、時間に限りがなく進み、攻守が順番に入れ替わります。
第三者の審判がストライクやアウトを決めます。
そして、役割が固定していて、ピッチャー、ショート等、守備と打者が決まっている。
だから、みんな一緒に、という管理野球が常道になりました。
「正解主義」のゲームです。
対して、サッカーは、時間に制限があります。
攻守は同時多発的に起こり、審判は反則のみをみる人で、あとは自分たちだけでゲームを進めます。(攻撃は最大の防御)
キーパーを除き、役割をそれほど固定せずに、状況に応じて選手が「それぞれ一人一人」自分の判断で臨機応変な対応をします。
やっているうちに直しながら進む「修正主義」のゲームです。
このように、どちらが良い悪いではなく、ルールが変わったので、戦い方も変えなければなりません。
■なぜ、人生に戦略が必要なのか?
成熟社会は、「多様で、複雑で、変化が激しい」が特徴です。
一流大学を出て、一流企業に就職する人が憧れられる時代から変わり、人の価値観が多様化、複雑化し、これまでにないスピードで変化しています。
会社で、給料や役職が上がることがビジネスマンの正とされていた時代から、
あるべき姿が変化したのでしょうね。
仕事に打ち込める3000時間があったとしたら、3分の1の1000時間を本業に投資し、
残りの3分の2の2000時間は、戦略的に
「自分への投資」と「家族と地域社会への投資」に使い、未来の自分へと投資をしていく。
会社に依存することなく、自分なりの豊かな生活を見つけていく必要があるのですね。
むらり🙂